パリの寿司屋「Koba」
現地の日本人や旅行者だけではなく、フランスの人々にも日本の味と文化を伝えてきました。お店を切り盛りするのは、ラオス出身のオーナーであるKOBAさんで、5カ国以上の言葉を話すことができる国際色豊かな人柄が、異国情緒あふれるパリの街によく馴染んでいます。
日本料理店ではありますが、その枠にとらわれないメニューと、豪快で温かいおもてなしが、お店の大きな魅力のひとつとなっています。
このお店の最大の魅力は、なんといってもオーナーKOBAさんのサービス精神と、ユニークなエピソードの数々です。
KOBAさんがかつて、まだ有名になる前からパリを訪れていた魚類学者の「さかなクン」と交流があったことは、知る人ぞ知るお話です。店内には、さかなクンが描いた魚の絵が飾られていて、訪れた人々の目を楽しませています。
また、日本語のメニューを用意するなど、外国の地でホッとできるような心遣いが細部にまで行き届いています。さらに、お店のムードメーカーとして、かつては「朱 ♂」という名前の大きな招き猫が住みついていたという愛らしいエピソードも残されています。まるで親戚の家に遊びに来たような、アットホームで飾らない雰囲気は、オーナーの人柄がそのままお店の空気を作っているからでしょう。
KOBAを訪れたなら、まず味わっていただきたいのは、お寿司やお刺身を中心とした新鮮な魚介を使ったメニューの数々です。
特に魚料理の品揃えは充実していて、ネタが豊富に盛り付けられているのが特徴です。一般的にイメージするようなお上品で洗練された盛り付けではありませんが、豪快かつたっぷりとしたボリュームで提供されるため、お魚を心ゆくまで堪能したい方にはたまらないでしょう。新鮮な魚をふんだんに使った刺身の盛り合わせや海鮮サラダは、そのボリュームと、魚介の鮮度を生かした和風の味付けで高い人気を誇っています。
他にも、日本の味を恋しく思う人々から熱い支持を集める名物料理があります。たとえば、日本では高級食材として知られる鰻を使い、パリで味わえるうな丼は、香ばしいタレとふっくらした鰻の脂がたまらないと評判です。
魚介が中心の日本料理店でありながら、特製ラーメンや、豚肉と鶏肉の濃厚なスープで作られるスペアリブの揚げたやつといった、オリジナリティあふれる肉料理もメニューに並びます。
- さかなクンが20歳の頃に描いたメニュー表
- 日本で修行した店主
| 住所 | 7 Rue de la Michodière, 75002 Paris, フランス |
|---|---|
| 電話 | 01 47 42 16 58 |
※公式サイト・Instagramから情報を引用させていただいております。
加藤浩次・宇賀神メグ・島崎和歌子・高橋茂雄・さかなクン
[記事公開日]
この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
