【人生最高レストラン】ソルロンタン『赤坂一龍 別館』韓国スープのお店の場所〔倖田來未〕

2025年9月13日放送の【人生最高レストラン】ゲストの倖田來未さんが紹介した、ソルロンタンのお店は『赤坂一龍 別館』です。

『赤坂一龍』は1964年に韓国大使館の事務員として働いていた韓英子（ハン・ヨンジャ）さんが、外交官や役人からなる使節団に本場の韓国家庭料理を振る舞ってほしいという要望を受けて開店した、赤坂で最も古い韓国料理店です。

新大久保がコリアンタウンになるずっと前の時代から、政府関係のビルや各国大使館に囲まれた赤坂の地で、本格的な韓国の味を守り続けています。

別館はソルロンタンにほぼ特化した24時間営業の専門店として知られていることが挙げられます。
ソルロンタンは韓国語で「雪のように濃いスープ」という意味を持ち、牛頬肉を牛骨で長時間煮込んで作る真っ白な乳白色のスープです。
この店のソルロンタンは火を絶やすことなく数十年来煮込み続けられており、牛肉の旨味がたっぷりと溶け出した濃厚でありながらあっさりとした味わいが特徴です。

テーブルに置かれた塩と胡椒で自分好みの味に調整しながら楽しめ、体調不良の時や二日酔いにも効果的とされています。韓国アイドルや俳優も多数来店することで知られ、東方神起ユノやチャン・グンソク、NCT DREAMなど多くの韓国芸能人にも愛され続けています。

本館で最も人気の料理はコムタンです。牛テールとハチノスを弱火でコトコト煮込んだ白いスープで、シンプルながらも深みのある身体にじっくりと染み渡る優しい味わいが魅力です。
別館のソルロンタンと似た見た目ながら、コムタンはより透明に近く、醤油や塩で予め味付けされているのが特徴で、ご飯と一緒にいただく伝統的なスタイルで提供されます。付け合わせのキムチやカクテキ、野菜のナムルなどの小皿が箸休めとなり、一滴残らず飲み干してしまう美味しさです。

その他の名物料理として、スユックは特選和牛頬の蒸し肉で、柔らかく蒸し上げた牛頬肉をねぎと特製タレでいただく逸品です。ゼラチン質の部分が特に美味しく、さっぱりとした中に牛肉本来の旨味が凝縮されており、マッコリなどのお酒との相性も抜群です。

チヂミは海の幸と五種類の野菜が入った本格的な仕上がりで、外はカリッと中はもちもちの食感が楽しめます。

チャプチェは春雨と牛肉、五種野菜を炒めた料理で、辛くない優しい味付けが女性に特に人気です。
本館ではビビムウドンも評判で、韓さん特製の赤唐辛子味噌「タテギ」を絡めたモチモチの冷たい手打ち麺に、自家製キムチやリンゴ、キュウリをトッピングした、品の良い甘みの後に複雑な辛味が押し寄せる癖になる味わいです。どの料理も韓国の11種類のパンチャン（小皿のおかず）が無料で付き、韓国のり以外はおかわり自由というのも嬉しいポイントです。

加藤浩次・宇賀神メグ・島崎和歌子・高橋茂雄・倖田來未