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スパゲッティバジリコ 六本木一丁目駅「キャンティ 飯倉片町本店」
東京都港区麻布台に佇むこのお店は、創業者の川添浩史さんと妻の梶子さんによって開かれました。川添浩史さんは大政奉還の立役者である後藤象二郎を祖父に持つという華やかな血筋で、若い頃にパリへ遊学し、写真家ロバート・キャパと交友を深めた文化人でもありました。
妻の梶子さんはイタリアで8年間過ごした経験を持ち、その豊富な体験をもとに店の料理やデザインを手がけました。キャンティは開店当初から文化的なサロンの役割を担い、各界の著名人が集う特別な場所となりました。
キャンティの最大の特徴は、スパゲッティ・バジリコという独創的なパスタ料理を生み出したことです。1960年代当時、フレッシュなバジルは日本で簡単に手に入らなかったため、梶子夫人が自宅の庭でバジルを栽培し、さらに日本人の口に合うよう大葉やパセリを混ぜて工夫しました。
この革新的なレシピは、イタリアのペスト・ジェノヴェーゼを参考にしながらも、日本独自のアレンジを加えた画期的な一品でした。スパゲティやナポリタンしか知られていなかった時代にこのパスタが登場したのは、まさに衝撃的な出来事だったのです。店では途中から粉チーズをかける食べ方を推奨しており、バジリコとチーズの組み合わせが絶妙なマリアージュを生み出します。
仔牛のカツレツ ミラノ風は、ランチコースの定番メニューとして愛され続けており、とろけるようなチーズと香ばしい仔牛肉の組み合わせが絶品です。デミグラスソースは程よい苦味のある大人の味わいで、カツレツの甘みと見事なバランスを保っています。
本場イタリアのミラノ風カツレツの技法を忠実に再現しながらも、日本人の嗜好に合わせた繊細な調理が施されているのが特色です。
前菜のワゴンサービスは、タコのマリネやシーフードマリネ、茄子のアンチョビとガーリックソテー、ズッキーニで包んだサーモンとアボカドのタルタル和えなど、色とりどりの美味しい前菜から好きなものを選ぶことができます。
デザートも同様にワゴンサービスで提供され、プリンやティラミス、ケーキなど多彩なスイーツが用意されています。
また、金曜日限定の裏メニューとしてブイヤベースも提供されており、フランス料理の伝統的な魚介スープを味わうことができます。1階のアル・カフェでは気軽にイタリアンを楽しめ、特に特撰ハンバーグはデミグラスソースとの相性が抜群で、カフェの人気メニューとなっています。
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キャンティ 飯倉片町本店(麻布十番/イタリア料理) – Retty(レッティ)
[イタリアン好き人気店☆☆] こちらは『キャンティ 飯倉片町本店(麻布十番/イタリア料理)』のお店ページです。実名でのオススメが109件集まっています。Rettyで食が好きなグルメな人たちからお店を探そう!
retty.me
1960年開業、古き良き時代のおもかげはそのままに、長年すてきなお客様方からご贔屓にして頂いております。バジリコやカツレツ、ワゴンサービスなど「子供の心をもつ大人たちと大人の心をもつ子供たちのために」つくられた場所です。
www.chianti-1960.com
| 住所 | 東京都港区麻布台3-1-7 B1F |
|---|---|
| 電話 | 03-3583-7546 |
加藤浩次・宇賀神メグ・島崎和歌子・飯島直子
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
