【人生最高レストラン】薬膳火鍋『天香回味』赤坂のお店の場所〔深田恭子〕

2025年8月23日放送の【人生最高レストラン】でゲストの深田恭子さんが紹介した、薬膳火鍋のお店は『天香回味』です。

天香回味は2001年に台湾の台北で創業した薬膳火鍋専門店で、日本には2003年に日本橋本店が初出店しました。赤坂エリアには赤坂店と赤坂別館の2つの店舗があり、いずれもHK赤坂ビル内にあります。

創業者の林振龍オーナーは元々飲食業とは無関係の仕事をしていましたが、中国への出張先で運命的にモンゴル風の薬膳火鍋と出会い、その深い味わいに魅了されました。半年をかけて秘伝のレシピを学び、薬膳の配合と製法を習得した後、台湾に持ち帰って研究を重ね、現在の天香回味鍋を完成させたのです。

このお店最大の特徴は、数十種類の純天然植物エキスを抽出した独特のスープ。
モンゴルの英雄チンギスハンが考案したと伝えられる天香回味鍋は、赤い辛口スープの天香鍋と白い甘口スープの回味鍋の2種類で構成されています。

天香鍋はナツメグ、草果、白豆蒄などの漢方をベースにしており、唐辛子や山椒とは異なる独特のクミンが主張するスパイス感のある味わいが特徴です。一方回味鍋は龍眼肉、当帰、クコの実などの薬膳素材を使った円やかで滋養豊かな白湯スープで、どちらもタレを使わずに食材をそのまま煮て食べることができます。

人気は米沢豚一番育ちしゃぶしゃぶ肉です。山形県産の最高級銘柄豚を薄くスライスしたこの肉は、薬膳スープの旨味を吸収して柔らかく上品な味わいになります。

天香鍋で食べるとスパイスが効いて食欲をそそり、回味鍋で食べると豚肉本来の甘味が引き立ちます。
また米沢豚一番育ち入り小籠包も店の看板メニューで、点心師が手作りする皮はもちもちとした食感で、中から溢れる肉汁がたまりません。

薬膳スープと同じ味付けで作られた具材は、火鍋の合間に食べる絶品の一品料理としても楽しめます。

さらにクロレラ入り翡翠麺は美しい翡翠色をした手作り麺で、薬膳スープによく絡んで〆に最適です。火鍋具材では国産キノコと色とりどりの国産野菜盛り合わせ、魚丸やエビのすり身団子といった自家製練り物、台湾から直送される無農薬茶なども人気が高く、体に優しい食材にこだわった健康志向の火鍋として多くのリピーターに愛され続けています。

加藤浩次・宇賀神メグ・島崎和歌子・YOU・深田恭子