2025年9月21日放送の【路線バスで寄り道の旅】松村邦洋さんがゲストロケで紹介した、 新中野の蕎麦屋さん・鴨せいろのお店は『志喜千庵』です。

松村邦洋さんが行きつけの『志喜千庵』は、昭和26年（1951年）に創業した、東京都新中野にある手打ちそばのお店です。

長年地域に親しまれてきた老舗ですが、2019年10月にリニューアルオープンし、より快適に食事ができる空間になりました。

石臼で挽いた自家製粉の蕎麦粉を使用し、毎日その日の分だけ手打ちしているというこだわり。昼は蕎麦屋として、夜は居酒屋としても利用できるため、様々なシーンで訪れることができます。

お店の最大の特徴は、蕎麦粉の鮮度と手打ちへのこだわりです。北海道・摩周そばの玄蕎麦を使い、店内の石臼製粉機で挽いた新鮮な蕎麦粉で毎日手打ちしています。
これにより、蕎麦本来の風味と、モチっとした弾力のある食感、そして強いコシが生まれます。また、蕎麦つゆも丁寧に出汁をとっており、バランスの取れた味わいが蕎麦の美味しさを一層引き立てます。

人気の料理は、石臼挽き手打ちの蕎麦とボリューム満点の天ぷらがセットになった『野菜天ざる』です。揚げたてのサクサクの天ぷらは、野菜の甘みと蕎麦の風味を存分に楽しめます。

その他にも、『おかめそば』は、蒲鉾、卵焼き、カニカマ、椎茸、三つ葉など色とりどりの具材が彩り豊かに盛り付けられ、見た目にも華やかです。やや甘めのつゆは鰹出汁の旨味がしっかりと感じられ、角のないまろやかな味わいが特徴です。

また、イタリアン風のカレー風味で野菜を仕上げた『杜茉冨（とまと）』は、鶏の旨味と野菜の甘みが溶け込んだつけ汁が、トマトの酸味とスパイシーなカレーの風味が融合した、他にはない独創的な味わいを楽しめる一品です。

徳光和夫・田中律子