2025年8月3日放送の【路線バスで寄り道の旅】イルカさんがゲストロケで紹介した、荻窪のイルカさんが20年以上通うインドカレーは『ナタラジ』です。

ナタラジは1998年に創業した日本初の菜食インド料理レストランで、荻窪駅南口から徒歩3分の場所にあります。当初は高田馬場の小さな店舗からスタートし、1998年に現在の荻窪に移転しました。ベジタリアンという言葉すら浸透していなかった時代から、アーユルヴェーダの知恵に基づいた自然派インド料理を提供し続けています。

肉や魚を一切使わずに大豆ミートや野菜だけで作られた本格的なインドカレーが名物で、特に看板メニューのナタラジカレーは、まるでお肉のような食感の大豆ミートを20種類以上のスパイスで煮込んだ辛口カレーで、創業当時から変わらぬレシピを守り続けています。

また、国産小麦と天然酵母を使ったタンドール窯焼きのナンは同店オリジナルの製法で、特に卵と牛乳を使わない小松菜ビーガンナンは小松菜を生地に練り込んだ珍しい一品として注目を集めています。南房総と山梨にある自家農園で完全無農薬・有機肥料栽培された季節の野菜を使用しており、化学調味料や保存料、食品添加物は一切使用していません。

人気の料理はパラクパニールで、たっぷりのほうれん草を使った濃厚なルーと自家製チーズのパニールが入ったリッチなカレーです。自家農園で栽培されたオーガニックほうれん草を1束以上使用し、トロッとしたほうれん草のルーがクリーミーなチーズと絡み合って極上の口当たりと野菜の旨味を味わえます。

その他の名物料理として、カリフラワー、ナス、ジャガイモなど大きめカットの新鮮野菜がたっぷり入ったベジタブルカレーは、自家農園から直送される生命力あふれる野菜の甘味とスパイスが絶妙にマッチした一品です。

さらにナタラジマカンワラでは、トマトとバターの濃厚なソースに柔らかく煮込んだ大豆ミートを合わせ、トマトとナッツをふんだんに使い生クリームでマイルドに仕上げています。

徳光和夫・田中律子