ほうとうラザニア定食「蚕室カフェ かみず」

かつて「シルクの里」として栄えたこの地域で、両親が蚕を育てていた築60年ほどの蚕室を改装し、2019年5月にオープンしました。
風間美智子さん(73歳)
店を営むのは風間美智子さんは、幼い頃から養蚕の手伝いをしながら育ち、高校卒業後は祖母の勧めで栄養士の道へ進みました。
学校給食の献立作りや栄養管理に携わりながら2人の子どもを育て上げ、60歳で定年退職を迎えた後も、青少年センターの食堂などで働き続けてきました。
定年後も美智子さんの頭の片隅にいつも残っていたのは、両親から引き継いだガランとした蚕室と、幼い日の養蚕の思い出でした。
すでに養蚕を廃業していた両親の建物を前に、「もう一度ここを、人が集まるにぎやかな場所にしたい」「ここで食事を提供することが故郷への恩返しになるのではないか」と考え、蚕室のリノベーションを決意します。
骨組みの鉄骨補強をそのまま活かしながら改装された店内は、吹き抜けの天井と回廊のような2階が独特の空間体験をもたらし、養蚕文化の記憶とともに、地元の人々がくつろぐ場として息づいています。
店名の「かみず」とは、甲州の言葉で桑の実を意味します。蚕の主食である桑の木に実る果実の名前をそのまま店名にしたところに、土地の記憶と食をつなごうとする美智子さんの姿勢が滲みます。

お店のイチオシは、なんといってもほうとうラザニア定食です。
山梨を代表する郷土料理「ほうとう」の麺を茹でてラザニアに仕立てるという、和とイタリアンの大胆な融合が話題を呼んでいます。
ミートソースには隠し味として自家製の味噌が加えられており、とろけるチーズとの相性は格別です。
ほうとうの麺のもちもちとした食感が、イタリアンの濃厚な味わいとひとつになる瞬間は、ここでしか出会えない体験となっています。
ランチタイムにはランチプレートが人気。
採れたての地元野菜がたっぷりと盛り込まれた小鉢が並ぶ定食スタイルで、色とりどりの野菜料理が食卓を彩ります。
栄養バランスにも配慮された内容は、長年給食づくりに携わってきた美智子さんらしい丁寧な仕事。
また、でっかいエビフライプレートは、サクッとした衣と食べ応えのある身の組み合わせが印象的で、しっかりとした満足感を求める方におすすめです。甘辛い味付けで仕上げた牡丹チャーシュー丼も、食事としての楽しみを広げてくれる一品となっています。
山梨の食文化を感じさせる御膳料理も充実しており、浅利与一御前や板額姫御前では、ほうとうや鍋焼きうどんをメインに、ニジマスの唐揚げや季節の小鉢、ミニデザート、プチコーヒーが添えられています。
地元で採れた野菜を中心にした素朴な料理はどこか懐かしく、滋味深い味わいです。
そして店名の由来となったかみず(桑の実)のデザートは、自然な甘さとやさしい後味が印象的で、食事の締めくくりにぴったりです。
お店の2階は着物や帯、手作り工芸品などを展示・販売するギャラリーになっており、食事の前後にゆっくりと眺めながら過ごせます。
- 養蚕を現代に伝えるカフェ
蚕室カフェ かみず(中央市/カフェ) – Retty(レッティ)
こちらは『蚕室カフェ かみず(中央市/カフェ)』のお店ページです。実名でのオススメが1件集まっています。Rettyで食が好きなグルメな人たちからお店を探そう!
retty.me
| 住所 | 山梨県中央市木原236-1 |
|---|---|
| 電話 | 090-1798-6903 |
※公式サイト・Instagramから情報を引用させていただいております。
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!







