2025年12月28日放送の【メシドラ 兼近＆真之介のグルメドライブ】でEXIT兼近さん・満島真之介さんと、小手伸也さん・浅利陽介さんがロケで紹介した、しまなみ街道・愛媛・広島のロケ地・お店をまとめて紹介します。

Kitasaya.Roasteryは、2023年4月12日に愛媛県松山市北斎院町にオープンした自家焙煎の珈琲専門店です。

店主のコーヒー好きが高じて誕生したお店で、店内は洗練されたインテリアが配され、どこを撮影しても絵になるような心地よい空間が広がっています。
ご夫婦で営まれており、気さくな店主と笑顔の奥様がお客様をあたたかく迎えてくれます。

厳格な品質基準をクリアした高品質なスペシャルティコーヒーのみを取り扱っていて、豆本来の個性を最大限に引き出すため、浅煎りに仕上げた自家焙煎コーヒーを一杯ずつ丁寧にハンドドリップで提供しています。
透明感のある美しい浅煎りコーヒーは、従来のコーヒーとは一線を画す「コーヒーらしくない余韻」を感じさせてくれる一杯です。また、スペシャルティコーヒーのダイレクトトレードプラットフォームであるTYPICAにも登録されており、エクアドルやコロンビアの生産者から直接仕入れた旬のコーヒー豆を取り扱っています。

看板メニューとなっているのがハンドドリップコーヒーで、コロンビアなど複数の産地の豆から選ぶことができます。丁寧に淹れられたコーヒーは、浅煎りならではの華やかな酸味とフルーティーなフレーバーが楽しめます。

オーツミルクカフェオレも人気の一杯で、コーヒーの苦味とオーツ麦の自然な甘みが調和し、癖のない飲みやすさが魅力です。ガラスのカップに注がれたその姿は見た目にも涼やかで、植物性ミルクを使用したヘルシーな選択肢として多くの方に支持されています。さらに、愛媛県産のみかんジュースであるブラッドオレンジとひめこはるの2種類も取り揃えており、地元の味わいを楽しむことができます。焼き菓子すみれが手がけるスイーツも不定期で販売されており、抹茶と小豆のドーナツやミニワッフルなど、温めて提供される優しい甘さの焼き菓子がコーヒーとよく合います。スイーツの販売状況については、お店のInstagramで随時更新されているので、確認してから訪れるとよいでしょう。

営業は午前9時から午後6時まで、金曜日が定休日となっていますが、不定休もあるため訪れる際にはSNSでの確認をおすすめします。店舗横には4〜5台の駐車場があり、店外にはドッグフックやベンチも設置されているため、愛犬とのお散歩の途中にも気軽に立ち寄れます。

カフェトレインベイサイドは、愛媛県松山市堀江町の海沿いにたたずむユニークなカフェで、2023年7月23日に店舗改装を経てリニューアルオープンしました。外観はヨーロッパの長距離列車オリエント急行をイメージしており、まるで列車が海辺に停車しているかのような印象的なたたずまいです。県道347号沿いにあり、レトロな看板が目印になっています。店内は電車の車内を思わせるつくりで、落ち着いた茶色を基調としたインテリアが旅情を誘います。全席がボックス席になっており、各席にはカーテンが設えられているため、プライベート感を保ちながらゆったりと過ごせるのが魅力です。窓際の席からは瀬戸内の海を一望でき、まるで海沿いを走る列車に乗って旅をしているような気分が味わえます。

このお店の最大の特徴は、炭火焼きのコーヒーをサイフォン式で一杯一杯丁寧に淹れていること。炭火焼ベイサイドブレンドは、苦味とコクがありながらもマイルドな味わいで、香り豊かな一杯として人気を集めています。サイフォンで淹れるコーヒーならではのすっきりとした苦味が楽しめ、海を眺めながらゆったりと過ごすひとときに最適です。

モーニングメニューが朝8時から19時まで終日楽しめるのも、このカフェの人気の理由です。サンドウィッチやホットサンドなど全10種類が揃い、どれもドリンクとセットで注文できます。中でも厚切りチーズトーストは、半分にカットしたときにとろりと溶けるチーズが魅力的で、サクサクとしたオニオンチップが食感のアクセントになっています。朝食としてだけでなく、ブランチとしても気軽に立ち寄れるメニュー構成です。

デザートメニューも充実しており、コーヒーゼリーパフェやチーズケーキなどのスイーツが揃っています。コーヒーゼリーパフェは、炭火焼きコーヒーを使用したほろ苦いゼリーの上に、バニラアイスと生クリームがたっぷりとのせられ、下層のキャラメルソースとチョコチップが味のアクセントになっています。チーズケーキはしっかりとした味わいで、少し固めの食感が特徴です。また、16時以降には韓国発祥のスイーツクロッフルもオーダーできるため、午後のティータイムにも最適です。夕方に訪れれば、窓から沈みゆく夕日が海に映る美しい景色を眺めながら、優雅なひとときを過ごすことができます。テラス席はペットも同伴可能なので、愛犬と一緒に海風を感じながらくつろげるのも嬉しいポイントです。

道の駅今治市多々羅しまなみ公園は、瀬戸内海に浮かぶ愛媛県の大三島にあります。しまなみ海道の途中に位置し、大三島インターチェンジを降りてすぐの便利な場所に、しまなみ海道最大級の直売所として賑わっています。この道の駅は、かつての上浦町多々羅しまなみ公園から、市町村合併を経て現在の名前となりました。目の前に広がるのは、二羽の白鳥が羽を広げたように美しいと称される世界最大級の斜張橋「多々羅大橋」です。橋のたもとに誕生したこの総合公園は、レストランや特産品センター、レンタサイクルターミナルなどを備え、島を訪れる人々の大切な観光拠点となっています。

この道の駅の最大の魅力は、多々羅大橋と瀬戸内海の景色を一度に堪能できる絶好のビュースポットであることです。特に、建物の裏側に回ると、広々とした海原と雄大な橋の姿が目の前に広がり、思わず深呼吸したくなるような開放感があります。また、サイクリストの聖地として知られるしまなみ海道の拠点らしく、「サイクリストの聖地記念碑」が建っているのも特徴です。さらに、公園内にはフランスのノルマンディー地方から友好の証として贈られた「しあわせの鐘」もあり、穏やかな潮風の中で鐘の音を響かせることができます。かぶとをかたどった多々羅展望台や、水軍をイメージした水軍公園なども整備されていて、景色を楽しむだけでなく、散策する楽しみもあります。近年は、外国人観光案内所の設置やキャッシュレス決済の導入など、海外からのお客様にも利用しやすい環境を整えている「重点道の駅」です。

レストラン「多々羅夢岬」では、地元の新鮮な海の幸や山の幸を使ったお料理を楽しめます。なかでも、食通の間では幻の高級魚と呼ばれる「マハタ」や、瀬戸内の豊かな海で育まれた「ひらめ」を使った料理が名物として人気です。これらの新鮮な魚介類と、大三島をはじめとする島の農作物を用いたお料理は、訪れる人々に瀬戸内海の恵みを伝えています。また、直売所の「ふれあい屋台市」には、地元で採れたばかりの新鮮な柑橘類や野菜が並び、特に休日には多くの観光客やサイクリストで賑わっています。

お土産や軽食も非常に充実しています。特におすすめしたいのは、大三島のご当地バーガーであるたいカツバーガーです。来島海峡の急流でもまれた来島鯛をカツにして、シソの風味が爽やかな特製のタルタルソースを絡めた逸品で、小腹が空いた時にぴったりです。昔ながらの製法で作られる大三島銘菓も定番で、大山祇神社の紋章が入ったパリパリ食感の大三島せんべいや、サツマイモを使った伝統の和菓子芋吉などが並び、お土産選びに迷うほどの品揃えです。さらに、デザートには、伯方の塩をバニラソフトクリームに練り込んだ伯方塩ソフトがとても人気を集めています。塩のしょっぱさがソフトクリームの甘さを引き立て、旅の疲れを癒してくれるでしょう。大三島観光の拠点として、またしまなみ海道の休憩所として、絶景とお食事、お買い物を楽しめる道の駅です。

兼近大樹・満島真之介・今井翼・小手伸也・浅利陽介