2025年7月20日放送の【メシドラ 兼近＆真之介のグルメドライブ】EXIT兼近さん・満島真之介さんと、伊原剛志さん・川平慈英さんがロケで紹介した、うなぎのお店は『水産センター』です。

レストラン水産センターは、印旛沼漁業協同組合が運営する川魚料理の専門店で、成田市北須賀の印旛沼湖畔にあります。

昭和の雰囲気が漂う建物は、老舗食堂の趣を持ち、周辺には美しい田園風景が広がっています。隣接する養殖場で育てられた国産うなぎを、驚くほどリーズナブルに味わうことができます。

印旛沼周辺は、江戸時代から続くうなぎ文化の発祥地として知られています。利根川水系に属する印旛沼は、自然の恵みの宝庫として川魚が豊富に獲れ、特に栄養価の高いうなぎ料理は地域の食文化として定着していました。

元禄時代になると成田詣が盛んになり、成田山新勝寺への参拝客をもてなすため、門前町の旅館では夏場のうなぎ料理を名物として提供し、長い旅路の疲れを癒す滋養強壮の食事として大変喜ばれました。この歴史的背景から、印旛沼は成田のうなぎ文化を支える重要な地域として現在まで受け継がれています。

水産センターの看板メニューは、もちろん肉厚でボリューム満点のうな重です。漁協直営ならではの鮮度抜群のうなぎは、身がしまってプリプリとした食感が特徴で、絶品のタレとの相性は格別です。うな重は並から特上まで用意されており、どれもコストパフォーマンスに優れた内容となっています。注文を受けてから丁寧に焼き上げるため、出来立ての香ばしい香りと共に提供される一品は、多くの常連客を魅了し続けています。

川魚料理の専門店ならではの珍しいメニューも豊富で、ナマズの天丼は隠れた人気メニューとなっています。ナマズはふわっとして柔らかく、あっさりとした白身でとても食べやすく、川魚特有の泥臭さは全くありません。また、鯉のあらいも新鮮ならではの独特の食感が楽しめる逸品で、きっちりと氷で冷やされたプリプリの身は甘みがあり、美味しい酢味噌との組み合わせが絶妙です。さらに冬季限定の鯉こくは、ドロ臭さが全くなく身も柔らかくてジューシーで、印旛沼の風情を眺めながらいただく格別の味わいとなっています。店内はテーブル席と座敷席が用意されており、家族連れからお一人様まで、ゆったりとくつろげる空間で印旛沼の恵みを心ゆくまで堪能できます。

兼近大樹・満島真之介・伊原剛志・川平慈英