2025年12月9日放送の【マツコの知らない世界】シュークリームの世界で紹介した、ロケ地・お店をまとめて紹介します。

400種類のシュークリームを食べ歩いたシステムエンジニア「シュークリーマン」こと飯塚大介さんが紹介。

• 皮を破って口の中に溢れ出る背徳感MAXシュークリーム
• シュークリーム最前線トレンドは“鮮度”
• 激戦区・京阪神で誕生　2026年はこれが激アツ

西洋菓子 しろたえは1976年に赤坂の一ツ木通り沿いで開業した老舗洋菓子店です。創業者の川越盛一郎氏が都内やフランスで洋菓子作りを学び、この地で店を構えました。赤坂見附駅から徒歩2分ほどの場所にあり、ヨーロピアンシックな雰囲気を漂わせる瀟洒な建物が目印です。

現在は二代目が店を継承し、創業当時から変わらない味を守り続けています。

1階がショップ、2階がイートインの喫茶スペース、3階が厨房という造りで、営業中も厨房では職人たちが絶え間なくケーキを作り続けています。40年以上の歴史を持ちながら、今も平日休日問わず行列が絶えない人気店として、赤坂を代表する名店のひとつに数えられます。

シュークリームは創業以来のレシピを守り続けており、薄くやわらかいシュー皮の中にカスタードクリームがぎっしりと詰まっています。クリームと皮が一体となって味わえるよう、皮はふんわりと柔らかく焼き上げられており、仕上げに加えられた上質な洋酒がほんのり香る品のいい甘さが特徴です。

sarkara（サルカラ）は2024年12月14日に三軒茶屋にオープンした、焼き菓子とプチガトー、そしてコーヒーが楽しめるお店です。三軒茶屋駅から徒歩約6分、世田谷通りの商店街を抜けた世田谷区下馬の住宅街に佇んでいます。

日本を代表するパティシエ辻口博啓シェフのモンサンクレールで右腕を務め、ショコラブランドLE CHOCOLAT DE Hでショコラ責任者を務めた大井博司シェフ。店名の「sarkara」は、sugarの語源となるサンスクリット語から名付けられました。お砂糖がかつて貴重な存在でありながら今は身近なものになったように、このお店も人々にとって大切で身近な場所でありたいという想いが込められています。

番組で紹介したシュークリームは、サクサクと軽快な歯触りのクッキー生地をまとった軽やかなシューに、桜の葉を思わせるトンカ豆とバニラの香りを抽出した芳しいカスタードクリームをたっぷりと詰めた逸品で、ブラウンシュガーで奥深い味わいを引き出したカスタードと、コク深い北海道産生クリームをマーブル状に合わせることで、濃厚でありつつ口溶けは軽やかに仕上げています。

このお店の看板商品といえばレモンケーキです。口に含んだ瞬間、じゅわっと広がるみずみずしさは、まるでレモンを丸かじりしているかのよう。生地には瀬戸内産のレモンのコンフィをたっぷりと練り込み、アクセントにココナッツやジンジャーを加えることで、しっとりしつつも重すぎず、口の中でほろほろとほどけていくような軽やかな食感に仕上げています。しみ込ませるシロップもこだわりがつまっていて、レモンだけでなくベルガモット、エルダーフラワー、ハチミツを合わせた華やかな香りが特徴です。表面を覆うグラスアローにはレモンの皮と少量のブランデーを加え、しっかりとした食感を残すことで味のコントラストを楽しめるよう工夫されています。

Pâtisserie TEN &は、JR有楽町駅と新橋駅の間に延びる歴史的な赤レンガ高架橋の下、日比谷OKUROJIに店を構えるフランス菓子の専門店です。

お店の最大の特徴は、フランスの老舗バターブランドボルディエとコラボレーションした日本初のパティスリーである点。
ボルディエバターは、牛が搾乳されてから通常6時間のところを3日かけて風味を育てるという独特の製法で知られ、木製の特別な機械で練り上げられた濃厚でクリーミーな味わいが特徴です。
さらに北海道のグラスフェッドミルクや、日光の金乃卵といった厳選された国産素材を組み合わせることで、フランスの伝統と日本の品質が見事に調和した逸品を生み出しています。

番組で紹介したシュークリームは、プレーン、ショコラ、抹茶の3種類があり、ショコラは冬季限定、抹茶は夏季限定となっています。
生地のサクサクとした食感を保つため、注文を受けてからカスタードクリームを詰めるというこだわりぶりで、日光の金乃卵と北海道産生クリームを使った濃厚なクリームがたっぷりと詰まっています。

看板メニューはカヌレで、ボルディエバターをたっぷりと使用したこの焼き菓子は、外側がパリッと香ばしくカラメリゼされ、中はもっちりとしっとりした食感が楽しめます。
フランス・ボルドー地方の伝統菓子を日本の技術で丁寧に焼き上げたカヌレは、手のひらに収まる小ぶりなサイズながら、一口食べれば上品な甘さと芳醇なバターの風味が口いっぱいに広がり、その完成度の高さに誰もが魅了されます。

choux lab（シューラボ）は、東京都江東区の亀戸駅東口から歩いて5分ほどの場所に2024年6月に誕生した、テイクアウト専門のシュークリーム専門店です。亀戸のランドマークであるカメイドクロックの近くにあり、シンプルな佇まいでありながら、お菓子好きの間で注目を集めています。

長年にわたりシュークリーム作りへ深く携わってきた代表の渡會さんが、「シュークリームの研究を重ね、新しい発見と発信をしたい」という思いを込めてこの店を始められました。店名の「choux lab」は、まさに「シュークリームの研究所」という意味が込められているそうです。

一般的なシュークリームとは異なり、こちらではシュー生地、クッキー生地、サブレ生地といった複数の生地を用意しており、さらにオリジナルのカスタードや抹茶、生クリームに加えて、季節ごとに変わる期間限定のクリームなど、さまざまな組み合わせが楽しめます。

choux labの生み出すシュークリームは、シンプルさを追求した見た目の中に、奥深い美味しさの仕掛けが隠されているのが特徴です。
特に人気を集めているのは、通常のシュークリームにひと手間加えた「デコレーションシュー」です。

中でも、あんことクリームチーズは、多くのファンを魅了しています。サクッとしたシュー生地の中に、甘さを抑えた生クリームがたっぷり詰まっており、その真ん中にはクリームチーズをベースにしたさわやかなクリームと、上品な甘さの粒あんが入っています。塩味を少し効かせたクリームチーズが、粒あんの優しい甘さを引き立て、口の中でクリーム、チーズ、あんこの三者が調和した一体感が生まれる贅沢な味わいは、一度食べるとやみつきになります。

さらに、お店のこだわりは、生地のバリエーションにもあります。レギュラーメニューとして並ぶ、サクサクのクッキー生地や香ばしいサブレ生地を使ったシュークリームは、中に詰めるカスタードクリームや生クリーム、抹茶クリームとの相性を考えて作られています。

DRIVING CREAMは、東京の三軒茶屋でスイーツブランドを展開する株式会社SOMEWHEREが、2025年10月に立ち上げたシュークリーム専門店です。運営する会社は、瓶詰めチーズケーキの「cafe The SUN LIVES HERE」やドーナツショップ「PARK SIDE DONUTS」といった人気店も手掛けています。

このお店の最大の魅力は、「作りたて」の美味しさに徹底的にこだわっているところ。

店内で焼き上げたシュー生地に、注文を受けてからたっぷりとクリームを詰めてくれるスタイルが人気を集めています。 こうすることで、シュー生地のサクサク感とフレッシュなクリームの美味しさを、一番良い状態で味わうことができるのです。
クリームは定番の「カスタードクリーム」の他に、「チーズクリーム」も用意されていて、特に「チーズクリーム」はDRIVING CREAMでしか味わえない限定品となっています。

お店の看板商品は、ザクザクとした食感が楽しい「ザクシュー」です。これはクッキーシューとパイシューを組み合わせた生地で、表面に皮つきアーモンドを散りばめて焼き上げているため、香ばしさと独特のザクザク感が生まれています。 このザクシューに限定のチーズクリームを詰めた「ZAKU（ザク）チーズクリーム」は、濃厚なのにフレッシュさもあって、まるでチーズケーキを飲んでいるかのようなクリーミーさが特徴で、多くのファンを魅了しています。

ガレ・ドゥ・ワタナベは、愛知県江南市の名鉄布袋駅から徒歩約10分の場所にあるフランス焼き菓子専門店です。店名は、アール・ヌーヴォー期を代表するフランスのガラス工芸家エミール・ガレに由来しています。

フランス・パリ東部20区の銘店「シュクレ・カカオ」で修行を積んだオーナーシェフが、フランス伝統菓子と和の融合をテーマに、個性豊かな焼き菓子を作り続けています。
白を基調とした外観に暖簾が掛けられた店構えは、和の趣を感じさせながらも洗練された雰囲気を醸し出しており、店内には常時60種類以上もの焼き菓子が並んでいます。

このお店の代名詞となっているのがカリカリシュークリームです。オーナーシェフが「日本一と言わせて」と自信をもって提供するこのシュークリームは、サクサクとしたクッキー生地のような食感のシュー皮が最大の特徴です。

注文を受けてから、甘さを抑えた濃厚なカスタードクリームをたっぷりと注入するため、できたてのトロトロ感を味わえます。その美味しさは「賞味期限30秒」とも言われるほどで、店を出る前に食べ始めてしまうお客さんも多いのだとか。厨房では常にシュークリームを作る作業に追われており、予約のお客さんが絶え間なく訪れる人気ぶりです。

ロッカドウファクトリーは、築地にある銀座緑花堂の工場直営店で、東京メトロ日比谷線の築地駅から徒歩2分ほど、築地本願寺の向かいにある京橋築地小学校近くの路地にあります。
2022年に銀座の緑花堂が移転することになった際、この築地の工場が製品販売の拠点として注目を集めるようになりました。店舗の前を通ると、焼きたてのバターの甘い香りが漂い、思わず足を止めてしまう人も少なくありません。
工場直営ならではのできたてのスイーツが手に入るテイクアウト専門店として、築地を訪れる人々に親しまれています。

名物は、焼きたてバニラシュークリームです。
このシュークリームの最大の特徴は、最高級のマダガスカル産バニラビーンズをたっぷりと使用したカスタードクリームで、注文を受けてから香ばしく焼き上げたパリパリのシュー生地にクリームを詰めてくれます。
シュー生地はサクサクとした食感で、噛むとクリームがあふれ出すほどぎっしりと詰まっているのが特徴です。バニラビーンズの黒い粒が目で確認できるほど贅沢に使われており、濃厚なバニラの香りと卵のコクが絶妙なバランスを保っています。連日完売することも珍しくない人気商品として、既に築地名物の地位を確立しています。

ベイクドマジックは、東大阪市長田に工場と本社を構える、スイーツショップです。
2010年に東大阪の瓢箪山で創業し、長年にわたりオリジナリティあふれるスイーツを生み出してきました。

世界で初めてシュークリームをブリュレしたと評判の焦がしキャラメルミルクシューが看板商品。
このシュークリームは、商標登録もされている特別な製法から2トーンブリュレシューという名前も持っています。サクサクのパイシュー生地の表面に、2種類または3種類の砂糖をまぶし、注文を受けてからガスバーナーで一気にブリュレしてカリカリの食感に仕上げています。

北海道産フレッシュミルククリームとバニラビーンズたっぷりの特製濃厚カスタードが「2層（2トーン）」になった黄金比の組み合わせです。
外側のカリカリと内側のとろりとしたクリームが口の中で溶け合う新しい味わいが人気を集め、国際的な審査機関であるモンドセレクションでは3年連続で金賞を受賞した実績もあります。

クレーム デ ラ クレーム京都本店は、明治4年創業という長い歴史を誇る株式会社石田老舗がプロデュースするシュークリーム専門店で、京都市中京区の東洞院通三条上る曇華院前町にあります。

初代が蕎麦ぼうろを開発したことから始まったこの老舗は、150年余りにわたって京都で焼菓子職人の技を継承してきました。そして先代からの長年の夢であったシュークリーム専門店を、平成11年11月11日11時11分という縁起の良い日時にオープンしました。

このお店の最大の特徴は、厳選された素材へのこだわりにあります。
看板商品の茶乃月たまごのカスタードシュークリームには、宇治茶の産地として知られる城陽市の自然豊かな丘陵地で育てられた純国産鶏が産む「茶乃月」という京たまごを使用しています。
飼料にお茶の葉を混ぜ込み、開放的な平飼い鶏舎でのびのびと育った鶏から産まれるこの地たまごは、濃厚でありながらすっきりとした味わいが特徴です。
これに京丹波の瑞穂たまごをブレンドし、専門のパティシエが丁寧に作り上げることで、まろやかでいながら力強い美味しさを併せ持ったカスタードクリームに仕上がっています。

店名と同じ名を冠したクレーム デ ラ クレームというシュークリームは、パティシエの発想が生んだ新しい製法から誕生した特別な一品です。極限まで薄く仕上げた皮生地とスポンジ生地の間に、まろやかなクリームを詰め込んだ新感覚のシュークリームで、生地の食感と口の中にひろがるクリームのしっとりした味わいが調和する、今までにない美味しさを楽しめます。

神戸流木堂は、異国情緒あふれる神戸北野の異人館街に佇むシュークリーム専門店です。2020年に神戸北野で誕生したカヌレとキャラメルの人気専門店プノールの姉妹店として、週末限定で営業しています。

このお店の最大の魅力は、その名の通り流木のような独創的なフォルムのシュークリームです。まるで本物の流木を思わせる見た目を実現するため、パティシエが香ばしく焼き上げたシュー生地に、アーモンドとザラメを丁寧にコーティングしています。
一口かじると、サクッとした食感と共に香ばしさが口の中に広がる新感覚のシュー生地は、何度も試作を重ねて完成させたこだわりの逸品です。ボリューム感も計算され尽くしており、食べ応えがありながらも最後まで飽きることなく楽しめます。

看板商品の流木シュークリーム(瀬戸内レモン)は、店を代表する一番人気のメニューです。
シュー生地を割ると、中からたっぷりと詰まった特製レモンクリームが顔を出します。このクリームは、パティシエが何度も配合を調整しながら作り上げた濃厚な大人のカスタードクリームに、瀬戸内産の上質なレモンを合わせた贅沢な一品です。
カスタードのコクとレモンの爽やかな酸味が見事に調和し、甘すぎず酸っぱすぎない絶妙なバランスを実現しています。

レモンの香りがふわりと鼻腔をくすぐり、口に入れた瞬間から最後の一口まで、爽やかで心地よい味わいが続きます。重たくない後味なので、異人館街の坂道散策で疲れた体にちょうど良い癒しとなってくれます。香ばしいシュー生地のサクサク感とレモンクリームのなめらかさのコントラストも素晴らしく、記憶に残る美味しさです。

レモン味と並んで人気なのがマツコさんが試食した流木シュークリーム(塩キャラメル)です。
濃厚なキャラメルの深い甘みに、塩味のアクセントが絶妙に効いた大人の味わいとなっています。キャラメルのほろ苦さと塩のしょっぱさが織りなす複雑な風味は、甘いものが苦手な方でも楽しめる仕上がりです。
香ばしいシュー生地との相性も抜群で、レモン味とはまた違った魅力を持つ一品です。

マツコデラックス