【マツコの知らない世界】『山形ラーメン VS 新潟ラーメンの世界』で紹介したお店・ロケ地まとめ

2025年11月4日放送の【マツコの知らない世界】山形ラーメン VS 新潟ラーメンの世界で紹介した、ロケ地・お店をまとめて紹介します。
ADふーちゃん・大類さん

天童製麺は昭和63年に山形県天童市で創業した製麺所で、乾麺の製造販売を手がける家族経営の会社です。
創業者の伊藤義廣氏は、子供の頃から祖父の鴨猟を手伝い、家族で鴨そばを食べて育ったという背景があります。そのため麺作りの仕事に対する漠然とした思いを抱いており、一度は会社員として働いたものの、おいしい麺を自分で作りたいという情熱を捨てきれず、一大決心して天童製麺を設立しました。
天童市は東北三大乾麺生産地の一つとして数えられる歴史ある産地で、この地で生まれ育った創業者が守り続ける昔ながらの製法と、こだわりの味が特徴となっています。

平成14年からは宮城県名取市のゆりあげ港朝市で直営店を営業していましたが、2025年8月には山形県天童市山口の本拠地に新店舗を移転オープンしました。

天童製麺の最大の特徴は、山形のきれいな水を備長炭でさらに濾して仕込む製法にあります。
水が命という信念のもと、厳選した原料と昔ながらの製法で丁寧に作り上げた麺は、しっかりとしたコシと独特の食感を生み出しています。直営のラーメン店で提供される中華そばは、煮干しベースの醤油味スープに太麺が絡む一杯で、人気店の影響を受けながらも独自の進化を遂げた逸品です。
小麦が香るワシワシとした食感の太ちぢれ麺は、低加水で硬めに仕上げられており、まさに小麦を食べているような力強い味わいが楽しめます。この独特の麺は、一度食べたら忘れられない印象を残し、多くのラーメンファンを魅了しています。

ラーメン店の一番人気は、煮干しダシがしっかりと効いた中華そばです。
スープは山形から仕入れた濃口と薄口の醤油をブレンドしたカエシに、煮干しと鶏ガラ、昆布を合わせて仕上げています。麺量は小盛が150グラム、中盛が200グラム、大盛が300グラム、特大もあり、食べ応えは十分です。

トッピングには厚めに切られた焼き目の入ったチャーシュー、メンマ、ネギが添えられ、シンプルながら満足度の高い構成となっています。夏季限定では、暑い日だけに提供される肉中華もあり、山形らしい親鳥を使った冷たいラーメンが楽しめます。

乾麺の製造販売では、看板商品のそばそうめんが人気ナンバーワンを誇ります。そうめんのような細さでありながら、しっかりとしたコシがあり、ツルツルとした食感とスルスルとした喉越しの良さが特徴です。茹で時間も2分半と短く、手軽に美味しく楽しめます。
また、王将そばは将棋の町天童にちなんで名付けられた太打ちの山形そばで、歯ごたえのある田舎風の蕎麦ながら、スルリとした喉越しの良さを実現しています。

さらに、天然のよもぎを粉末にして練り込んだよもぎめんは、淡いグリーンの麺で、よもぎの風味豊かな味わいとツルツルとした喉越しが楽しめ、お蕎麦が苦手なお子様にも好評です。

このほか、山形県河北町の郷土食である冷たい肉そばの乾麺セットも販売しており、親鶏でとった鶏ダシ醤油味のスープと、コシの強い田舎蕎麦がセットになっています。かほく冷たい肉そば研究会と天童製麺が共同開発したこの商品は、本物の味を限りなく再現したこだわりの一品として、ギフトにも最適です。

正広は、新潟県三条市が誇るご当地グルメ「三条カレーラーメン」の代名詞ともいえる、地元で長く愛され続ける食堂です。
昭和41年（1966年）に、三条市の本寺小路という場所で創業しました。

初代の店主がそば店で修業したのち、暖簾分けという形で開店しましたが、近くに同じ名前のそば店があったため、初代のお名前から「正広」という屋号が名付けられたという歴史も。
現在は三条市石上に店舗を構え、広々とした空間でゆったりと食事を楽しめると、家族連れをはじめ多くの人々に親しまれています。

カレーラーメンは、新潟の5大ラーメンの一つに数えられる三条カレーラーメンの代表格として、このお店の看板メニューです。
三条市は古くから金物産業が盛んで鍛冶職人のまちとして栄えてきましたが、かつては仕事が忙しく、冷めにくくスタミナのつくカレーラーメンが出前で愛され、町工場で働く人々の活力を支えてきました。
正広のカレーラーメンは、大きめにカットされたジャガイモやニンジン、玉ネギ、豚バラ肉がゴロゴロと入った、どこか懐かしさを感じる家庭のカレーのような仕上がりです。
スープをひとくち含むと、最初はまろやかな甘さが広がり、その後にスパイスの刺激が追いかけてくる、甘さと辛さの絶妙なバランスが特徴で、一度食べたら忘れられないと評判です。

カレーラーメンのもう一つの魅力は、その多彩な楽しみ方にあります。そのまま味わうだけでなく、各テーブルに用意されている「フライドガーリック」を加えて、香ばしい風味の変化を楽しめるのはこのお店ならではの工夫です。
さらに、多くの常連客が実践しているのが、麺を食べたあとにライスを追加し、残ったカレースープをかけて「カレーライス」として二度楽しむという方法です。麺料理でありながら、定食のように満足感のある食事ができるため、幅広い世代に人気を集めています。

山形県酒田市の老舗ラーメン店三日月軒の伝統を受け継ぐ三日月軒 緑ケ丘店は、2019年12月に中町店から独立しました。1956年創業の中町店は、大正時代の終わり頃に中国出身の方が開いた「支那そば屋」にルーツを持つ酒田ラーメンの歴史を大切にしています。

緑ケ丘店のラーメンの魅力は、鉄棒で打つ「棹麺（カムミェン）」と呼ばれる自家製麺と、港町酒田らしい魚介系のダシを効かせた透明感のあるあっさりスープです。店主は中町店の優しい味をベースに、独自の工夫を加え、さらに洗練された支那そばを提供しています。

定番の中華そばは、あっさりとした口当たりながら魚介系の旨みが広がり、伝統の「棹麺」と絶妙に絡み合います。名物のワンタン麺は、極限まで薄くのばされたワンタンの皮と、ひき肉やチャーシューの端肉を使った具材がスープと相性抜群です。

魚介豚骨つけめんは、手切り太麺と濃厚な魚介豚骨スープが特徴です。酒田ラーメンのイメージとは異なる力強い味わいです。
山形県の夏の風物詩、冷やしラーメンも人気です。あっさりとした塩味と煮干しの風味が香るスープは、暑い日でもさっぱりと楽しめます。

山形県新庄市の名店梅屋は、地元民にも観光客にも愛される「とりもつラーメン」の名店です。新庄市は古くからモツ煮込みがタンパク源として親しまれてきた土地で、その食文化から「とりもつラーメン」が誕生しました。1996年創業以来、新庄の味を伝え続けています。新庄駅から車で5分とアクセスも便利です。

看板メニューのモツらあめんは、店主さんのこだわりが詰まっています。鶏の臓物をじっくり煮込んだモツ煮込みを冷蔵庫で一晩寝かせ、味を染み込ませています。このひと手間が、モツのコクと旨みを凝縮させ、あっさりとした醤油ベースのスープに深みを与えています。

スープは鶏ガラ、豚骨、野菜の出汁をベースにした澄んだ醤油味で、飽きのこない優しい味わいです。モツ煮の旨みが溶け出し、絶妙なバランスを生み出しています。具材はハツ、砂肝、キンカンなど、食感が異なるものが入っていて、噛むたびにモツの旨みが広がります。

麺は自家製の中太麺で、モツの風味豊かなスープとよく馴染みます。かつて「愛をとりもつラーメン」というメッセージの看板が掲げられ、メディアでも話題になりました。この言葉には「人との縁をとりもつ」という願いが込められています。定番のモツらあめん以外にも、中華そばやチャーシューメンも人気です。

栄屋本店は、1932年（昭和7年）に山形市でそば屋として創業しました。初代店主は老舗のそば屋で修業を積んだ職人で、手打ちの蕎麦やうどんを提供していました。
地域に根差した食堂として親しまれ、山形の食文化を代表する老舗として長い歴史を誇ります。今では山形名物として全国に知られる「冷しらーめん」の元祖のお店として、県内外から多くのお客さんが訪れます。

日本で初めて開発されたと言われる冷しらーめんは、あるお客さんの「冷たい中華そばは作れないのか」というひと言から誕生しました。初代店主は温かいラーメンを冷たいスープで提供するための研究に取り組み、約1年の試行錯誤の末、1952年（昭和27年）に完成させました。油が固まらないように工夫を凝らし、スープの濃度も調整されています。大きな氷が浮かべられていますが、氷が溶けても味が薄まらないのが長年愛されてきた秘訣です。冷しらーめんは、暑い山形の夏はもちろん、冬の季節でも一年中提供され、山形を代表する食のシンボルとなりました。

元祖の味として知られる冷しらーめんに加え、温かい麺料理も人気です。

戦後の1949年（昭和24年）頃から提供が始まったとされる中華そばは、鶏ガラや魚介などを使ったあっさりとしたスープと昔ながらの細めのちぢれ麺が特徴で、根強い人気があります。そば屋として始まった経緯もあり、手打ちのそば類やうどんも充実したメニューとして並んでいます。冷たい麺、温かい麺、そばと、訪れる人が好みや季節に合わせて好きな麺料理を楽しめるのは、多様な食の歴史を持つ老舗ならではの魅力です。

訪れる際は、具材に注目しよう。冷しらーめんのチャーシューは牛肉で、さっぱりしたスープに豊かな旨みを加える。山形県鮭川村の特産品「くまちゃんなめこ」を使った期間限定ラーメンなど、地元の食材を活かした珍しいメニューもある。定番の中華そばや冷しらーめん以外にも、地元の風味を生かした特別なメニューを探してみよう。

赤湯ラーメン 龍上海 赤湯本店は、山形県南陽市の赤湯温泉街で昭和33年（1958年）に産声をあげた、長い歴史を持つラーメンのお店です。
創業者の佐藤一美さんが「美味しいラーメンをお客様に食べていただきたい」という強い想いから、製麺からスープ、調理まですべて自家製にこだわった「自家製ラーメンの店」として、地元の人々に愛されてきました。
その創業から受け継がれた「ラーメン道」は、現在まで三代にわたって大切に守り継がれている、山形を代表する名店の一つです。

このお店の最大の魅力は、なんといっても全国にその名を馳せる名物料理、赤湯からみそラーメンが誕生した場所だというエピソード。
創業当時は、今と違い醤油ベースの赤湯ラーメンが主なメニューでしたが、仕込んだスープが残ってしまうことも多かったそうです。
初代店主は、もったいないと残ったスープを自宅に持ち帰り、味噌を加えて味噌汁のようにして家族で飲んでいました。その味噌汁を、当時11歳の二代目の息子さんが「美味しいから」と、麺を入れて食べてみたのが、この唯一無二のラーメンを生み出す大きなきっかけになったと言われています。

試行錯誤の末、昭和35年（1960年）には、地元・赤湯で古くから作られていた唐辛子「石焼南蛮」と赤味噌、そして秘伝の香辛料を練り合わせた特製の「辛味噌」を、丼の中央にトッピングするスタイルが完成しました。
辛味噌を少しずつ溶かしながら、時間とともに変化する旨みと辛さのハーモニーを楽しむ食べ方が人気となり、今では「赤湯ラーメン」「赤湯からみそラーメン」は龍上海の登録商標にもなっています。

また、辛味噌ラーメンに隠れたもう一つの人気料理が、創業当初から変わらない味の赤湯ラーメンです。
醤油をベースにした一杯で、煮干しや豚骨、鶏ガラなどの出汁に野菜の甘みが溶け込んだスープに多めの油を合わせ、独特の香ばしさを持つ優しい味わいを楽しめます。

麺にも、初代の強いこだわりが生きています。
出前をしても伸びにくいようにと考案された、太くて縮れの入った平打ちの自家製麺は、良質の小麦を使い、ひと玉ずつ手揉みで仕上げられています。
もちもちとした力強い食感と、適度な縮れが濃厚で深い旨みのあるスープをしっかりと持ち上げてくれるのが特徴です。

スープは、煮干しと豚骨、鶏ガラを丁寧に煮込んだコク深い出汁を、山形特産の赤味噌でまとめあげた味わいです。
具材には、とろけるような食感の豚バラチャーシューやメンマ、ナルト、そして風味豊かな青のりが添えられ、中央の真っ赤な辛味噌がその存在感を際立たせています。

山形県米沢市のご当地グルメ「米沢ラーメン」の名店、支那そば 熊文。地元に愛され、毎日食べても飽きないあっさりとした味わいを提供しています。先代が約30年間お店を切り盛りし、平成から令和へと時代が移り変わる頃、血縁関係にない当時20代の若者に味と伝統が託されました。彼は高校生の頃からアルバイトとして入り、先代の味に憧れ、継承を決意しました。

二代目店主は、先代からの味を一切変えないことを強く守り、仕入れ先や作り方まで変えません。後継者不足が問題となる中、先代の技術と精神を引き継いだ若い店主の存在は地元の人々にとって喜びです。お店の名前「熊文（くまぶん）」は、お婆さんの畑があった場所にちなんで名付けられました。

看板メニューは、米沢ラーメンの基本である*中華そば*。透き通ったスープはあっさりしつつも滋味深く、飲み干したくなるコクがあります。煮干し、鶏ガラ、豚ガラそれぞれの旨味を、生醤油が絶妙にまとめ、まろやかで優しい味わいを生み出します。地元の製麺所に特注した多加水の細縮れ麺は、店主が一杯ずつ手揉みで縮れを出し、スープがよく絡みます。具材はナルト、海苔、メンマ、チャーシューの王道組み合わせで、シンプルながらも完成度の高い一杯です。

お客様に人気のメニューは、具材たっぷりのおそばです。大きなメンマが丼を埋める*メンマラーメン*は、メンマの量と食感に満足したい人に人気です。厚切りチャーシューを堪能できる*チャーシュー麺*は、脂身少なめの柔らかい豚肩ロースが6枚も乗っていて、食べ応え抜群です。味噌ラーメン、タンメン、わかめラーメンなど、多くのお客様の好みにお応えしています。米沢ではラーメンを「中華そば」と呼び、地元の常連さんはスープから味わうことをおすすめします。米沢市民に愛され続ける伝統の味を、ぜひ一度。

山形県山形市にある麺屋春馬は、常に多くのお客さまで賑わう人気のラーメン店です。長く愛される一杯を目指し、試行錯誤を重ねた伝統の味が評判で、行列が絶えないほど活気にあふれています。JR左沢線の東金井駅からも近く、地元の人はもちろん、遠方からのラーメンファンも多く訪れる名店です。

麺屋春馬の特徴は、山形の一部地域に根付く食文化「朝ラー」を提供している点です。早朝7時から営業し、朝の早い時間から温かいラーメンをいただけます。朝の時間帯には、あっさりとしたものから濃厚なものまで、数種類のメニューが用意され、地元の人々の朝の楽しみとなっています。早起きして、旅先で土地の文化に触れることができる素敵なサービスです。

麺屋春馬が追求するのは、煮干しの独特な香りや旨みがしっかりと感じられるスープです。この奥深い煮干し出汁と合わせるのが、お店こだわりの自家製麺です。歯ごたえのある太めの麺で、小麦の豊かな風味が口いっぱいに広がり、コクのあるスープと抜群に絡み合います。この麺はボリュームがあり、普通盛りでも260グラム、大盛りにすると350グラムとたっぷりの量で提供されます。

数あるメニューの中でも特に人気なのが、煮干しの風味をしっかり効かせたです。豚ガラと煮干しを合わせたダブルスープを基本に、昆布のやさしい甘みが加えられ、背脂でまろやかにまとめられています。見た目からは想像がつかないほどあっさりとした口当たりで、ついスープを飲み干してしまうほどのおいしさです。また、朝ラーの時間帯には、醤油味や中華そばのほか、モヤシをラードで炒めた香ばしい具材が特徴のといった、朝限定のメニューも揃っています。濃厚な味わいがお好みの方には、背脂の量を調整できるメニューもあります。ラーメンの王道から、地元ならではの食文化を感じられる一杯まで、訪れるたびに違う楽しみ方ができるお店です。

たんぼめへは、山形県新庄市五日町にある地元で愛される大衆食堂です。店名は方言で「田んぼの中にあるお店」を意味します。農作業や仕事帰りのお客様に、ボリューム満点のお腹いっぱいになるラーメンや定食を提供してきました。

店主の齋藤直彦さんのおもてなしの心も魅力です。ラーメン待ちのお客様にサービスで菓子を配ったり、ユニークなサービスをしたりと、旅の思い出に残るエピソードがあります。美味しい食事だけでなく、人の温かさやサービス精神に触れられるお店です。

看板メニューは元祖みそ中華です。大きな器に盛られた野菜の量が特徴で、ニンニクの香りと野菜の旨味が調和したあっさりとした味噌スープが人気です。

他にも、トロトロの豚モツが入ったホルモンラーメン、あんかけがたっぷりのもやしラーメン、目の前でチーズとスープを炙る函館みそラーメンなど、工夫を凝らしたメニューが豊富です。何度訪れても新しい美味しさに出会えます。

篠原精肉店は、山形県の歴史ある温泉街、上山市（かみのやまし）の新丁にお店を構える、地元で長く愛され続けている精肉店です。1977年（昭和52年）に創業して以来、確かな目利きを大切に、良質な山形牛や県産豚を扱っています。JR山形線のかみのやま温泉駅からゆっくり歩いて10分ほどの場所にあり、観光で訪れた方でも気軽に立ち寄ることができます。店頭には、厳選された最高級の黒毛和牛がいつも並び、お土産や旅先での夕食にと、多くのお客さまが足を運びます。

お店の一番の特徴は、肉質の等級がA5ランクの「雌の山形牛」をメインに仕入れていることです。一般的に市場に出回る牛の中でも、特に品質の高い雌牛を選ぶことで、きめが細かくやわらかいお肉の食感と、口の中でとろけるような上質な風味を生み出しています。このこだわりの精肉は、全国へのお取り寄せにも対応しており、山形の誇る銘柄牛の味を全国の食卓へ届けています。また、お肉だけでなく、お肉の美味しさを最大限に活かした手作りのお惣菜も豊富に用意していて、日常の食卓を豊かにする品々として地域の方々から大人気です。

高品質なお肉が手に入るのはもちろんですが、その持ち味を活かしたお惣菜の中でも、ぜひ試していただきたいのが`山形牛入りメンチカツ`です。ミンチにされたブランド牛、山形牛がぎっしり詰まっていて、食べると同時に濃厚な旨みが口の中に広がります。お子様から大人まで大人気で、ご飯のおかずにも、小腹が空いた時のおやつにもぴったりです。そして、昔ながらの素朴な味わいで親しまれている`コロッケ`も、山形牛をはじめとした国産の食材で作られており、ホクホクとした食感がたまらない逸品となっています。

さらに、お土産や特別な日の食卓におすすめなのが、山形牛を100%使った`極ハンバーグ`です。目利きのプロが選んだ上質な山形牛の旨みがぎゅっと詰まっており、肉汁があふれ出すジューシーなハンバーグは、贅沢な味わいを楽しませてくれます。お惣菜としては、野菜もたっぷりと入った優しい味わいの`自家製餃子`も人気が高く、上山市のふるさと納税の返礼品に選ばれるほどの確かな美味しさです。山形牛の他に、ブランド豚の「米沢1番育ち豚」も取り扱っており、しゃぶしゃぶ用など様々な部位を求めることができます。その他にも赤身もも肉の`会津の馬刺し`など、幅広いラインナップで様々なお肉と出会えるため、かみのやま温泉を訪れた際には、立ち寄ることで旅の楽しみがぐっと深まる精肉店です。

酒麺亭 潤は、燕市発祥の燕三条系背脂ラーメンを代表する名店です。1993年5月、松本潤一氏が27歳で燕市花園町に個人店として創業しました。元球児だった松本氏は、野球を断念後、料理の世界へ転身し、「酒麺亭 潤」を立ち上げました。創業当初から「一麺入魂」をモットーに、一杯のラーメンに真心を込めて作り続けています。現在は新潟県内を中心に、東京やドイツのフランクフルトにも店舗を展開し、燕三条のソウルフードを世界に広めています。新潟駅直結のCoCoLo新潟にも店舗があり、旅の行き帰りや駅で本場の味を楽しめます。

このお店のラーメンは、燕三条の歴史と共に育まれました。金属加工産業が盛んな燕市では、工場で残業続きの職人さんが、濃いめの煮干し醤油スープに太い麺、たっぷりの背脂を浮かべた一杯を食べるのが定番でした。「酒麺亭 潤」は、燕三条の食文化を継承しつつ、独自の革新を加えました。新潟名産の岩のりをトッピングするスタイルは元祖とされ、背脂の量をカスタマイズできるのも特徴です。通常の3倍ほどの背脂をトッピングする「鬼脂」というジャンルも生み出しました。お客様の「もっとこってり食べたい」という思いに応え、背脂量を細かく選べる楽しさが定着しました。2020年には「ミシュランガイド新潟2020特別版」のミシュランプレートに掲載されました。また、2020年の新型コロナウイルスの流行時には、燕市出身で帰省できなかった学生へ、地元のソウルフードである背脂ラーメンを故郷からの贈り物として届けたエピソードは、地域への温かい心を感じさせます。

「酒麺亭 潤」の看板メニューは、醤油ベースのスープと自家製極太麺が特徴の中華そばです。スープの旨味とコクを深める背脂は、「脂少なめ」「普通」「中脂」から選べます。シャキシャキの刻み玉ねぎが爽やかさを添えます。他にも、磯の風味が広がる元祖のり中華や、厚切りチャーシューの肉そばも人気です。新潟駅などで味わえる燕三条焼きそばは、汁なしタイプの新名物です。太麺に特製タレを絡ませ、チャーシュー、岩のり、背脂をトッピングした一皿で、〆の一杯にもおすすめです。故郷への想いとラーメンへの情熱が詰まった「酒麺亭 潤」の一杯は、燕三条の歴史と心意気を伝える地域の宝物です。

ラーメン工房まるしんは、新潟県内のつけ麺の草分け的な存在として、長年多くの方に親しまれてきました。

昭和64年（1989年）に創業し、その歴史は35年を超えます。店主さんは東京・荻窪の有名店「栄龍軒」で修行した経験があり、この栄龍軒がつけ麺のルーツと言われる丸長の暖簾分けのお店の一つにあたります。

創業当時はつけ麺を看板メニューとし、新潟のラーメン文化に新しい風を吹き込みました。
その後、新潟駅南口周辺の道路拡張工事のため一時閉店を余儀なくされますが、平成16年（2004年）に亀田町へ移り、装いを新たにして営業を再開されました。
移転後の店舗は、まるで美容室のようなシルバーの外観と、ホワイトとブラウンでまとめられたモダンでおしゃれな内装が目を引きます。

このお店を語るうえで欠かせないのが、今や名実ともに看板メニューとなったマーボ麺にまつわるエピソードです。
実は創業当時から提供されていたこのメニューは、当初は一日数杯しか注文が入らなかったそうです。

しかし、店主さんが「冬に子どもたちが温まるメニューを」という想いで再考案した一杯は、時を経て話題を呼び、新潟県内に麻婆麺というジャンルを広めた立役者となりました。
現在では、なんと全注文の7割以上を占める一番人気になっています。

マーボ麺は、とろみが強くて甘辛い麻婆餡が、醤油ベースのスープと新潟市沼垂にある日の出製麺の細麺にしっかりと絡むのが特徴です。
辛さは控えめに作られているため、お子さまからご年配の方まで安心して楽しむことができます。

もっと辛くしたい方は、卓上に用意された自家製のラー油で、お好みの辛さに調整できるのも嬉しい心配り。

一方、お店のルーツであるつけ麺も根強い人気を誇ります。甘味・酸味・辛味の三つの味わいが絶妙なバランスで調和したつけ汁は、細ストレート麺との相性が抜群です。
つけ汁の中には、細切れのチャーシューやメンマ、もやし、ワカメなどがたっぷり入り、最後まで飽きさせない工夫が詰まっています。

また、マーボ麺の新しい楽しみ方として、汁なしマーボ麺も人気を集めています。
こちらは冷たい麺の上に熱々の麻婆餡を豪快にかけた、個性的な一杯です。冷たい麺と温かい餡という組み合わせが意外な食感を生み出し、マーボーの濃厚な味わいをよりダイレクトに堪能できると評判です。

さらにつけ麺には、プラス料金でゴマだれを追加できる裏技のような楽しみ方もあります。定番の甘酸っぱい系のつけ汁に、ゴマの風味が加わることで、味の変化が楽しめるとごまだれつけめんも定番の一品として知られています。

オレたちのラーメンちょび吉2は、長年新潟の地で生姜醤油ラーメンの魅力を伝えてきた人気店が、2025年4月に新潟市東区のキューピット石山店内に移転し、新たにオープンしたお店でございます。前身の「オレたちのラーメン ちょび吉」は、2025年1月まで新潟市中央区で約8年間営業を続けていました。店主の川島健志さんと芳子さんご夫婦は、およそ15年前に新潟市で長岡生姜醤油ラーメンを提供するお店が少なかったことから、「大好きなこの味を広めたい」という熱い思いで店を始められました。西区でのオープンを経て、中央区での営業を経て、より地域に根ざした場所へと進化を遂げたのが、この「ちょび吉2」なのです。

長岡生姜醤油ラーメンをベースにしながらも、ショウガの圧倒的な存在感に徹底的にこだわっているのが、こちらのお店最大の持ち味です。ご主人は、「新潟市でショウガを使った独自のラーメンも広めていきたい」という強い気持ちをお持ちでした。その思いから誕生したのが、看板メニューの一つである塩スープの『スーパージンジャーヘブン』です。豚のゲンコツを主軸にした動物系のスープを煮出す際、香り高いショウガと味の濃いショウガの2種類を大量に砕いて投入し、さらに時間をおいて追いショウガを重ねるという、手間ひまかけた製法で作られています。キレのある塩ダレとまろやかな動物系のうま味、そして奥から押し寄せるショウガのさわやかな香りが、体中に染み渡るような一杯です。また、スーパーマーケット内という立地を活かし、広々とした駐車場はもちろん、小さなお子様連れでも安心の小上がり席やキッズスペースを設けているところも、地域の女性やファミリー層に喜ばれている特徴の一つです。

お店の不動の定番人気メニューは、長岡生姜醤油ラーメンをさらに進化させた『ド生姜醤油ラーメン』です。こちらもショウガを強烈に効かせた、あっさりとした醤油味のスープが特徴で、ショウガ好きにはたまらない味わいです。麺はスープとの絡みが良い中細麺を使っていて、具材には生姜醤油系ラーメンの定番であるチャーシュー、メンマ、ほうれん草、ナルト、ネギなどが彩り良く添えられています。

さらにショウガのパンチを楽しみたい方には、ショウガの繊維がなくなるまですり潰したペーストの追加トッピング『ジンぺー』がおすすめです。少量ずつスープに溶かすことで、ショウガの爽快な刺激をより強く感じられます。また、たっぷりのお肉を堪能したい方には、脂身の少ない豚の腕チャーシューを豪快にトッピングした『スーパージンジャー29』や、一番人気の『ド生姜醤油チャーシューメン』もございます。そして、祝日を除く火曜日から金曜日の夜には、数量限定の『辛い汁なし』も提供されています。こちらはオリジナル謎ペーストで強烈なパンチを効かせた、さわやかな辛さが特徴の汁なし麺で、極太麺と特大チャーシューの組み合わせが食べ応え満点と評判を呼んでいます。

正広は、新潟県三条市が誇るご当地グルメ「三条カレーラーメン」の代名詞ともいえる、地元で長く愛され続ける食堂です。
昭和41年（1966年）に、三条市の本寺小路という場所で創業しました。

初代の店主がそば店で修業したのち、暖簾分けという形で開店しましたが、近くに同じ名前のそば店があったため、初代のお名前から「正広」という屋号が名付けられたという歴史も。
現在は三条市石上に店舗を構え、広々とした空間でゆったりと食事を楽しめると、家族連れをはじめ多くの人々に親しまれています。

カレーラーメンは、新潟の5大ラーメンの一つに数えられる三条カレーラーメンの代表格として、このお店の看板メニューです。
三条市は古くから金物産業が盛んで鍛冶職人のまちとして栄えてきましたが、かつては仕事が忙しく、冷めにくくスタミナのつくカレーラーメンが出前で愛され、町工場で働く人々の活力を支えてきました。
正広のカレーラーメンは、大きめにカットされたジャガイモやニンジン、玉ネギ、豚バラ肉がゴロゴロと入った、どこか懐かしさを感じる家庭のカレーのような仕上がりです。
スープをひとくち含むと、最初はまろやかな甘さが広がり、その後にスパイスの刺激が追いかけてくる、甘さと辛さの絶妙なバランスが特徴で、一度食べたら忘れられないと評判です。

カレーラーメンのもう一つの魅力は、その多彩な楽しみ方にあります。そのまま味わうだけでなく、各テーブルに用意されている「フライドガーリック」を加えて、香ばしい風味の変化を楽しめるのはこのお店ならではの工夫です。
さらに、多くの常連客が実践しているのが、麺を食べたあとにライスを追加し、残ったカレースープをかけて「カレーライス」として二度楽しむという方法です。麺料理でありながら、定食のように満足感のある食事ができるため、幅広い世代に人気を集めています。

新潟県長岡市発祥の「長岡生姜醤油ラーメン」の元祖、青島食堂。昭和36年（1961年）、宮内駅前に小さな食堂として創業。当初は定食も提供していたが、ラーメンの評判が高まり、約50年前にラーメン専門店に。現在は新潟県内に複数店舗、都内唯一の支店として秋葉原にも出店。秋葉原店は2009年オープン以来、行列ができる人気店。

雪国・長岡ならではの温かい心遣いが、このラーメンの誕生背景。スープにショウガをたっぷり加えることで、体を芯から温める一杯に仕上げた。創業当初、スープの豚骨臭みを消すため、様々な材料や調理法を試行錯誤。最終的にショウガをたっぷり加える調理法にたどり着いた。創業以来、変わらない味を「日々淡々と」作り続けるストイックな姿勢も、長年愛され続ける理由。メニューは「青島ラーメン」と「青島チャーシュー」の2種類のみ。

人気の「青島チャーシュー」は、看板メニュー「青島ラーメン」に自家製チャーシューをたっぷりトッピング。豚のウデ肉を使ったチャーシューは、醤油ダレの旨味が染み込み、弾力と柔らかさのバランスが絶妙。注文を受けてからスライスする昔ながらのスタイルで、いつでも新鮮な風味と食感を楽しめる。

長岡生姜醤油ラーメンのスープは、豚骨や鶏ガラ、香味野菜を煮込んだ清湯スープに、濃口醤油ベースの特製ダレを合わせたものです。特製ダレにはチャーシュー煮込みの醤油を使用し、深いコクとまろやかさ、キレのある味わいが楽しめます。自家製の中太ストレート麺はモチモチ食感で、醤油スープとよく絡みます。トッピングは茹でたホウレン草、メンマ、海苔など。懐かしさを感じる温かい一杯です。

マツコデラックス