2025年5月6日放送の【マツコの知らない世界】で紹介した、『ローカル飲食チェーン店の世界』のロケ地・お店をまとめて紹介します。

『みんなのテンホウ』は、1956年（昭和31年）に長野県諏訪市で創業した、餃子とラーメンを中心とした飲食チェーンです。創業者の百代（ももよ）さんは、もともと「天宝 鶴の湯」という温泉旅館を営んでいましたが、高度経済成長期に大型旅館の進出が進む中、業態転換を決意し、諏訪市上諏訪に「餃子菜館」を開業しました。百代さんは東京の中華料理店で修行を積み、餃子やチャーメン、タンメンのレシピを習得しました。その後、息子の大石孝三郎氏が事業を引き継ぎ、1973年（昭和48年）に「テンホウ・フーズ」へと改名し、現在に至ります。

テンホウの特徴は、地域密着型の店舗展開と、家族三世代が楽しめる豊富なメニューにあります。長野県内に33店舗を展開し、特に諏訪地方に多くの店舗があります。また、地元産の食材を積極的に取り入れ、安全・安心をモットーにした料理提供を行っています。例えば、美ヶ原高原産の鹿肉を使用した餃子や竜田揚げなど、地元の特産品を活かしたメニューも開発しています。

テンホウの人気メニューの一つが、タンタンメンです。一般的な担々麺とは異なり、辛さを控えめにし、ゴマの旨みとひき肉のボリュームが特徴的で、子どもでも楽しめる味わいとなっています。また、テンホウメンは、魚介と野菜を炒めたような香りが特徴の、ちゃんぽん風のラーメンで、濃厚ながらもスープまで完飲できる安定感抜群の一杯として人気です。

その他にも、チャーメンや広東麺、バンバンチーメンなど、多彩なメニューが揃っています。チャーメンは、創業当時からあるメニューで、野菜炒めに麺をからめた汁なしラーメンです。広東麺は、熱々のあんかけが美味しい一品で、冬におすすめです。また、バンバンチーメンは、もともとは季節限定のメニューでしたが、あまりの人気で通年メニューになった逸品です。

『山本屋本店』は、1907年（明治40年）に名古屋・大須で創業された味噌煮込みうどんの老舗で、現在では愛知県と岐阜県に14店舗を展開しています。創業当初は、醤油や塩で味付けしたすまし汁に団子やネギなどを煮込む田舎鍋をアレンジした料理を提供していましたが、地元特産の赤味噌を使用したことで、現在の味噌煮込みうどんが誕生しました。

『山本屋本店』の特徴は、厳選された小麦粉と真水のみで練り上げた自家製麺にあります。塩を使用しないため、煮込んでも麺が柔らかくなりすぎず、独特の歯ごたえを保ちます。さらに、麺の硬さは「普通」「よく煮」「麺かた」の3段階から選ぶことができ、好みに応じた食感を楽しめます。

看板メニューの味噌煮込みうどんは、地元の赤味噌と白味噌をブレンドし、鰹出汁を効かせた濃厚なスープが特徴です。具材には、名古屋コーチンや黒豚、旬の食材などが使用されており、土鍋でぐつぐつと煮込まれた熱々の一品を提供しています。

その他の人気メニューには、名古屋コーチン入り味噌煮込みうどんや天ぷら入り味噌煮込みうどん、黒豚ロース入り味噌煮込みうどんなどがあり、それぞれの具材がスープと絶妙に絡み合い、豊かな味わいを楽しめます。

『きっちょううどん』は、2005年に宮崎県宮崎市で創業されたうどん専門店で、現在は県内を中心に複数の店舗を展開しています 。そのルーツは1932年に奥野豊吉氏が創業した「三角茶屋」に遡り、宮崎うどんの伝統を受け継いでいます 。「きっちょううどん」は、「吉長うどん」で修行した方が2005年に新たに創業した店舗であり、宮崎うどんの伝統に基づいた味を提供しています。

「きっちょううどん」の特徴は、愛媛産のいりこと北海道産の利尻昆布を使用した無添加の出汁と、柔らかくコシのない麺にあります。また、2日間寝かせた天かすや、ピリッとした青唐辛子など、細部にまでこだわりが感じられます。

人気メニューの一つであるスペシャルうどんは、えび天、天ぷら、天かす、玉子が乗った豪華な一品で、満足感のある味わいが特徴です。また、スタミナうどんは、肉ときんぴらごぼうがトッピングされており、いりこと昆布の出汁が食欲をそそります。

その他にも、たぬきうどんは、細かい天かすが特徴的で、2日間寝かせた秘伝の天かすが使用されています。玉子うどんは、トロっとした食感の玉子が出汁によく合い、優しい味わいが楽しめます。天ぷらうどんは、特製の天ぷらが乗っており、ほのかな甘味が食欲を刺激します。山菜うどんは、山の幸がふんだんに入っており、シャキッとした食感が良いアクセントとなっています。

『カレーショップ インデアン』は1968年に帯広市で誕生したカレー専門店で、現在は十勝エリアに11店舗、釧路に2店舗を展開しています。

そのルーツは明治時代に遡り、創業者の藤森熊作氏が帯広駅構内で待合所を開業したことから始まりました 。戦後の1946年には「藤森食堂」として再開し、1968年にカレー専門店『インデアン』を開業しました。現在の最古店は1989年に開業した西21条店で、帯広の白樺通り沿いに位置しています。

この店舗は洋館風のクラシカルな建物で、店内には創業者の映画好きが高じて映画ポスターが掲示されており、他の飲食店にはない特徴を持っています。また、帯広市民にとってはソウルフードとして親しまれており、家庭の味に次ぐ存在として愛されています。そのため、カレーハウスCoCo壱番屋が帯広エリアに出店するも、2度も撤退するというエピソードもあります。さらに、地元の人々は鍋を持参してカレールーを購入する文化が根付いており、家庭での食事にも取り入れられています。このように、『カレーショップインデアン』は帯広市民の生活に深く根ざした存在となっています。

『カレーショップインデアン』の特徴の一つは、3種類のカレールーを提供している点です。「インデアンルー」は牛肉をふんだんに使用し、数十種類のスパイスで熟成させたカレーで、辛さが控えめなため、お子様から大人まで幅広く楽しめます。「ベーシックルー」はビーフのエキスと玉ねぎの甘味が特徴で、シンプルながらも深い味わいがあります。「野菜ルー」はじゃがいも、人参、玉ねぎが入った素朴な味わいで、北海道の自然を感じさせる一品です。また、オープンキッチンスタイルの店舗が多く、調理の様子を見ながら食事を楽しめるのも魅力の一つです。さらに、店内には福神漬けやガリなどの漬物が用意されており、自由にトッピングできる点も特徴的です。

『カレーショップインデアン』の一番人気のメニューは、カツカレーです。このメニューは、サクサクのカツと濃厚なカレールーが絶妙にマッチしており、食べ応えのある一品ですまた、辛さの調整も可能で、普通から極辛まで選べるため、自分好みの味を楽しめます。さらに、持ち帰り用に鍋を持参することで、家庭でもこの味を楽しむことができる点も人気の理由の一つです。

その他の名物料理としては、ハンバーグカレー、エビカレー、チーズカレーなどがあります。ハンバーグカレーはジューシーなハンバーグとカレーの相性が抜群で、ボリューム満点の一品ですエビカレーはプリプリのエビが入っており、シーフードの旨味がカレーに溶け込んでいますチーズカレーはとろけるチーズがカレーの辛さをマイルドにし、コクのある味わいが楽しめます。

『おにぎりの桃太郎』は1976年に三重県四日市市で創業したおにぎり専門店で、現在は市内を中心に16店舗を展開しています。

創業者の上田輝一さんが22歳の時に渡米し、ハンバーガーショップに感銘を受け、「日本のファーストフードはおにぎりだ」と直感したことがきっかけで誕生しました。

本社がある久保田本店の屋上には巨大な桃のオブジェがあり、1日5回、桃が割れて中から桃太郎人形が登場するユニークな演出が人気を集めています。地元では「桃太郎」といえばおにぎり店を指すほど、四日市市民にとってのソウルフードとなっています。

使用するお米は三重県産のブランド米「結びの神」で、ミネラル豊富な尾鷲市の海洋深層水から採取した塩を使用しています。強い火力で一気に炊き上げ、塩でほぐし、急速に冷やすことで、お米の美味しさを閉じ込めています。

また、創業者が「桃太郎が持っていたのはおにぎり」と勘違いしたことから店名が付けられたというエピソードもあり、ユーモアと親しみやすさが感じられます。

看板メニューの味は、ほど良い醤油味の炊き込みご飯で、鶏肉やゴボウ、シイタケなどの具材が入っており、地元・四日市風の優しい味わいが特徴です。

さけは、脂の乗った銀鮭を自社工場で丁寧に焼き上げ、ほぐしたものがたっぷり詰まっています。

焼たらこは、ふっくらと焼き上げたたらこが絶妙な柔らかさで、ご飯との相性も抜群です。

その他にも、ピリッとした七味と甘辛いきんぴら、まろやかなマヨネーズが絶妙に絡み合う七味きんぴらマヨや、若鶏の唐揚げが丸ごと一つ入ったボリューム満点のとりカラ、ミネラル豊富な塩で仕上げたシンプルながら奥深い味わいの塩むすびなど、個性豊かなおにぎりが揃っています。また、自家製のだし巻玉子は、職人が一本一本丁寧に焼き上げており、甘さとふんわりとした食感が特徴です。さらに、塩おはぎやぜんざいなどの甘味も充実しており、食後のデザートとしても楽しめます。

『井手ちゃんぽん』は、昭和24年（1949年）に佐賀県武雄市北方町で創業された老舗のちゃんぽん専門店です。初代店主・井手精市郎氏が大阪での修行を経て、戦後に「千十里食堂」として開業し、長崎で味わったちゃんぽんを独自にアレンジした一杯が評判を呼びました。特に炭鉱で働く労働者たちの間で人気となり、いつしか店名も『井手ちゃんぽん』と呼ばれるようになりました。その後、昭和55年（1980年）に正式に店名を『井手ちゃんぽん』と改め、現在は三代目がその味と伝統を守り続けています。また、平成18年には、二代目店主の姉が開業した伊万里市の店舗が『伊万里ちゃんぽん』として独立し、古くからの味を大切に提供しています。

このお店の最大の特徴は、何と言ってもそのボリューム満点のちゃんぽんです。たっぷりの野菜と豚肉、蒲鉾などの具材が山盛りに盛られ、特製の白濁スープとともに提供されます。このスープは、豚骨と鶏ガラを8時間以上かけてじっくり煮込んだもので、濃厚でありながらもまろやかな味わいが特徴です。また、使用される野菜や豚肉、蒲鉾などの食材は、鮮度を保つために各店舗で市場から直送され、2日以内に使い切ることにこだわっています。このような素材と調理法へのこだわりが、多くの人々に愛され続ける理由の一つです。

『井手ちゃんぽん』のもう一つの魅力は、バリエーション豊かなメニューです。定番のちゃんぽんに加え、特製ちゃんぽんや野菜大盛りちゃんぽんなど、好みに合わせて選べるのが嬉しいポイントです。特に特製ちゃんぽんは、山盛りのキクラゲと卵がトッピングされ、見た目にもインパクトがあります。また、麺なしのちゃんぽん野菜大盛りもあり、ダイエット中の方や野菜をたっぷり摂りたい方にもおすすめです。

『みかづき』は、昭和35年に新潟市の繁華街・古町で甘味処「三日月」として創業したお店です。 当時、東京で流行していたソース焼きそばに着想を得て、フォークで食べる洋風スタイルの焼きそば「イタリアン」を開発しました。「お嬢さん、ちょっと変わった焼きそばを始めました」というキャッチコピーで販売を開始し、瞬く間に人気商品となりました。現在では、新潟県内に20店舗以上を展開し、地域に根ざしたファストフード店として親しまれています。

『みかづき』の最大の特徴は、他では味わえない独自の「イタリアン」です。キャベツともやしを特製ウスターソースで炒めた自家製の太麺に、じっくり煮込んだトマトソースをかけ、白生姜を添えた一品です。この組み合わせは、焼きそばともパスタとも異なる独特の味わいで、新潟県民のソウルフードとして定着しています。

定番の「イタリアン」以外にも、人気のメニューが豊富に揃っています。例えば、「ホワイトイタリアン」は、クリーミーなホワイトソースをかけたバージョンで、まろやかな味わいが特徴です。また、「カレーイタリアン」は、スパイシーなカレーソースが食欲をそそります。これらのバリエーションは、季節限定で提供されることもあり、訪れるたびに新しい味に出会える楽しみがあります。

さらに、『みかづき』では、イタリアン以外のメニューも充実しています。例えば、サイドメニューの「バラエティポテト」は、カリッと揚がったポテトに特製のソースが絡み、子どもから大人まで幅広い世代に人気です。また、デザートには「チョコレートサンデー」や「ソフトクリーム」などがあり、食後の甘いひとときを楽しめます。

『にんたまラーメン』は、1973年に茨城県取手市で誕生したラーメンチェーンで、株式会社ゆにろーずが運営しています。

創業当初はドライブイン形式の店舗としてスタートし、トラックドライバーや長距離移動者の憩いの場として親しまれてきました。現在では、茨城・千葉・埼玉を中心に全国に展開し、一部店舗を除き24時間365日営業を続けています。

『にんたまラーメン』の最大の特徴は、看板メニューであるにんたまラーメンです。このラーメンは、熟成玉子麺と濃厚な特製スープに、たっぷりのにんにくと半熟卵がトッピングされており、食べると元気と健康がみなぎる一杯として評判です。

さらに、セルフカウンターで無料の追加にんにくが提供されており、自分好みの味に調整できます。

看板メニュー以外にも、人気のプレミアム黒にんたまがあります。このラーメンは、黒マー油が香るプレミアムスープに炙りチャーシューと半熟卵がのっており、にんにくの香りが食欲をそそります。見た目ほど濃い味ではなく、脂っこさも控えめで、もっちりとした玉子麺との相性も抜群です。

その他にも、ぴゅっ飛び餃子やチャーハン、カレーライスなどのサイドメニューも充実しています。特に、ぴゅっ飛び餃子は、ジュワッと広がる肉汁が特徴で、ラーメンとの相性も抜群です。また、店舗によってはドリンクバーやお風呂のサービスもあり、食事だけでなくリフレッシュもできるユニークな空間が提供されています。

『伝承の味処 無限堂』は、秋田市大町に本店を構える、稲庭うどんと秋田の郷土料理を提供する名店です。創業以来、300年以上の伝統を持つ「手綯製法」による稲庭うどんを中心に、地元の食材を活かした料理を提供しています。店舗は、かつて秋田市の台所と呼ばれた上肴町（現大町）に位置し、落ち着いた商家の佇まいの中で、秋田の美味と厳選された旬の味覚を地酒とともに楽しむことができます。

無限堂の看板メニューは、比内地鶏の旨味が詰まった塩だし仕立ての比内地鶏の無限うどんです。創業以来の人気メニューで、あっさりとした出汁に比内地鶏のコクが加わり、優しい味わいが特徴です。

その他の人気料理には、秋田の郷土料理であるきりたんぽ鍋があります。比内地鶏のガラと野菜を8時間以上じっくり煮込んだスープで、旨味を充分に引き出した自慢の一品です。また、秋田の県魚であるハタハタを使用したハタハタ三五八焼きやハタハタの天ぷらもおすすめです。塩3、麹5、米8の割合で漬け込んだ三五八焼きは、当店自慢の漬け焼きで、淡白でクセのない味わいが特徴です。

さらに、がっことチーズの燻りやぎばさポン酢など、秋田ならではの一品料理も豊富に取り揃えています。いぶりがっこと自家製燻製チーズの相性が抜群で、くるみの食感がアクセントとなっています。また、強い粘りが特徴のぎばさ（海藻）を茹でて叩いた、海のとろろ芋であるぎばさポン酢もおすすめです。

『ぶっかけ亭本舗 ふるいち』は、1948年に岡山県倉敷市で創業された、ぶっかけうどん発祥の老舗うどん店です。創業者の古市博氏は、戦後間もない時期に自転車でアイスキャンディーの行商を始め、その後、冬季の販売商品として「夫婦饅頭（ふーまん）」を考案し、現在の本店所在地で「古市商店」として営業を開始しました。その後、うどんの乾麺製造を手がける製粉業から発展し、日本で初めて「ぶっかけうどん」を開発しました。

『ふるいち』の最大の特徴は、なんといっても「ぶっかけうどん」の元祖であることです。讃岐うどんよりも早く、ぶっかけうどんを提供し始めたとされており、その味とスタイルは倉敷市の名物として広く知られています。また、2006年には「ぶっかけうどん」が倉敷ブランドに指定され、地域の食文化を代表する存在となっています。

看板メニューのぶっかけうどんは、シンプルながらも深い味わいが特徴です。冷たいうどんに特製の甘辛いだしをかけ、天かすや刻みネギ、すりごまなどの薬味を添えて提供されます。麺はソフトな口ざわりでありながら、しっかりとしたコシがあり、のど越しの良さが際立っています。

その他にも、肉ぶっかけやぶっとろ（とろろ入りぶっかけ）、おろしぶっかけなど、多彩なメニューが揃っています。特に肉ぶっかけは、甘辛く煮込んだ牛肉がたっぷりと乗っており、食べ応えのある一品です。

また、温かい汁うどんも人気で、きつねうどんや月見うどん、肉うどんなどが提供されています。さらに、釜たまやざるうどんといったシンプルなメニューもあり、幅広い層に支持されています。

『得正』は、1983年に大阪で創業したカレーうどん専門店で、現在では関西を中心に多くの店舗を展開しています。創業者の瀬戸口勝幸氏は、うどん屋としての経験を活かし、独自のカレーうどんを提供することで多くのファンを獲得しました。その後、カレーライス専門店「上等カレー」を開業し、さらなる人気を博しています。

得正のカレーうどんは、一口目は甘く、後から辛さが追いかけてくる独特の味わいが特徴です。この甘辛のバランスは、門外不出の秘伝エキスによって生み出されており、創業者を含む限られた人物しかその製法を知りません。また、麺は一子相伝の製法で作られ、しなやかでコシのある食感がカレースープと絶妙に絡み合います。

人気のメニューとしては、海老天カレーうどんがあります。揚げたての海老天がトッピングされ、サクサクの食感とカレーの旨味が絶妙にマッチします。また、肉入カレーうどんは、甘辛く煮込まれた牛肉がたっぷりと乗っており、食べ応えのある一品です。さらに、チーズカレーうどんは、濃厚なチーズがカレーのコクを引き立て、まろやかな味わいが楽しめます。

その他にも、野菜天カレーうどんや法蓮草カレーうどんなど、バリエーション豊かなメニューが揃っています。これらのメニューは、季節の野菜や具材を使用しており、ヘルシー志向の方にもおすすめです。

『ばんどう太郎』は、1975年に茨城県境町で創業した和食ファミリーレストランです。創業者の青谷洋治氏が、地元の蕎麦店から暖簾分けを受けて独立したのが始まりで、1986年には株式会社坂東太郎として法人化されました。現在では茨城県を中心に、栃木、埼玉、千葉、群馬などに約88店舗を展開しています。「人間大好き親孝行」という経営理念のもと、3世代が安心して食事を楽しめる空間づくりを大切にしています。

『ばんどう太郎』の特徴は、何と言っても名物の坂東みそ煮込みうどんです。3年熟成の味噌と特製の濃厚出汁をブレンドしたスープは、関東人の好みに合わせた味付けで、具材も豆腐、レンコン、白菜、きのこ、ほうれん草などがたっぷり入っています。もっちりとしたコシのあるうどん麺がスープに絡み、懐かしい味わいが口いっぱいに広がります。ランチタイムには半ライスとお新香が付いたセットも人気です。

『牧のうどん』は、1973年に福岡県糸島市加布里で創業した老舗のうどん店です。もともとは「畑中製麺所」として麺の製造・販売を行っていましたが、地元の駐在さんが「湯がきたての麺がおいしい」と絶賛したことをきっかけに、店内での提供を開始しました。現在では福岡・佐賀を中心に18店舗を展開し、地元の人々に愛される存在となっています。

『牧のうどん』の最大の特徴は、麺の硬さを「やわ」「中」「かた」の3段階から選べることです。特に「やわ麺」は、スープを吸ってどんどん膨らむため、「食べても食べても減らない」と評判です。また、各テーブルにはスープの入ったやかんが置かれており、スープの継ぎ足しが自由にできるのもユニークなサービスです。

看板メニューのごぼう天うどんは、ささがきにしたごぼうを一本一本丁寧に揚げた天ぷらが特徴です。揚げたてのごぼう天は香ばしく、もちもちの麺とあっさりとした出汁との相性が抜群です。

その他にも、肉うどんは、甘辛く煮た牛肉がたっぷりと乗っており、出汁の旨味と肉のコクが絶妙にマッチしています。また、かきあげうどんは、サクサクのかき揚げがスープを吸ってふんわりとした食感になり、これもまた人気の一品です。

さらに、山芋かけうどんは、すりおろした山芋がたっぷりとかかっており、粘り気のある山芋と柔らかい麺が絶妙に絡み合います。キムチうどんは、ピリ辛のキムチがアクセントとなり、食欲をそそる一品です。スペシャルうどんは、姿えびや肉などの豪華なトッピングが盛りだくさんで、ボリューム満点の一杯です。

マツコデラックス