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尾道駅「郷土味 かけはし」
2009年10月26日に開業し、店主の柿本孝直さんが16年間の修業を経て満を持してオープンしました。
この場所はもともと店主の祖母が乳母車を販売する柿本乳母車店を営んでいた場所で、地元で長く親しまれた祖母の店のように晴れの日に喜びが集まる空間を作りたいという思いから、人と人とのつながりを結ぶ意味を込めてかけはしと名づけられました。
柿本さんは福山鞆の浦のホテル鴎風亭で10年、景勝館漣亭で3年勤めたのち、向島の鮨屋で寿司や仕出し料理を学び、懐石料理以外の技術も身につけて独立されました。
お店では瀬戸内の魚介類を中心とした会席料理が楽しめます。あこうやオコゼ、穴子などの地魚から旬の野菜まで、尾道の食材で構成する会席料理が味わえます。
柿本さんは高級食材を羅列した会席料理ではなく、身近な食材を組み合わせ、創意工夫して新たな価値を生み出せる料理を目指しています。
尾道には古くから伝わる郷土料理が数多くあります。
がせつは漢字で賀節と書き、もともとお正月などのお祝いの日に、お客様のおもてなし料理の一品として作られていました。海が近く新鮮な穴子が手に入りやすい尾道ならではの料理です。
また、広島県は生産量が全国一位を誇るわけぎの産地として知られており、特に尾道市が有名です。わけぎは球根が分かれて増えることから子孫繁栄の縁起物として桃の節句に好んで食されてきました。このわけぎとゆでたこを酢味噌で和えたぬたも尾道の代表的な郷土料理のひとつです。
さらに、おからでお魚と海苔を巻いたあずま寿司も尾道の郷土料理として愛されています。
- 伝統の寿司&貴重な高級魚のお刺身
- 白身魚と一緒に土鍋で炊いたご飯にお出汁をかけて食べる魚飯
- あずま寿司
江戸時代 下駄職人の間で作業中に食べられると人気に
地元の豆腐屋さんのおからを使い椎茸や人参 お揚げと一緒に醤油みりん 酒でよく煎る
シメサバの上に おからをのせ丁寧に 巻き策で巻いていく
お米が貴重だった時代におからで代用した料理 - アコウのはぶて焼き
はぶて焼きとは、一度煮てから焼く調理法。
調理した人がはぶてる(嫌な顔をする)が由来。
アコウとは 別名キジハタで尾道で取れる魚。
その上質な白身から 夏のフグとも呼ばれる - オコゼの薄造り
幻の魚 オコゼを使った姿造り
かつては瀬戸内海の海の底にたくさん生息していたオコゼだが
近年 海をキレイにする事業によって水がキレイになった反面
餌となるプランクトンも少なくなってしまったので激減
| 住所 | 広島県尾道市東御所町3-12 |
|---|---|
| 電話 | 0848-24-3477 |
マツコ・デラックス・有吉弘行
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!





