2025年11月10日放送の【帰れマンデー】優香・陣内智則・八木勇征がロケで紹介した、ダムカレーのお店は『旅館たにがわ』です。

旅館たにがわは、群馬県みなかみ町の谷川温泉に佇む、心温まる温泉宿です。霊峰・谷川岳の南側のふもと、上信越高原国立公園の静かな場所にあり、都会の喧騒を離れてやすらぎの時間を過ごせます。

谷川温泉は江戸時代から続く長い歴史を持ち、現在の「旅館たにがわ」は昭和56年（1981年）7月25日に誕生しました。そのルーツはさらに古く、前身となる「谷川館」は、多くの文人墨客に愛されてきた歴史を引き継いでいます。

この宿を語る上で欠かせないのが、文豪・太宰治との深いつながりです。太宰治は生前、この谷川温泉を何度も訪れ、前身の谷川館で名作『姥捨』などを執筆したことで知られています。そのため、館内には太宰治のミニギャラリーが設けられており、文学を愛する方々にとって特別な場所となっています。また、「第2の我が家」というおもてなしの精神を大切にしており、訪れるすべてのお客様に心安らぐひとときを提供しています。

客室からは「谷川岳に手が届きそう」というキャッチフレーズの通り、雄大な谷川岳の景色が目の前に広がります。残雪の春、新緑の夏、燃えるような紅葉の秋、一面の雪景色となる冬と、四季折々の壮大な自然美を満喫できます。

旅の疲れを癒す温泉は、江戸時代から数百年にわたってこんこんと湧き続けている自家源泉かけ流しです。無色透明で清らかなお湯は湧出量が豊富で、アルカリ性単純泉など20種類以上の効能を持ち、古くから薬湯として親しまれてきました。広々とした大浴場には、檜の香りが心地よい内湯のほか、野趣あふれる岩造りの露天風呂があり、山の風を感じながらゆったりと湯浴みを楽しめます。露天風呂付き客室も用意されており、プライベートな空間で「山のいで湯」を堪能できます。

お食事は、地元群馬の旬の食材をふんだんに使用した創作会席料理が自慢です。料理長が腕を振るう献立には、群馬上州牛など群馬ならではの特産品が盛り込まれ、伝統的な日本料理の技法に洋のテイストを加えた彩り豊かな一皿一皿を楽しめます。食事処「くら」や、岩塩と炭の壁が印象的な1〜2名様用の「手まり茶屋」など、趣のある空間でゆっくり味わえます。

特に、この宿の名物として親しまれているのが、お食事の留椀として提供されるちぎりっこ汁です。地元の郷土の味が感じられるこの汁は、訪れた際にはぜひ味わいたい一品です。また、通常の会席のお造りや岩魚に替えて、上州牛・上州麦豚・上州地鶏のステーキをメインに据えた「肉三昧プラン」もリクエストでき、お肉好きにはたまりません。

朝食は2022年に新設された会場で、ハーフバイキング形式で楽しめます。釜で炊きたてのみなかみ産コシヒカリ、手作り豆腐、焼き魚、約12種類の小鉢料理など、体と心に優しいメニューが並びます。また、館内のラウンジでは、夕方に名物の玉こんにゃく、朝には舞茸の味噌汁の無料サービスがあり、温かなおもてなしの心を感じられます。

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