2025年6月9日放送の【帰れマンデー】萬田久子さん・宮川大輔さんがロケで紹介した、サンドウィッチマンが行きつけの、ソースカツ丼のお店は『なかじま』です。

『なかじま』は昭和23年（1948年）に洋食屋「中島食堂」として会津若松市上町で創業した、煮込みソースカツ丼の“元祖”として知られる老舗です。

創業から70年以上、地元の人々や観光客に深く愛され続けてきました。先代社長が洋食の調理技術を活かし、醤油ベースではなく独自のソースで豚カツを煮込むスタイルを考案され、今では会津名物として確立しています。

このお店の一番の特徴は、ソース味の煮込みソースカツ丼です。揚げたてのロースまたはヒレカツを濃厚でまろやかな秘伝ソースにくぐらせ、卵でとじるのではなく“煮込みスタイル”で仕上げています。通常の卵とじカツ丼とも、一般的なソースカツ丼とも違う唯一無二の食体験で、会津以外では味わえない個性が際立っています。

お店のもう一つの人気メニューは、スタンダードタイプのソースカツ丼（キャベツ添え）です。千切りキャベツを敷いた上にソースにくぐらせた豚カツをのせるスタイルで、シャキシャキ感とジューシーさの絶妙なバランスが味わえます。会津ソースカツ丼文化のルーツをしっかり感じられる一品として評判です。

煮込み海老フライ丼は、濃厚ソースで煮込んだエビフライがご飯にのったオリジナル創作メニューで、海老の香ばしさとソースの味わいが調和しています。

また、地元福島県産の「健育美味豚」を使用したキャベツソースカツ丼も、ぶ厚く柔らかな豚肉と程よい甘さのソースが魅力で、量はたっぷりなのにあっさり完食できると好評です。

さらに、NHK大河ドラマ「八重の桜」放送時には、馬肉の桜肉を使った限定の八重の桜ソースカツ重が提供され、会津産食材と漆器を用いた演出も注目されました。

全体として、なかじまは「煮込み」スタイルにこだわりつつも、定番のキャベツソースカツ丼や海老フライ丼、期間限定メニューなどバラエティも豊かです。いずれも地元産の素材を活かし、会津の味をやさしく伝える料理として構成されています。店内は創業当時の趣を残しつつ清潔感があり、一人でもグループでも心地よく過ごせる雰囲気です

タカアンドトシ・サンドウィッチマン・萬田久子・宮川大輔