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ゆであずき 浅草駅「デンキヤホール」
昭和の懐かしい雰囲気が漂う店内では、江戸の伝統を守り続けた独特のメニューと、心温まるおもてなしが迎えてくれます。
デンキヤホールの誕生は、明治三十六年に遡ります。初代店主が電気器具の修理店として創業した当初の店名は「電機屋」でした。しかし日露戦争によって男手が失われたことをきっかけに、女性や子どもたちでも営める商売への転換を決意しました。当時の牛乳やコーヒー、パンといった軽飲食を提供する「ミルクホール」という業態と、電機屋の名前を組み合わせて、現在の店名デンキヤホールが誕生しました。戦後も家族経営を守りながら、昭和のレトロな雰囲気とともに、創業当時の想いと味を一貫して守り続けています。
デンキヤホールの最大の特徴は、創業者の独自のレシピから生まれたオムマキという看板メニューです。初代店主が屋台で見かけた焼きそばを卵で巻くという発想から誕生したこの一品は、深蒸しした太めの麺を薄く焼いた卵で優しく包んだもの。注文後に丁寧に蒸された麺は、もちもちとした食感を備えており、焼きそばとも卵焼きとも異なる独特の風味を放ちます。添えられる黒七味は京都清水原了郭や、やげん堀、八幡屋など各地の名店から厳選されたもので、途中でかけることで印象が変わり、より味わい深くなるとのことです。
創業来の名物であるもう一つの代表作がゆであずきです。江戸時代末期から神社仏閣で提供されていた伝統を受け継ぎながら、北海道産の大納言小豆を三日かけてじっくり炊き上げています。控えめながら確かな甘さと、塩気の調和が絶妙で、甘すぎず身体に染み渡るような優しい味わいです。スプーンで底に沈んだ小豆をすくって食べることで、素材本来の自然な甘さがより一層引き立ちます。
店内にはクラシックなテーブルゲームが備えられており、パックマンやディグダグといった懐かしのゲームタイトルが今も現役で動作しています。
- 大納言を使ってるので普通の小豆より粒が大きい。
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ホームページ
| 住所 | 東京都台東区浅草4-20-3 |
|---|---|
| 電話 | 03-3875-2987 |
ナインティナイン・後藤輝基・本田望結・末澤誠也
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
