とろろそば せいろそば 大宮駅「久霧」
大宮駅西口から徒歩9分ほど、さいたま市中央区上落合のマンション1階にあり、気軽に暖簾をくぐれる昔ながらの町場の蕎麦屋という雰囲気が漂っています。
初代が始めたお店を、現在は二代目が受け継いで営んでいます。二代目の店主は蕨市にある老舗「玄 田むら」で蕎麦打ちの修行を積み、2007年から久霧の暖簾を守り続けています。
このお店の最大の特徴は、埼玉県三芳町にある「みよしそばの里」から直接仕入れた蕎麦の実を使った、自家製粉の手打ち蕎麦です。二代目の店主は2007年から畑に足を運び、年に数回は収穫にも参加するなど、素材選びに徹底的にこだわっています。
中でも看板メニューの手挽きせいろは、丸抜き(黒い皮を剥いた蕎麦の実)を自前の小型臼で毎朝粗挽きにして打つ逸品です。
手作業のため1日10人前ほどしか用意できない限定品で、粗挽きにしか出せない独特の食感と、緑と白の粒が混ざる蕎麦の景色が魅力となっています。
また、つゆは初代から変わらぬ製法を守り続けており、カツオ出汁がきいた深みのある甘さと醤油のバランスが絶妙です。
久霧を初めて訪れる方には、蕎麦の醍醐味を余すことなく味わえる蕎麦の味くらべがおすすめです。
これはそばがき、十割蕎麦、手挽き蕎麦の3種類を順番に楽しめるメニューで、それぞれの個性の違いを堪能できます。
特にそばがきは注文が入ってから、そばがき専用の臼で挽いた蕎麦粉を使い、熟練の手つきで丁寧に作られます。作り立ての温かいそばがきは柔らかい歯応えが印象的で、蕎麦の持つ独特な風味が口いっぱいに広がります。塩でも特製のつゆに付けても美味しくいただけるのが魅力です。
その他にも久霧には魅力的なメニューが揃っています。揚げたてサクサクの天ぷらと蕎麦を一緒に楽しめる天せいろは、大海老2本と野菜3品という贅沢な内容です。
また、箸で挟んでも崩れるほど柔らかく煮込まれた豚角煮と煮玉子を温かいつけ汁でいただく角煮せいろも人気の一品で、角煮の旨みと蕎麦の相性が抜群です。
ぶっかけ納豆蕎麦は、以前向かいの病院の関係者を想って生み出した人情メニュー。出前でかけそばを注文したところ、のびてしまい、ぶっかけスタイルだとのびないため、医療関係者に人気になったそうです。
さらに、鴨の旨みが溶け込んだ温かいつゆでいただく鴨汁せいろや、鴨南ばんといった定番メニューも充実しています。
newsevery
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!







