【エブリィ】平塚市の海鮮丼・マグロ部位の食べ比べ『あじさと』元水産研究員店主のお店情報 #every

2025年11月13日放送の【news every 】店主は元○○仕事人 こだわりの味で紹介した、平塚市の海鮮丼・マグロ部位の食べ比べのお店は『あじさと』です。

あじさとは、JR平塚駅北口から徒歩3分ほどの紅谷パールロード商店街にある料理店です。2025年3月に新たな店主によってオープンしたこのお店は、元神奈川県職員で約30年にわたり水産加工品の開発に携わってきた臼井一茂さんが、以前お母様が約21年間営んでいた小料理店の屋号を受け継いで復活させました。親子2代にわたる思いがつまった店名には、地域に根ざした味を守り続けたいという気持ちが込められています。

このお店の最大の特徴は、臼井さんが神奈川県水産技術センターで研究してきた知見を活かした料理の数々です。臼井さんは2000以上もの水産加工品の開発に関わってきた経験を持ち、キャベツを餌にして育てたウニを使うキャベツウニや、カマスを使ったストリートフードかます棒などの研究開発にも携わってきました。これらの知識と技術を生かして、水産物の新しい魅力を伝える料理を心を込めてつくっています。

中でも注目したいのが、三崎まぐろの多彩な部位を楽しめる料理です。天身と呼ばれる赤身や、砂ずりというトロの部分、さらには頭身やホホ肉といった希少部位まで、まぐろのさまざまな味わいを堪能できます。特に血合部分は、抗酸化成分セレノネインを豊富に含む健康維持に役立つ食材として近年注目されており、高い鮮度で味わえるのは水産研究に携わってきた店主ならではのこだわりです。

まぐろ以外にも、平塚産の農水産物を使った料理が楽しめます。臼井さんが開発に関わったかます棒は、地域の食材を活かした一品で、新たな名産品として期待されています。さらに野菜を使った総菜も提供されており、身体にやさしく美味しい料理を通して、地元の食材の魅力を再発見できるでしょう。紅谷パールロード商店街という歩行者天国の商店街で、ゆったりとした雰囲気の中で水産研究の成果を活かした料理の数々を味わえるお店です。

newsevery・坂田陽子