2025年11月11日放送の【news every 】探検！都会のレトロ地下街で紹介した、マーボー豆腐 ・豚の角煮のお店は渋谷区幡ヶ谷駅『龍口酒家 本店』です。

チャイナハウス 龍口酒家 本店は、東京都渋谷区幡ヶ谷、京王新線幡ヶ谷駅直結のビル地下に佇む、知る人ぞ知る中華料理の名店です。

オーナーシェフの石橋幸さんは、15歳で料理の道に入り、約60軒の店で技術を磨いてきました。1983年に蒲田で「チャイナハウス」として創業後、1997年に現在の渋谷・幡ヶ谷へ移転し、独自の料理世界を追求しています。

このお店の最大の特徴は、メニューが存在しない「おまかせスタイル」です。席に着くと、その日の仕入れによって変わる旬の魚介、肉、野菜、高級食材のフカヒレなどを使った多彩な料理が次々と提供されます。お客様は「お腹いっぱい」と感じた時に「ストップ」を伝えるまで、その日の最高の品々を堪能できます。このスタイルは、まるでシェフにおもてなしを委ねるかのような特別な体験です。

石橋シェフが目指すのは、始皇帝が求めた「生命の料理」。単に美味しいだけでなく、薬膳や漢方の効能も兼ね備えた唯一無二の味わいが特徴です。その独創性から食と命、歴史と哲学が交差する奥深い世界観を持っています。

おまかせコースの締めには、店の個性を象徴する名物料理、龍口酒家 特製の里麺（リーメン）が登場します。この一品は、油で麺をほぐすのではなく、麺自体や調理法に秘密があり、他店では味わえない独特の風味と食感で多くのファンを魅了しています。
また、この里麺を炒飯仕立てにした炒飯里麺も、人気の締め料理として愛されています。

おまかせ料理の中でも特に知られる名物料理は、フカヒレの煮凝りです。冷たいフカヒレ料理として評価が高く、独特の食感と凝縮された旨みが魅力で、これを目当てに訪れるお客様も少なくありません。
また、シェフの技術が光るシンプルな野菜料理としては、豆苗の炒め、干し海老風味や、金華ハムと新鮮アスパラの炒めがあり、素材の持ち味と絶妙な火加減、繊細な味付けが見事に調和しています。

さらに、熟練の技が光る紅腐肉などもあり、どの料理も素材の魅力を最大限に引き出し、身体にもやさしい中華料理として高く評価されています。

newsevery・坂田陽子