2025年11月11日放送の【news every 】探検！都会のレトロ地下街で紹介した、サンドイッチ・コンビーフサンドのお店は横浜・関内『マーシーズ』です。

MARCY’Sは、横浜の歴史的景観が美しい日本大通り沿いのオフィスビル「日本大通りビル」の地下にひっそりと佇む、サンドイッチとオーブン料理のお店です。このお店は、地元横浜、特にかつて米軍基地があった本牧で生まれ育ったオーナーが運営しており、生粋の「ハマっ子」ならではのセンスが、アメリカンでポップな店内の雰囲気に反映されています。

お店の魅力は、隠れ家のような立地と、そこに込められたオーナーの遊び心です。日本大通りの景観を損なわないよう控えめに出されているA看板を目印に、地下へと続く階段を降りていく過程も、まるで冒険のようなわくわく感があります。店内にはカウンター席が数席あり、
また、横浜スタジアムが近いため、プロ野球チーム・横浜ベイスターズの選手のサインが飾られていることもあり、地元愛が随所から感じられる特別な空間です。

そんなMARCY’Sの看板メニューとも言えるのが、ボリュームたっぷりの自家製コンビーフサンドです。缶詰のコンビーフとは一線を画すこのメニューは、オーナーが8日間もの時間をかけて仕込む自家製コンビーフを贅沢に使用し、ふわもち食感が自慢の自家製パンで挟んだ一品です。
肉の厚みと、じゅわっと染み出す肉汁が食欲をそそり、たっぷりの野菜が肉の旨みを優しく調和して、飽きることなく最後まで美味しく楽しめます。
自家製パンはサンドイッチの美味しさを引き立てる名脇役で、予約すれば単品で購入することもでき、家庭でもその味を楽しみたいお客様に喜ばれています。

ランチタイムはサンドイッチが中心ですが、夜は自家製パンとオーブン料理が楽しめるダイニングとしての一面も持っています。
ディナータイムには、県内産のジビエなど多彩な肉料理が提供され、昼とは異なる本格的な洋食メニューを味わうことができます。

サンドイッチでは、自家製コンビーフサンドと並んで、殻ごと食べられるソフトシェルクラブサンドも人気です。

さらに、オーナーが日々手作りする焼き菓子も心温まるサービスのひとつです。
この焼き菓子は、食事のお供や食後のデザートとして提供され、細やかな気遣いが感じられます。
ボリューム満点のサンドイッチから、夜の本格的な肉料理まで、多彩な魅力で訪れる人々を惹きつける、知る人ぞ知る名店です。

景観保護のため、表通りには大きな看板を出せないため、初めて訪れる人にとってはまさに「隠れ家」のような存在です。しかし、扉を開けると、地元を愛するオーナーの温かなおもてなしが待っています。カウンター席が中心のコンパクトな空間ながら、リピーターが多く訪れる人気店です。

newsevery・坂田陽子