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西鎌倉駅「らい亭(檑亭)」
お店の建物の歴史をさかのぼると、もともとは昭和の初めにこの鎌倉山を別荘地として開発した人物の父にあたる「鉄道王」の別荘として使われていました。
現在、国の登録有形文化財にもなっている本館は、江戸時代に横浜で栄えた豪農のお屋敷を、1929年(昭和4年)に移築改築したものです。
また、敷地の入口にある山門は、1600年代に建てられた寺院のものを移築しており、玄関部分も別のお寺の建材を譲り受けているそうで、敷地全体が歴史的価値の高い建物の集合体となっています。
東京ドームとほぼ同じ広さがあるという壮大な回遊式庭園。本館の目の前に広がる竹林や、庭園内に点在する茶室「月庵」、別荘時代から残るという仏像群など、緑豊かな空間は訪れる人の心を静かに癒してくれます。
天気の良い日には、遠くに雄大な富士山の姿を眺めることもできるそうです。
本館一階の蕎麦処では、庭の松の木を活かして作った丸太の椅子やテーブルを使っています。松喰い虫で枯れてしまった木を、建物を守り活かすために活用した心温まるエピソードです。
建物の造りは和風建築ですが、太い梁の天井、ステンドグラス、暖炉など、和洋折衷のモダンな空間が広がっています。この美しい環境は、家族や親しい方々との結婚式の写真撮影(フォトウェディング)やご会食の場として人気です。
本館二階では、旬の食材を使った会席料理のコースを予約制で提供しています。包丁の達人の総料理長の川村 鋼治さんのこだわり会席がいただけます。
一階の蕎麦処では、お店自慢のそばを気軽に味わえます。おせいろ、コクのある出汁の鴨せいろ、海老などの天ぷらを添えた天せいろなど、そば本来の風味が楽しめる定番メニューが人気です。
季節の変わり目には、たけのこや穂先たけのこの季節そば、爽やかなすだちそば、はも天せいろそばなどがあり、訪れるたびに新しい味覚に出会えます。
おそばと一緒に、ふっくら揚げた穴子天婦羅や味噌の香ばしい米茄子田楽などのそば前肴もあります。
- そば定食
揚げたて天ぷら+自家製そば - 会席料理「山椒」
造り(マグロ・シマアジ・タイ)
お椀(菊花安平・カニ・シイタケ)
ホームページ
| 住所 | 神奈川県鎌倉市鎌倉山3-1-1 |
|---|---|
| 電話 | 0467-32-5656 |
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
