【エブリィ】白いマッシュポテトで包むハンバーグ『アッシェ』荒川区オンリーワン看板料理のお店情報 #every

このお店は2017年5月に都電荒川線の荒川車庫前停留場からすぐの場所にオープンしました。オーナーシェフの田崎拓也さんは荒川区出身で、品川のフレンチレストランで修行を積んだ後、銀座の洋食店や大分の郷土料理店で経験を重ねてきました。
東尾久の都電沿いで育ち、その土地と人々の温かさが好きだったことから、地元に店を構えることを決めたそうです。
店名の「アッシェ」はフランス語で「みじん切り」や「ひき肉」を意味し、フレンチの基本を大切にするシェフの想いが込められています。

名物のアッシェハンバーグは、真っ白なマッシュポテトで包まれたハンバーグは、見た目の愛らしさと本格的な味わいで、初めて来店するお客さまの8～9割が注文する看板メニューとなっています。

このメニューは、イギリスの定番パブ料理であるシェパーズパイをヒントに生まれたオリジナルメニューです。
牛肉100パーセントの手ごねハンバーグを八分ほど焼いたら、クリーミーなマッシュポテトで包んでオーブンで蒸し焼きにして仕上げます。
白いハンバーグの上には、パプリカパウダーで描かれた赤い都電のイラストが添えられています。
この図柄は目の前を走る都電荒川線にちなんだデザインで、都電沿線にバラが咲き誇る5月と11月の2か月間だけは華やかなバラのイラストに変わります。
当初は焼き印を使う予定でしたが、食材がくっついてしまったため、色味も美しくハンバーグの味を損なわないパプリカパウダーを使うことにしたそうです。

ハンバーグに使われる挽肉は、牛の腕肉と豚の肩肉の塊から店内で粗挽きにしたものです。
旨みの強い肉を選んで粗めに挽くことで、肉汁たっぷりでジューシー、肉の食感をしっかり感じられる仕上がりになっています。
つなぎには市販のパン粉ではなく、店内で出しているバケットを使い、より柔らかく仕上げる工夫がされています。
焼き加減はふっくらとしたミディアムが基本で、お好みでよく焼きにも変更できます。ナイフを入れるとじゅわっとあふれ出す肉汁と、甘さ控えめで3日ほどかけて作り上げるデミグラスソースが、お肉の美味しさを引き立てます。

お店にはチーズソースハンバーグやおろしポン酢ハンバーグなど、異なる味わいのハンバーグもあります。
とろけるチーズがたっぷりかかったチーズハンバーグは、デミグラスソースとチーズのコントラストが美しく、こってりした旨みがありながらも食べ終わった後は意外とさっぱりしていて、赤ワインとの相性も抜群です。

夜のディナータイムには、ネギ塩だれをまとった葱まみれハンバーグやオムレツハンバーグなど、昼には味わえない特別なメニューも登場します。

ハンバーグ以外のメニューも充実しています。サーロインステーキとハラミカットステーキの2種類から選べるステーキは、玉ねぎと醤油をベースにしたシャリアピン風のオリジナルソースがジューシーなお肉と相性抜群です。
サーロインステーキは平日のみ1日5食限定で楽しめます。丸一日煮込んだ三枚肉が口の中でほろほろと崩れる欧風ビーフシチューは、家庭では決して作り出せない本格的な味わいです。平打ちパスタや、ソースをディップして食べるパリパリのバケットとともに味わえます。

平日のランチタイムには、サラダバーとスープバーがセットになっています。マカロニサラダやフライドポテトなど、ボリューム満点の品々が並び、食欲をそそる野菜スープは具材が細かく刻まれているので満腹時でも無理なくいただけます。

店内には石造りの壁と柔らかな灯りのランプが配され、フランスのビストロのようなあたたかみのある空間が広がります。カウンター席とテーブル席合わせて37席があり、一人でも気軽に入りやすいお店です。窓から都電荒川線が通りすぎる様子を眺めることもでき、鉄道ファンのお子さまも多く訪れます。
土日祝日にはハンバーグ、目玉焼き、エビフライなどを盛り込んだキッズプレートも用意され、妊婦さんでも安心して飲めるノンカフェインのあずき茶もあります。

店頭に掲げられた「がぶ飲みワインの店」という大きな幕が示すとおり、世界各国のボトルワインを常時30種類以上取り揃えています。
いずれも田崎シェフが料理と合わせて美味しいと感じたものばかりで、2000円台からというリーズナブルな設定です。ランチタイムのグラスワインは440円というお手頃な設定で、昼からワインを楽しむこともできます。
夜には前菜盛り合わせやカルパッチョ盛り合わせなど、オリジナリティあふれるおつまみメニューも充実し、ジビエなどの季節の特別メニューにも出会えます。

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