2025年5月9日放送の【news every 】父の味を守りたい！親子鷹グルメで紹介した、大田区大森の上海料理の唐辛子そば・青菜炒めのお店は『京華飯店』です。

『京華飯店』は1965年（昭和40年）に創業した老舗の上海料理店で、東京都大田区山王のジャーマン通りにあります。

現在は三代目店主・諸永強さんが香港で修行した後に厨房に立ち、先代から受け継いだ味と技を守りながら、独自の工夫を加えた料理を提供しています。

店内は20席ほどの落ち着いた雰囲気で、地元の人々に長年愛され続けています。

『京華飯店』の看板メニューは酸辣湯麺です。豚肉や鶏肉、椎茸、木耳などの具材がたっぷりと入り、酸味と辛味のバランスが絶妙なスープは、2日間かけてじっくりと煮込まれています。酢やラー油は控えめに調整されており、誰でも食べやすい味わいに仕上がっています。

その他の人気メニューには、フカヒレの姿煮があります。時間をかけて丁寧に煮込まれたフカヒレは、見た目も美しく、味や香り、食感のすべてが絶品です。上海料理の伝統が詰まった一品として、多くのお客様に親しまれています。

また、季節限定のメニューも魅力の一つです。例えば、秋には地鶏（名古屋コーチン）と栗の秋煮込みが提供され、地鶏の旨味と栗の甘みが絶妙にマッチした滋味深い味わいが楽しめます。さらに、春巻きは白菜、筍、椎茸、玉ねぎ、人参、春雨、豚肉、干しエビなど具だくさんで、特に干しエビがアクセントとして効いています。デザートには、杏仁豆腐が人気で、クリーミーな層とソフトな寒天の二層仕立てとなっており、食後の締めくくりにぴったりです。

『京華飯店』では、店主自らが地方の産直市場などに足を運び、厳選した食材を仕入れています。毎週木曜日の定休日には、地方を飛び回り、その土地のおいしいものを直接仕入れることもあるそうです。こうした食材へのこだわりが、料理の味わい深さに繋がっています。

newsevery