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浅草駅「グリル グランド(grill GRAND)」
1941年(昭和16年)に、フランス料理の経験を積んだ初代の坂本友治郎さんが西欧料理店として創業しました。その頃の浅草は花街として大変賑わっており、洋食は芸妓さんたちの間でも人気が高く、料亭への仕出しも多く請け負っていたという歴史を持っています。
3代にわたって伝統の味を守り続けており、地元の方々をはじめ、遠方からも多くの方が訪れる洋食の名店として親しまれています。現在、お店は3代目のシェフを中心に、ホールを担当する2代目ご夫妻、経営面を担う長男の方と、家族で力を合わせて切り盛りしている温かい雰囲気も魅力の一つです。
このお店の根幹を支えているのは、洋食の命とも言えるデミグラスソースです。創業以来変わらない製法で、野菜と牛骨をローストしてから2週間という長い時間をかけてじっくりと煮込んで作られるこのソースは、コクとまろやかさが深みのある味わいを醸し出しています。
また、現オーナーである3代目のシェフは、イタリアンやフレンチの店で修業を重ねてきた経験を活かし、伝統の味を守りながらも新しい風を吹き込んでいます。
グリル グランドの数あるメニューの中でも、特に人気が高いのがビーフシチューです。2週間煮込まれた自慢のデミグラスソースがたっぷりとかけられた、まさに洋食の王道を行く一品です。
お肉は7時間かけて煮込まれているため、お箸で簡単にほぐれるほどの柔らかさで、極上のまろやかな味わいを堪能できます。
そして、もう一つの看板メニューとして名高いのが、カニクリームコロッケです。こちらは、一般社団法人日本コロッケ協会が主催する「コロッケグランプリ」のクリーム部門で、7年連続で金賞を受賞しているという輝かしい実績を持っています。サクサクとした薄い衣の中には、洋食の王道であるベシャメルソースがとろりと詰まっていて、濃厚でクリーミーな味わいが自慢です。
老舗の味を楽しみたい方には、オムライスもおすすめです。ふわとろの卵とチキンライスに、伝統のデミグラスソースまたはケチャップを選ぶことができます。
このデミグラスソースとケチャップの選択は、創業当時、お客さんから要望があったことに応え、先代がメニューに加えたという背景があり、今も変わらずお客様との歩みを大切にする気持ちを伝えています。
その他にも、伝統のデミグラスソースをふんだんに使ったコク深いハヤシライスは、野菜の甘みや酸味、牛骨の苦みが絶妙なバランスで溶け合っています。また、常連客の方々から根強い人気を集めているのが牛ソテーで、大根おろしが添えられているため、さっぱりとした和風の味わいでいただけます。夜の時間は、地元の方々が中心となり、前菜からメインまでをゆっくりと楽しんだ後、最後の〆に昔ながらのナポリタンやピラフをシェアして楽しまれることも多いそうです。
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| 住所 | 東京都台東区浅草3-24-6 |
|---|---|
| 電話 | 03-3874-2351 |
タカアンドトシ・温水洋一
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!







