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阿武隈川メイプルサーモン「林養魚場 Hayashi Trout Farm Inc.」
那須連峰の麓に広がるこの施設は、年間生産量約400トンにおよぶ国内最大規模の内水面養魚場として知られ、90年近い歴史の中で卵から成魚まで一貫した養殖技術を培ってきました。

番組で紹介した阿武隈川メイプルサーモン独自に開発した品種で、カナダのブリティッシュコロンビア州カムループス地方原産のニジマスを日本で初めて発眼卵で空輸し、自社の養殖施設で孵化させたのがはじまりです。
長年にわたる品種改良と養殖方法の研究を重ねて誕生した品種で、通常の養殖サーモンが1年半ほどで出荷されるのに対し、メイプルサーモンは約4年という3倍近い期間をかけてゆっくりと育てられます。
那須の源流に位置する養殖施設の自然に近い環境で育つため、脂がのりながらも身が締まり、川魚特有の臭みもほとんどないのが特徴です。その赤い身の色はカナダ国旗のサトウカエデ(メイプルリーフ)を連想させ、甘みのある味わいを表現しています。

併設のにじます亭では、釣り上げたばかりのにじますを調理してもらえます。一番人気は特選御膳で、刺身、塩焼き、フライの三品が一度に味わえる贅沢な定食です。卵から完全管理の下で育てられた魚は鮮度抜群で、身はぷりぷりとしており臭みが一切ありません。昔ながらの風情を残す座敷で、熱々の料理を楽しめるのも魅力のひとつとなっています。
さらにメイプルサーモン山盛り刺身定食では、養魚場自慢のメイプルサーモンを存分に堪能できます。
にじます亭御膳は塩焼きとフライの組み合わせで手軽に味わえるメニューで、塩焼きの焼き加減は絶妙、フライはサクサクとした衣とふっくらとした身が楽しめます。
またます重御膳も人気があり、ご飯との相性も抜群です。お土産にはにじますの甘露煮や味噌漬け、岩魚の一夜干しといった加工品も用意されており、低温でスモークした燻製も香ばしい味わいで好評を博しています。
創業以来80年以上かけて手入れされてきた日本庭園では、春には水仙やつつじ、夏には清らかな小川のせせらぎ、秋には真っ赤な紅葉、冬には雪景色と四季折々の風情が楽しめます。
釣りをしない方でも池から揚げたばかりの新鮮なにじますを気軽に味わえるほか、園内では幻の魚と呼ばれるイトウなどが見られる鑑賞池もあり、数万匹の魚が一斉に餌を食べる様子は圧巻です。東北自動車道白河インターから車で約10分というアクセスの良さも魅力で、水と緑に囲まれた環境の中、家族みんなで釣りと食事を楽しめる癒しのスポットとなっています。
敷地内には昭和20年台後半に開設されたますつり公園があり、まだ一般的でなかったにじますを広く普及させるため、養殖池の一部を釣り池として開放したのがはじまりとなっています。約1万2千坪の広大な園内には、最大300名が同時に釣りを楽しめる釣り池のほか、風情あふれる日本庭園や養魚施設が整備され、多くの家族連れで賑わいます。
宮川大輔・櫻井翔
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!








