三浦の小玉スイカ『姫まくら』
楕円形の美しい枕型という特徴的な形状から「姫まくら」と名付けられたこのスイカは、濃緑の外皮に太くはっきりとした縞模様が印象的です。重量は約2～2.5kgと手頃なサイズでありながら、大玉スイカに匹敵する強烈なシャリ感を持つ果肉は、従来の小玉スイカの概念を覆す食体験を提供します。
東に東京湾、西に相模湾、南に太平洋と三方を海に囲まれた環境は、「冬温かく、夏涼しい」という理想的な気候を生み出します。この海風が運ぶミネラル豊富な環境で育った姫まくらは、皮際まで甘みが行き渡る完璧な仕上がりとなります。
丸種株式会社が開発したこの品種の最大の特徴は、外皮が4～5mmと薄いにも関わらず非常に硬いことです。これにより裂果の心配がなく、輸送性に優れているため、産地から遠く離れた場所でも最高品質の状態で味わうことができます。
さらに肉質の硬さゆえに従来の小玉スイカでは困難だった7～8月の高温期栽培が可能になったことです。盛夏でも品質が劣化しにくく、収穫後の日持ち性も抜群です。果肉は濃い桃紅色で色ムラが少なく、どの角度から切ってもフォトジェニックな断面を楽しめます。
産地である三浦市では、年間約87,000ケースもの小玉スイカを出荷しており、その中でも姫まくらは特に人気の高い品種として知られています。
- 糖度は12～14度ほど
- 果肉が締ってシャリッとした食感
- 果肉の白い部分が少ない
- 果肉の白い部分が少なく、皮の際まで甘さが楽しめる
宮川大輔・鈴木京香
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この記事の作者・監修
Activi TV
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