2025年4月18日（金）放送の【ドキュメント72時間】で紹介した、ソウルの日本居酒屋『とんあり 貞洞店』の場所を紹介します。

『とんあり 貞洞店』は、ソウル市中区貞洞にある日本人経営の居酒屋で、韓国における和食文化の先駆者的存在として知られています。​2004年に新村で創業したこのお店は、オーナーの松本ひとみさんが日本の丁寧な接客と本格的な和食を提供することを目指して始められました。​その後、鐘路や市庁エリアに店舗を展開し、現在の貞洞本店は、徳寿宮の裏手に位置する歴史ある街並みに溶け込むように佇んでいます。​

『とんあり』では、韓国にいながらまるで日本にいるかのような雰囲気を味わえます。​店内は日本の居酒屋そのもので、スタッフの接客も日本式の丁寧さが徹底されています。​オーナーの松本さんは大阪出身で、その影響もあり、粉もの料理にも力を入れています。​また、韓国での和食店経営の草分け的存在として、在韓日本人の間では「みんなのおばちゃん」として親しまれています。​

看板メニューの一つは、オーナー自らが手掛けるすき焼きです。​韓国産の上質な牛肉を使用し、甘辛い割り下で煮込んだすき焼きは、日本の味そのもの。​生卵を絡めて食べるスタイルも日本と同じで、在韓日本人や日本食ファンから高い評価を受けています。​

その他にも、ネギ焼きやポテトサラダ、黒豆など、日本の家庭料理を思わせるメニューが豊富に揃っています。​特にネギ焼きは、醤油やソースで味付けされ、大阪のお好み焼きを彷彿とさせる一品です 。​また、季節ごとに変わる旬の食材を使った料理も提供されており、訪れるたびに新しい味に出会えるのも魅力の一つです。