2025年9月26日放送の【ザワつく!金曜日】高嶋ちさ子さんの好物「どれを食べたいか選手権」で紹介した、黄金あなごの出し巻き玉子のお店は『あなご亭』です。

あなご亭は2014年9月に長崎県対馬市豊玉町にオープンした黄金あなご料理専門店で、水産加工会社である株式会社フレッシュ対馬の直営店として誕生しました。

対馬内にあなご料理専門店が存在しなかったため、地元で獲れた極上のあなごを観光客や地元の皆様に味わってもらいたいという想いから開業されました。

開店から短期間で評判を呼び、2019年には「ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版」に対馬内で唯一のビブグルマンとして掲載される快挙を成し遂げています。店名も商標登録されており、対馬のあなご料理の代表格として広く知られています。

このお店にしかない最大の特徴は、対馬西沖で専属契約の漁師が獲った黄金あなごというブランドあなごを使用していることです。
対馬は日本一のあなご漁獲量を誇り、その中でも西沖の水深150メートルから200メートルの深海で育つあなごは、冷たい海水で身を引き締めながら深海イワシやエビ、イカなどの天然の餌を食べて成長するため、通常よりも肉厚で脂が乗り、骨も柔らかいのが特徴です。
目利きの職人が一尾一尾厳選し、活〆・血抜き・神経抜きなどの工程を経て調理されます。個体によっては胴体が黄金色に輝いて見えることから黄金あなごと名付けられました。

人気は特上蒸籠蒸しで、専用の桧蒸篭を使って柔らかく蒸し上げたあなごと地元の佐護米、自家製タレのコラボレーションが絶品と評判です。

あなごの出し巻き玉子は、脂のノリが良く分厚い身と上品な甘みの黄金あなごをしょう油・お酒で短時間煮込みます。そこに黄金あなごの出汁 昆布出汁 鰹出汁の3種の出汁を合わせたものと卵で焼き上げ、黄金に輝く黄金あなごのうまみを閉じ込めます。

新鮮だからこそ味わえるあなご刺身は、コリコリとした食感と上品な甘みが楽しめる希少な一品です。また、大ぶりのあなごを使ったあなごカツ定食は、フワフワの食感とボリューム感で満足度が高く、対馬でしか味わえない贅沢な逸品です。

あなご白焼定食や握り寿司定食も人気で、白焼きは塩焼きがおすすめされています。天ぷら定食では3個の大きなあなごの天ぷらと野菜が組み合わされ、サクサクの衣とふんわりした身の対比が絶妙です。

どの料理も対馬西沖の豊かな海で育った最高品質の黄金あなごの旨みを余すことなく堪能でき、肝吸いや出汁巻きなど、頭や骨、肝まで無駄なく活用した逸品も提供されています。

石原良純・長嶋一茂・高嶋ちさ子・高橋茂雄