2025年7月25日放送の【ザワつく!金曜日】で紹介した、目隠しで切るため麺の太さがバラバラうどんのお店は、埼玉県春日部『うどん屋 基蔵』です。

埼玉県春日部市にある「うどん屋 基蔵」は、東武スカイツリーライン武里駅から徒歩約3分の場所にある、こだわりの手打ち讃岐うどんのお店です。

店主の店主山崎貴広さんは元山伏というユニークな経歴を持ち、「ナニコレ珍百景」などのテレビ番組でも紹介されたことがあるそうです。お店は2014年10月にオープンし、元々は親族が倉庫として使っていた建物を改装してうどんの製造販売からスタートしました。店主さんは独学でうどんを学び、特に讃岐うどんに強いこだわりを持っています。

基蔵の最大の特徴は、うどん生地を鍛えるのに、うどん店では珍しい「青竹踏み」を使用している点です。これにより、独特のコシとつるつるとした食感を生み出しています。さらに、うどん粉には香川県産の「さぬきの夢」を100%使用。この「さぬきの夢」は旨み、色味、食感のバランスが良い一方、グルテン含有量が非常に少なく、手打ちうどんにするには加工性が悪く難易度が高いとされる希少な小麦粉です。この粉を使いこなすには、職人の高い技術と日々の鍛錬が求められます。
そのうどんを目隠しで切るため太さがバラバラに仕上げています。

出汁にもこだわりがあり、希少な「伊吹いりこ」や背黒、高級枯れ節、昆布、国産干し椎茸などを丁寧に煮出して作られており、自家製の本返しと合わせたスープは、うどんとの相性も抜群なのだとか。天ぷらも注文を受けてから揚げるため、常に熱々で提供されています。

石原良純・長嶋一茂・高嶋ちさ子・高橋茂雄