2025年10月25日放送の【１億人の大質問！？笑ってコラえて!】で紹介した、デカ盛りカツ丼・山田裕貴のお店は『興ちゃん亭』です。

食事処興ちゃん亭は、茨城県桜川市にある地元のデイサービス施設で働くお姉さん推薦の大衆的な中華・定食の店です。

この店の看板は、器の縁まで盛り上がる丼ものと一体感のある中華メニューです。代表格のよくばり中華丼は、ご飯に香ばしいかた焼き麺を重ね、具の餡をたっぷりまとわせる構成で、一皿の中に異なる食感を重ねます。厨房では大ぶりの豚ロースを木槌でのばし、粗めのパン粉で香りよく揚げる手順が見られます。仕込みと火入れの段取りが明快で、丼と中華を行き来する店のリズムそのままに、次の一品が素早く仕上がっていきます。家族の連係で回るフロアと厨房が、食堂の勢いをそのまま器に乗せます。食べ手の前に届いた瞬間から湯気と音で食欲を引き立てます。

丼のもう一枚看板はかつ丼で、厚みのあるとんかつを割り付け、自家だれで煮含めて卵でとじ、山のように段を重ねるように盛り上げた1.6合の米550g・豚ロース300gのデカ盛り仕様です。
煮立ちの香りがふわりと立ち、米の甘みと衣の香ばしさが合わさって、箸が迷わず中心に吸い込まれていきます。
揚げたてのかつは角が立ち、割り入れた卵が縁をやさしく受け止め、丼面に立体感を生みます。盛りは豪快でも構成は端正で、甘辛のまとまりが最後の一口まで崩れません。

炒め物ではニラレバー定食が名物で、肉は下味に酒とごま油を合わせてやわらかく仕立て、強火で手早くまとめます。香味は立ち上がりが早く、270gのレバーの厚みとにらの張りが噛むほどに力強さを増します。
にらは栃木、豚レバーは茨城のものを合わせます。
火入れは芯を残さず、それでいて水分を逃さない一歩手前で止め、皿に移した瞬間が食べごろです。

他にもタンメンや炒飯類など、湯気と油の香りが出迎える定番が揃い、気分と食欲の加減で自由に組み合わせができます。どの皿にも食堂の真ん中で培われた段取りの良さが通い、今日の一食を力強く支えます。

所ジョージ・佐藤栞里・宮野真守・松田好花・日向坂46・ハリセンボン・山田裕貴・間宮祥太朗・森本慎太郎・SixTONES・高田純次・パンサー・阿佐ヶ谷姉妹・梶裕貴