とんかつ 浅草駅「三好弥」
この浅草店は三好弥一門の中でも初期にのれん分けを許された貴重な存在で、現在では長谷川好彌が直接のれん分けをした店として現存する唯一の店舗となっています。
浅草寺の北側に位置し、かつては東京一の規模を誇った花柳界や新吉原のある華やかな繁華街で、「實用洋食」を謳う三好弥は手頃な価格で御馳走が味わえる店として人気を博しました。
しかし東京大空襲により店舗は焼失し、初代店主の妻と末の息子も命を落とすという悲劇を経験しました。戦後、初代光四郎氏が店を再建し、現在は三代目の浩氏が店を受け継いでいます。
創業以来85年間変わらず提供されている合皿というメニューです。これはハンバーグ、肉フライ、エビフライが盛られたミックスフライで、付け合わせにはポテトサラダとロースハムが添えられています。
肉フライとはヒレ肉の天ぷらのことで、三好弥一門伝統の料理として他の三好弥でも見かけることがある昭和の洋食を代表する一品です。
初代の頃はおそらく洋皿に盛られていたであろうこの御馳走は、昭和の洋食店の家族の情景を彷彿とさせる思い出深い料理として愛され続けています。
人気はみそカツ丼で、どんぶりに盛られたご飯の上に千切りキャベツが薄く敷かれ、その上にロースカツが乗り、濃厚な味噌ダレがかけられて白胡麻が少々振りかけられています。
ロースカツは薄めで脂が少なく、甘口の味噌ダレとの相性は抜群です。
味噌汁の見た目は豆腐が入った普通の味噌汁ですが、出汁に鯖節を使用しており、鯖の旨味がカツによく合うように研究された独特の味わいが楽しめます。
厚切りポークソテーが人気メニューのひとつで、とんかつ屋ならではの豚肉の旨味を存分に味わえる一品として評価されています。
またロースカツやかつ重なども定番メニューとして親しまれており、卵とじ風のかつ重は卵のふわとろ具合とカツのジューシーさが絶妙なバランスです。
- 昭和10年創業の老舗
こちらは『三好弥(浅草/とんかつ)』のお店ページです。実名でのオススメが9件集まっています。Rettyで食が好きなグルメな人たちからお店を探そう!…
retty.me
ホームページ
| 住所 | 東京都台東区浅草3-17-5 |
|---|---|
| 電話 | 03-3874-2250 |
博多華丸・大吉
[記事公開日]
[最終更新日]
この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
