2025年9月7日放送の【バナナマンのせっかくグルメ】バナナマン日村さんが、北海道旭川のロケ地・お店をまとめて紹介します。

RICE（ライス）は2017年7月に創業した、土鍋で炊きたてのご飯と焼肉が楽しめる特別なお店で、旭川市新富2条2丁目にあります。

お米屋さんが運営する焼肉店という珍しいスタイルで、店主の水嶋絵麻さんが弟さんと起業した米屋の飲食部門として誕生しました。「女性が1人でも気軽に来れる焼肉屋」をコンセプトに、従来の焼肉店とは一線を画すカフェのようなおしゃれな店内が特徴的です。

このお店にしかない最大の特徴は、お肉ではなくお米が主役。
北海道産のゆめぴりかとななつぼしを自社で精米し、注文を受けてから土鍋で一つ一つ丁寧に炊き上げる炊きたてご飯は、まさに絶品といえるでしょう。
精米したてのお米を約20分かけて土鍋で炊き上げることで、一粒一粒の食感と甘味を最大限に引き出しています。蓋を開けると香ばしいおこげも楽しめ、お米好きにはたまらない体験ができます。お客様からは「焼肉ってこんなにお米で変わるの」と驚かれることも多く、実際に店頭でお米の販売も行っているほどのこだわりぶりです。

人気の料理は、旭川のブランド牛である旭高砂牛のプルコギです。
旭川の老舗酒蔵「高砂酒造」から生産される酒粕を飼料に混ぜて育てられるため、肉質が柔らかく上品な味わいが特徴です。
バラの薄切り肉をオリジナルのタレで甘辛く味付けし、山わさびか生卵を選んで食べることができます。山わさびでさっぱりと味わうのも良いですが、生卵をつけたすき焼き風の食べ方は炊きたてご飯との相性が抜群で、思わずお箸が進んでしまいます。

『炭火やき鳥りょう』は2014年6月に旭川市で創業した炭火焼き鳥専門店で、ミシュラン北海道2017でビブグルマンに選出された実力店です。

店主の酒井亮さんが名古屋の焼き鳥名店で5年間の修業を積んだ後、地元旭川に戻って開業したというエピソードがあります。
「すべてはお客様に食事を楽しんでもらうために」という修業先で学んだ心得を常に忘れず、一本一本に魂を込めて焼き上げる職人の心意気が感じられるお店です。
2024年12月には旭川市7条通8丁目のパルク7.8の1階に移転し、新たなスタートを切りました。

店主こだわりの自家製塩には、北海道産の昆布や鰹節の出汁を、まっさらな状態の塩に約1週間かけてじっくりと染み込ませた特製塩。塩の輪郭がはっきりしているのにしょっぱくなく、素材本来の旨味を自然に引き立てる逸品です。また、すべての串を炭火の遠赤外線でていねいに焼き上げ、お皿まで温めて提供するという細やかな心配りも印象的で、フレンチレストランのような気遣いを焼き鳥店で体験できる貴重なお店となっています。

人気のねぎまは、塩とタレの両方で味わうことができ、どちらも絶品の仕上がりです。
塩味では自家製塩の効いた上品な味わいが楽しめ、タレ味では甘さを控えたサラッとした醤油ベースのタレが鶏の脂と見事に調和します。一串にお肉とネギが2個ずつ刺さった小ぶりなサイズながら、炭火でじっくり焼かれたジューシーな仕上がりと香ばしい炭の香りが口いっぱいに広がり、満足度の高い一串となっています。

お店自慢のつくねは、黒ごまの香りと食感がアクセントとなった自家製の逸品で、じっくり焼くことで素材の味が引き立ちます。
特に評判が高いのが仔羊の香草焼き串で、脂肪が少なく柔らかなラム肉を自家製塩とフレッシュハーブで仕上げた贅沢な一串です。
しっとりとした食感と噛むたびに広がる芳醇な旨味は赤ワインとの相性も抜群です。また、南蛮焼と呼ばれる牛ハラミの串は、霜降りのような美しいサシの入った上質な肉質で、脂のキレも良く、まるでコース料理のメインディッシュのような存在感があります。
うずらのたまご串は絶妙な火加減で焼き上げられ、中からとろける黄身とアンチョビの深い塩味が絶妙にマッチした逸品で、締めにはつくねだし小らーめんがおすすめです。
つくねを作る際に出る美味しい出汁をベースに、道産昆布の旨味を合わせた心温まる一杯で、最後まで北海道の恵みを堪能できます。

ジャパチーズ旭川は2014年に創業した手作りナチュラルチーズ工房で、旭川市の中心街にある買物公園通り沿いに店舗を構えています。

オーナーの長尾英次さんは、宮城県の蔵王酪農センターで18年間チーズ職人として研鑽を積み、東日本大震災をきっかけに奥様の故郷である旭川へと移住しました。
長尾さんは酪農学園大学卒業後にアメリカでの酪農実習を経験し、2014年まで蔵王酪農センターで商品開発や製造を手がけていた経歴を持つ本格的なチーズ職人です。店舗は旭川駅から徒歩18分ほどの買物公園7条通りに位置し、店舗の奥がガラス張りのチーズ工房になっており、お客様が製造過程を見学できる構造になっています。

このお店の最大の特徴は、原材料を旭川市東鷹栖の加藤牧場の生乳のみを使用していることです。

加藤牧場は親子3代にわたって牛を大切に育てているブリーダーで、家族全員で毎朝一頭一頭にブラッシングをするなど、牛と牧場の美しさにまでこだわっています。

無添加、ノンホモ、低温殺菌、てんさい含蜜糖使用という徹底した品質管理のもと、日本人の食べやすさを重視したクセのないチーズ作りが行われています。
長尾さんの「チーズを身近に感じて食べてほしい」という想いから、日本の食卓に合うチーズが生み出されており、お味噌汁の具やわさび醤油で和風カプレーゼにするなど、従来のチーズの概念を覆すような食べ方も提案されています。

人気なのはフレッシュモッツァレラチーズです。お豆腐のような感覚で食べられるこのチーズは、チーズでありながら和食にぴったりで、わさび醤油と大葉で和風カプレーゼにするのがおすすめです。もちもちした食感が特徴的で、一度食べたら忘れられない味わいだと評判です。

この新鮮な牛乳を使った無添加ソフトクリームも登場し、旭川・加藤牧場の生乳100%、てんさい糖、粗塩のみで作られたシンプルで濃厚な味わいが楽しめます。

その他炙りチェダーは、塩気が程よく、癖がなくて食べやすいチェダーチーズを串にさして火で炙ると、シコシコとした食感がたまらないと人気です。

また、旭川の谷口農場の有機トマトを練り込んだピンク色のトマトモッツァレラや、大雪地ビールの黒ビール「黒岳」を混ぜ込み熟成させた黒岳チェダーなども揃っています。

黒岳チェダーは2020年のジャパンチーズアワードで銀賞を受賞した実力派で、断面が大理石模様のちょっぴりリッチな熟成チーズとして知られています。

アートホテル旭川の1階に位置する「北海道ブラッスリー リラ」は、2018年3月にリニューアルオープンしました。ホテルでありながら、よりカジュアルに食事を楽しんでほしいという想いから「ブラッスリー」と名付けられたそうです。北海道産の小麦や乳製品を厳選して使用し、パンやケーキ、焼き菓子などをホテルオリジナルの商品として提供しています。店内はカフェスペース、ラウンジスペース、テラススペースに分かれており、開放的な空間でゆったりと過ごすことができます。夏にはテラススペースとラウンジスペースをつなげて、約100席のビアテラスとしても利用されるそうです。

お店では、北海道産の素材にこだわったパンやペイストリー、オーブン料理などを手軽に楽しむことができます。特に、旭川焙煎にこだわったコーヒーは豊かな香りが特徴で、カフェタイムにぴったりです。また、季節ごとに旬の素材を使ったパンやスープも提供しており、訪れるたびに新しい発見があるかもしれません。

一番人気の料理としては、北海道産の生クリームとカスタードクリームをたっぷり使ったシュークリームが挙げられます。サクサクのシュー生地と濃厚でミルク感あふれるクリームの組み合わせは、一度食べたらやみつきになる美味しさです。他にも、昔ながらの固めで濃厚なカラメルソースがかかったプリンも人気があります。

その他にも、彩り豊かで美しいケーキや焼き菓子がショーケースに並び、見ているだけでも楽しめます。夏には、レモンの風味を効かせたスフレチーズケーキや、瀬戸内レモン餡を包んだパン、ピスタチオクリームとラズベリーのケーキなどが登場します。秋には、和栗のショートケーキや洋梨のシブースト、和栗あんぱんなどが提供されるなど、季節ごとの限定メニューも充実しています。旅の思い出に、こだわりのスイーツとお気に入りのコーヒーで、優雅なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

らーめん橙ヤは2001年に旭川の地に誕生した味噌ラーメン専門店で、現在では旭川市内に3店舗を展開する人気店です。旭川南1条1丁目にある本店は、旭川動物園からわずか車で8分という観光に便利な立地にあります。

創業から20年以上にわたって地元の人々に愛され続け、今では市外からも多くのお客さんが訪れる名店として知られています。

お店の特徴は、甘めの味噌にピリ辛のアクセントを効かせた独自の橙みそ。20種類以上の素材を低温管理で3ヶ月以上熟成させて作り上げたこの特製味噌は、独特の辛さとコクが絶妙に調和した他では味わえない逸品です。

また、3日間かけて丁寧に下処理した豚肉を備長炭でじっくり焼き上げた炭火焼ちゃーしゅーも橙ヤならではの自慢の一品で、香ばしさと柔らかな食感が多くの人を虜にしています。

人気は、看板メニュー橙みそに自慢の炭火焼ちゃーしゅーをトッピングした炭火焼ちゃーしゅーめんです。
秘伝の味噌ダレは、味噌にりんごなどの果物を加えた甘めの味わい。そこへ12時間以上煮込んだ豚骨スープ。味噌ラーメンには珍しい細ちぢれ麺を合わせます。橙みそらーめん最大の特徴である唐辛子を入れることで、唐辛子が味噌の甘みをより引き立てるスープに仕上がるそうです。そこに醤油ダレで3日間>煮込んだ自家製チャーシューを備長炭で香ばしく焼き上げてからトッピングします。
備長炭でじっくり焼き上げたちゃーしゅーの香ばしさと、濃厚でありながらピリ辛のアクセントが効いた橙みその絶妙なハーモニーを楽しむことができます。
ちゃーしゅーはばら肉、ロース、うでの部位から選ぶことができ、どれもボリューム満点で食べ応え抜群です。

その他、シャキシャキとした食感が楽しめるねぎらーめんや、すべてのトッピングが一度に味わえるまるごとのっけらーめんも多くの常連客に愛されています。
また、本店発祥の人気メニューとして、たっぷりの海老をまるごと使った香り豊かな海老しおとんこつシリーズも見逃せません。
醤油、味噌、塩の各種スープで楽しめるこのシリーズは、海老の風味が口いっぱいに広がる贅沢な味わいです。

さらに、梅肉と大葉の香りが爽やかな梅塩とんこつは女性に特に人気で、こってりしながらもさっぱりとした後味が魅力的です。
旭川最古の醤油醸造メーカー「キッコーニホン」が醸造する旭川しょうゆをベースにした旭川こく旨しょうゆも、あっさりながらもコクのある深い味わいで多くの人に愛されています。

店内は総席数52席を誇る広々とした造りで、座敷席やカウンター席を完備し、家族連れからお一人様まで幅広く対応しています。

バナナマン・設楽統・日村勇紀・織田裕二・横澤夏子・福士加代子・近藤春菜