2025年11月22日放送の【千原ジュニアのタクシー乗り継ぎ旅31】岩手〜青森で紹介した、青森県三戸郡五戸町のチェックポイントで紹介、馬肉の鉄板焼き・馬刺しのお店は『ミートプラザ尾形』です。

ミートプラザ尾形は1947年(昭和22年)に創業した馬肉料理の老舗で、青森県三戸郡五戸町博労町にあります。

青森県で戦後に馬肉を普及させた店として知られ、直営牧場で徹底した健康管理のもと育てた馬を提供しているため、新鮮で上質な馬肉が楽しめます。藩政時代から馬の売買で栄えた博労町という歴史ある地で、馬喰仲間たちが囲炉裏を囲んで食べていた桜鍋の評判の良さをきっかけに、住居を改装して馬肉料理店を開いたという歴史があります。
1988年(昭和63年)に現在の店舗を新築し、1階には精肉店と食事処、2階には大広間や個室を備えた構造となっています。

お店の名物は、源義経一行が平泉から落ち延びる途中、武蔵坊弁慶が兜を鍋の代わりにして料理し精をつけたという一説から考案された義経鍋です。
兜の形をした独特な鍋で、中央部分は水炊き用、その周りを囲む鉄板部分で馬肉の焼肉を楽しむという、水炊きと焼肉を同時に味わえる贅沢な料理です。鉄板の縁には油だまりがあり、馬油をくぐらせながら肉や野菜を焼くことで、柔らかく香ばしい仕上がりになります。特上のハラミやカイノミを使用し、味噌ベースと醤油ベースの2種類の自家製タレでいただきます。

馬刺しも人気の一品で、クセがなくまろやかな口当たりが特徴です。
直営牧場から届く新鮮な馬肉だからこそ実現できる味わいで、にんにくの効いた自家製タレとの相性が抜群です。醤油でさっぱりといただくのもおすすめです。

その他にも、桜鍋は南部地方の郷土料理として古くから愛されている一品です。
馬肉、長ネギ、キャベツ、豆腐などを地元産の大豆を使った自家製味噌で煮込んだもので、創業当時から受け継がれる味が楽しめます。糸こんにゃくが抜群に美味しく、なんばという唐辛子の薬味を加えることで味の変化も楽しめます。
シメには南部地方の郷土料理であるかやき煎餅を入れると、モチモチとした独特の歯ごたえが味わえます。

また、専門店ならではの珍しいメニューとして、心臓刺しはクセがなく食べやすいと評判で、馬タンの塩焼きや馬肉のにぎり寿司といった一風変わった料理も揃っています。

千原ジュニア・貴乃花光司