【人生の楽園】夫婦の里山ごちそう庵『馳想庵 くう楽』兵庫・宍粟市のお店情報

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放送の【人生の楽園】~仲良し夫婦 里山ごちそう庵~、山田ゆかりさん・次郎さんで紹介した、夫婦の里山ごちそう庵のお店は兵庫・宍粟市『馳想庵 くう楽』です

夫婦の里山ごちそう庵「馳想庵 くう楽」

「馳走庵くう楽」は、兵庫県宍粟市の山あいにひっそりと佇む、築およそ250年の古民家を再生した隠れ家レストランです。

定年退職を機に長年の夢を叶えた山田ゆかりさん(64歳)と次郎さん(64歳)夫妻が2022年にオープンしました。

店名に込められた「食(くう)」と「楽しむ(楽)」の思いそのままに、訪れる人々に特別なひとときを提供しています。

18歳でスイミングスクールのコーチ仲間として出会ったお二人。ゆかりさんは岐阜県出身で、観光の専門学校でスイスのホテル料理を学んだ経験を持ちます。名古屋出身の次郎さんがハウスメーカーに就職すると、神戸に移住し、ゆかりさんは38年間、専業主婦として家族を支え続けました。多忙な次郎さんの同僚を自宅に招いては得意の料理で接待し、その腕前は自然と磨かれていったのです。子どもたちが独立した50代半ばを過ぎ、ようやく「自然が豊かな田舎でレストランを開きたい」という夢を抱くように。次郎さんが見つけてくれた宍粟の古民家で、ついにその夢が現実となりました。

お店では木・金・土・日のお昼に、完全予約制のコース料理のみを提供しています。
最大の魅力は、何といっても次郎さんが丹精込めて育てる20種類以上の無農薬野菜と、ゆかりさんの手作り料理です。畑からまっすぐ厨房へ届く新鮮な野菜は、日々の収穫とともに食卓の一皿へと育っていく物語を感じさせます。

ゆかりさんは前菜からデザートまで、すべて一人で手がけています。一方の次郎さんは接客を中心に、玄関の花の飾りつけや空間演出まで担当し、「今では妻の夢が夫婦の夢になりました」と語る通り、二人三脚で温かなおもてなしを実現しています。

作家の器に盛り付けられる料理は、野菜の色や香りを一層引き立て、蔵に設けられたギャラリーでは気に入った器との出会いも楽しめます。

特に評判が高いのは、米の甘みと野菜の旨みが絶妙に重なるリゾットです。重たさがなく、食事の流れの中で自然に次の一皿へと橋渡しをしてくれる、まさに食卓の要となる逸品です。

畑のサラダや小さな一品で野菜の生命力を感じさせる前菜に始まり、里山の空気をそのまま閉じ込めたような優しいスープ、軽やかな衣に旨みが宿る鹿肉のカツレツまで、季節ごとに表情を変える料理の数々が心に残ります。
締めくくりには畑で実った果実のコンフィチュールや、初夏のチェリーパイなどのデザート、そして香り豊かなコーヒーまで、古民家で過ごす里山の昼のひとときを、ゆっくりと一枚の風景として記憶に刻んでくれます。

電話での予約は3日前までという丁寧な対応で、母屋の落ち着いた座敷や蔵の趣ある空間で、里山の記憶に触れるような特別な時間を過ごすことができます。


食べログ
  • 宍粟牛の赤ワイン煮込みコース 5000円
  • 宍粟牛のフィレステーキコース 全11品 7500円
  • 宍栗牛のフィレステーキと夏野菜のグリル
  • サーモンと紫玉ねぎのマリネ
  • 夏野菜のコンソメジュレサラダ
  • フォカッチャ
  • ほうれん草とにんじんのキッシュ
  • にんじんとじゃがいものスープ
  • 宍粟牛の赤ワイン煮
  • 築250年ほどの歴史がある古民家
  • 宍栗牛の赤ワイン煮は3日間かけて作るメニュー
住所 兵庫県宍粟市一宮町杉田100
電話 090-3711-9165

※公式サイト・Instagramから情報を引用させていただいております。

菊池桃子・小木逸平

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この記事の作者・監修

Activi TV

こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!