【人生の楽園】古民家カフェ・シフォンフルーツサンド　山梨県北杜市『MUD CAFE（マッドカフェ）』の場所を紹介

2025年5月17日放送の【人生の楽園】弓場宙一さん・怜子さん～名水の里 古民家カフェ～で紹介した、山梨県北杜市のシフォンフルーツサンド『MUD CAFE（マッドカフェ）』の場所情報を紹介します。

『MUD CAFE』は山梨県北杜市白州町白須にある、築120年の古民家をリノベーションした週末限定のカフェです。

2024年3月、埼玉県から移住してきた弓場宙一さん（59歳）と怜子さん（39歳）ご夫婦が、1年以上かけて手作業でリノベーションしてオープンしました。店名の「MUD」は、二人が泥だらけになって古民家を改修したことに由来しています。

二階建ての古民家の中で、カフェスペースとして使われているのは2階の蚕部屋。木の梁がむき出しになった天井の低い空間は、まるでタイムスリップしたかのようなノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。

店内には座敷やソファ席が設けられ、薪ストーブの温もりに包まれながら、窓から見える田園風景と四季折々の自然を楽しむことができます。白骨化した鹿の頭骨が飾られた独特のインテリアも、このカフェならではの個性です。

医療機器メーカーに勤めていたご夫婦は、疲労をきっかけに「やりたいことは今やらないと、いつできなくなるかわからない」と人生の転機を決断。2023年に会社を退職し北杜市に移住、結婚して新たな人生の舞台として『MUD CAFE』をオープンしました。

「大人がゆったりと過ごせる隠れ家的な古民家カフェ」をコンセプトに、二人は訪れるお客様に温かな時間を提供しています。宙一さんが担当する自家焙煎のコーヒーはたっぷり約250cc。怜子さんが腕を振るう看板メニューは、ふわふわのシフォンケーキを使った様々なスイーツです。特に人気なのは、いちごを使ったシフォンフルーツサンドや、収穫したイチゴで作ったソースで仕上げる大きないちごパフェ。

また、ランチメニューとして提供されるおにぎりセットも多くの方に愛されています。地元のお米を使ったおにぎり2個に、甘めの玉子焼き、季節の副菜、出汁の効いた豚汁が付いたこのセットは、懐かしさとあたたかさを感じられる絶品と評判です。ドリンクメニューには、ほっとする甘さの練乳ラテもあり、素材へのこだわりが感じられます。

笑顔で暮らせるよう移住した田舎の古民家で、のんびり過ごせるカフェづくりに奮闘する宙一さんと怜子さん。そんな二人を応援する地域の人たちやお客さんとの心温まる交流も、このカフェの魅力のひとつです。都会の喧騒を離れ、時間がゆっくりと流れる山梨の自然の中で、温かい飲み物と手作りスイーツとともに、特別なひとときを過ごしてみませんか。

菊池桃子・小木逸平