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カツサンドの自販機 秋葉原駅「肉の万世」
かつてこの場所には万世の有人直売所がありましたが、現在はレトロな雰囲気の中で特製サンドイッチを購入できる自販機スポットとして親しまれています。
ラジオガァデンという名の商業施設は1950年に誕生し、戦後の露天商が移転する形で電子部品店などが集まった歴史ある場所でした。
電気街秋葉原の原点ともいえるこの一角に、2009年に肉の万世が直売所を開店し、2019年には24時間営業の自販機コーナーへと姿を変えました。
この直売所の最大の特徴は、万世の看板商品である万かつサンドを自動販売機で購入できることです。整形加工肉ではなく一枚肉をハンドカットして作られる万かつサンドは、1949年創業の肉の万世が長年守り続けてきた味わいを気軽に楽しめる一品です。
自販機には万世らしい赤い牛のマークが施され、薄暗い高架下にありながらもどこか温かみを感じさせます。ミニ提灯が飾られ、簡素な立ちテーブルも用意されているため、購入後その場で味わうこともできるのが嬉しいところです。
自販機で販売される商品の人気筆頭は、やはり万かつサンドでしょう。
豚ロース一枚肉を使った厚みのあるカツに秘伝の濃厚ソースを絡め、きめ細かいしっとりとしたパンで挟んだ逸品です。ロースかつですがさらりとした脂で食べやすく、ソースがパンに程よく染み込んで全体が絶妙なハーモニーを奏でます。6切れにカットされた状態で提供されるため、手を汚さずに食べられる配慮も行き届いています。
そのほかにもヒレかつサンドやボリュームヒレかつサンド、ハンバーグサンド、さらには弐万かつサンドといった多彩なラインアップが揃っています。
ヒレかつサンドは柔らかなヒレ肉を使った上品な味わいが楽しめ、ボリュームヒレかつサンドは通常の1.5倍の厚みがあって食べ応え抜群です。
ハンバーグサンドはメンチカツのようなジューシーさにピクルスが添えられ、シチューソースとソテーオニオンの複雑な旨味が広がります。
そして弐万かつサンドはカツが2枚重ねになった贅沢な一品で、パンの耳まで付いたボリューミーな仕上がりとなっています。
所ジョージ・林修
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この記事の作者・監修
Activi TV
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