2025年5月30日放送の【日曜マイチョイス】ずん飯尾さんがで紹介した、ミシュラン掲載の蕎麦屋さんのお店は『西條そば 甲』です。

『西條そば 甲（きのえ）』は、2005年に愛媛県西条市朔日市に開店した蕎麦店で、名水「うちぬき」を活かした蕎麦作りで知られています。

店主の荻原甲慎さんは、大阪出身で全国を巡る中で西条市の水に魅了され、蕎麦店を開くことを決意しました。その後、山梨の有名蕎麦店の高橋さんの所で修行を積み、家族とともに西条市へ移住し、現在では移住者の相談にも乗る先輩としても活躍されています。店内は和の趣を感じさせる落ち着いた雰囲気で、地元の人々や観光客に親しまれています。

『西條そば甲』の特徴は、地元の食材を活かした創作蕎麦にあります。例えば、夏季限定の絹かわなすの冷やかけおろしは、西条市内の限られた地域で継承されてきた伝統野菜「絹かわなす」を使用し、揚げびたしにされた肉厚のナスが冷たい出汁に浸されて提供されます。また、秋冬限定のなめこ山菜は、大ぶりのなめこと山菜がたっぷり入った温かい蕎麦で、寒い季節にぴったりの一品です。これらのメニューは、季節ごとに変わる地元の食材を活かしたもので、訪れるたびに新しい味わいを楽しむことができます。

定番メニューの中でも人気なのが天ざるです。細めの自家製麺は喉ごしが良く、揚げたての天ぷらとの相性も抜群です。また、十割ざるは、国産蕎麦粉を使用した香り高い蕎麦で、蕎麦本来の風味を堪能できます。これらのメニューは、蕎麦の美味しさをシンプルに味わいたい方におすすめです。

その他にも、山芋とろろ蕎麦やなめこ蕎麦、ナスのお蕎麦など、バラエティ豊かなメニューが揃っています。また、ソバゲッティという、自家製トマトソースと蕎麦つゆを融合させた創作蕎麦も提供されており、蕎麦の新しい可能性を感じさせてくれます。さらに、おでんや天むすなどのサイドメニューも充実しており、蕎麦と一緒に楽しむことができます。

阿川佐和子・飯尾和樹・ずん・石原良純・中岡創一・ロッチ