この記事の目次
あんもち 今治駅「あわびや餅店」
創業から270年以上の歴史を誇り、今治でもひときわ深い根を張る老舗中の老舗。今治駅から瀬戸内海の方角へ歩くこと15分ほど、今治市本町4丁目にたたずむ年季のある店構えが、長い歴史を静かに物語っています。
タオルと造船で知られるこの港町で、江戸の時代からお餅一筋に歩んできたその誠実さこそが、地元の人々に長く愛され続けてきた理由といえるでしょう。現在は10代目・近藤駿次郎さんが店を切り盛りしており、菓子職人である兄とともに、伝統を守りながらも新しい和菓子の世界を切り開いています。
あわびや餅店のいちばんの特徴は、毎朝つきたてのお餅を作って販売している点にあります。柔らかい状態が長く続くよう受け継がれてきた独自の製法で、材料には100%もち米を使用しています。
「出来立てを味わってほしい」という思いから、当日の朝についたお餅のみを販売しており、その日分が売り切れれば終了となります。名物の塩餅は午前中に売り切れることが通常というほどの人気ぶりで、遠方から訪ねる場合は早めの来店がおすすめです。
近年、看板商品として注目を集めているのがバター餅です。ふわふわとした食感のお餅にバターの風味が溶け合い、まるで洋菓子のような味わいを楽しめる一品で、従来の和菓子のイメージを心地よく裏切ってくれます。
さらにこのバター餅を使った黄金バターモッフルも人気で、オーダーから約2分で焼き上がり、焼きたてのクロワッサンのようなバターの香りと、バリバリとしたお餅の食感を楽しむことができます。「黄金」の名にふさわしい、見た目にも華やかな新感覚の和菓子です。
名物のひとつである塩餅は、甘くない塩あんが入った珍しいお餅で、知る人ぞ知る逸品です。お餅といえば甘いものという先入観を持つ方には最初こそ意外に感じられるかもしれませんが、一口食べると素朴でやさしい塩気がじわりと広がり、不思議なほどやみつきになる味わいです。
また、いちご大福や抹茶大福などの大福商品にも力を入れており、旬の素材を使ったものから、生チョコ大福といった通年楽しめるものまで幅広く揃っています。さらに春には桜餅、夏には水ようかんやわらび餅など、四季折々の味わいも楽しめます。
わらび餅は京都の老舗和菓子店から製法を伝授してもらい、試行錯誤の末に商品化したもので、夏限定ながら毎年多くのファンが楽しみにしている季節の一品です。270年以上の伝統と、若い世代の感性が出会った今のあわびや餅店は、訪れるたびに新しい発見がある、旅の途中にぜひ立ち寄りたいお店です。
- 宝暦2年1752年創業
- もち米に柑橘やいちごなどを入れてつく
- 自家製のあんこをたっぷり包む
| 住所 | 愛媛県今治市本町4丁目1-4 |
|---|---|
| 電話 | 0898-22-1384 |
※公式サイト・Instagramから情報を引用させていただいております。
[記事公開日]
[最終更新日]
この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!
