【マツコの知らない世界】『角打ちの世界』のお店・情報まとめ

2025年5月20日放送の【マツコの知らない世界】、『角打ちの世界』で紹介したロケ地、お店をまとめて紹介します。

昭和の面影を色濃く残す「角打ち」が、現代のスタイルと融合し、再び注目を集めています。番組では、全国の酒場を巡ってきた酒場ライターとともに、ネオ角打ちから昭和の風情漂う激渋店まで、進化を遂げる角打ち文化の今を全国1万2000軒以上の酒場を飲み歩きし、角打ちに1000回以上通う塩見なゆ（40歳）さんが紹介しました。

京急沿線の名店での飲み歩きや、角打ちの本場・北九州の老舗3軒も取り上げ、地域に根ざした酒場の魅力を掘り下げます。

継ぎ足しで仕上げる絶品おでんや煮込み、自宅でも楽しめる熱燗の美味しい作り方など、角打ちならではの味わいにも注目。さらに、気軽に楽しむために知っておきたい作法やマナーについても丁寧に解説します。

『JOLLYS（ジョリーズ）』は、1921年（大正10年）に創業された老舗酒屋「阿波屋酒店」を前身とし、2016年に恵比寿でリニューアルオープンした角打ちスタイルのリカーストア兼サウンドスタジオです。店舗は恵比寿駅から徒歩約5分の明治通り沿いに位置し、1階ではお酒やたばこ、食料品の販売を行い、地下1階には音楽スタジオが併設されています。店内には立ち飲みスペースが設けられ、購入した商品をその場で楽しむことができます。

『JOLLYS』の最大の特徴は、老舗酒屋の伝統を活かしつつ、現代的なカフェのような雰囲気を持つ立ち飲みスペースです。木目調の内装や観葉植物が配置された店内は、女性一人でも入りやすい落ち着いた空間となっており、Wi-Fiも完備されています。また、セルフサービス方式を採用しており、購入した商品を自由に楽しむことができます。

店内で人気のドリンクメニューには、アサヒ生ビールや緑茶ハイ、ウーロンハイなどがあり、手頃な価格で提供されています。また、冷蔵庫には国内外のクラフトビールや缶チューハイが豊富に揃っており、好みに合わせて選ぶことができます。特に、珍しい銘柄のクラフトビールを楽しめる点が、ビール愛好家から高く評価されています。

『伊勢五本店 中目黒店』は、2015年11月にオープンした老舗酒屋の支店で、東京都目黒区青葉台にあります。創業は1706年（宝永3年）で、初代・篠田五右衛門が江戸・谷中に「伊勢屋五右衛門商店」として開業しました。長らく谷中で営業を続けた後、2006年に千駄木へ移転し、さらに新たな顧客層を求めて中目黒に出店しました。

中目黒店の特徴は、酒屋でありながら「角打ち」スペースを設けていることです。角打ちとは、酒屋の一角で立ち飲みを楽しむスタイルで、ここでは日本酒、焼酎、リキュール、ワインなどをリーズナブルな価格で試飲できます。特に11月の「本格焼酎の日」には、無料試飲イベントが開催され、希少な銘柄を楽しむことができます。

店内には約800種類の酒類が揃い、日本酒や焼酎はもちろん、アルゼンチンやスロバキアなどのワインも取り扱っています。特に注目されるのは、国分酒造の『安田』や『フラミンゴオレンジ』といった銘柄で、これらは芋焼酎ながらフルーティーな香りと味わいが特徴です。

その他にも、佐藤酒造の『佐藤（白）』や『佐藤（黒）』など、人気の焼酎が揃っています。これらは前割りで提供され、焼酎本来の味わいを楽しむことができます。

また、店内にはワインコーナーも充実しており、日本産のワインをはじめ、世界各国のワインが取り揃えられています。特に、スロバキアや南アフリカなどのニューワールドワインが注目されています。

『杉山商店』は静岡県伊豆の国市南江間にある、創業90年を超える老舗の酒屋です。現在は4代目店主・杉山雅一さんが「お酒と食のセレクトショップ」として、地元の魅力を発信しています。一見コンビニ風の外観ながら、店内には静岡や伊豆の地酒、ワイン、焼酎、リキュール、そしてお酒に合うこだわりの食品が並びます。杉山さんはシニアソムリエと利き酒師の資格を持ち、前職の経験を活かして「美味しいお酒と食事は人に幸せを与える」という信念のもと、家族とともに店を営んでいます。

杉山商店の最大の特徴は、店内でお酒を楽しめる「角打ち」です。金・土・日・月曜日の11時から20時まで営業しており、店内には自由に演奏できるピアノ「スギピアノ」も設置されています。角打ちでは、店主が選んだ日本酒の飲み比べセットや、クラフトビール、ワインなどを楽しむことができます。また、毎週木曜日には伊豆長岡温泉のカフェ「Lumber」で出張角打ちも開催されています。

角打ちで人気の料理には、酒屋のもつ煮やアボカドソースのポテトサラダ、お好み焼き、酒屋のキューバサンドなどがあります。これらの料理は、店主の奥様が手作りしており、お酒との相性も抜群です。特にキューバサンドは、ローストポークとアボカドソースをサンドした逸品で、多くの来店者に好評です。

その他にも、大葉と生姜漬けのちくわ巻きや、伊豆萬耀純米吟醸など、地元の食材やお酒を活かしたメニューが豊富に揃っています。また、店内にはコイン式のワインサーバーも設置されており、気軽にワインの試飲が楽しめます。

『愛知屋小林商店』は、神奈川県横浜市磯子区杉田にある、戦前に伊勢佐木町の愛知屋酒店から暖簾分けされて創業した老舗の角打ち店です。現在の場所に移転してから半世紀以上が経ち、地元の人々に親しまれています。新杉田駅から徒歩約5分の場所にあり、営業時間は15:00から21:30まで、日曜と祝日は定休日です。

このお店の最大の特徴は、50種類以上のパック詰めされた惣菜が並ぶショーケースです。乾き物だけでなく、漬物や焼き魚、玉子焼きなど多彩なおつまみが揃っており、どれも手頃な価格で提供されています。これらの惣菜は、店主が温めてくれるなど、細やかなサービスも魅力の一つです。

また、店内では日本酒や焼酎、ビールなど多種多様なお酒を楽しむことができます。特に、サッポロ黒ラベルの生ビールや、地元の酒蔵とコラボしたオリジナルラベルの日本酒「杉田」など、ここでしか味わえないお酒も取り揃えています。お酒は1合なみなみと注がれ、焼酎の割りものも無料で提供されるなど、コストパフォーマンスの高さも評判です。

その他の名物料理としては、スモークサーモンや焼きサバ、クジラベーコン、餃子、厚揚げなどがあります。これらのおつまみは、どれも200円前後とリーズナブルで、気軽に楽しむことができます。また、イナゴの佃煮など珍しい一品もあり、好奇心をそそられます。

『酒のデパート ヒトモト』は、1889年（明治22年）に創業した老舗の酒販店で、神奈川県横須賀市若松町にあります。横須賀中央駅から徒歩約2分の場所に位置し、130年以上にわたり地域の人々に親しまれてきました。店内には立ち呑みカウンターが併設されており、酒屋ならではの豊富な品揃えをその場で楽しむことができます。

この立ち呑みカウンターは、いわゆる「角打ち」と呼ばれるスタイルで、酒販店が提供する立ち飲みスペースです。カウンターはL字型で、15人ほどが立ち飲みできる広さがあり、常連客との会話が弾むアットホームな雰囲気が特徴です。

店内では、全国各地の日本酒や焼酎、ビール、世界各国のワインやウィスキーなど、多彩なお酒を取り揃えています。お酒は一杯から注文可能で、リーズナブルな価格で提供されています。また、おつまみも充実しており、缶詰や乾き物、簡単な調理を施したものなど、さまざまな種類があります。これらのおつまみは、お酒との相性を考えて選ばれており、気軽に楽しむことができます。

その他にも、冷やっこや魚肉ソーセージ、燻製チーズなど、定番のおつまみが揃っています。これらは、どれもお酒との相性が良く、立ち呑みの楽しさを引き立ててくれます。

『ヒデヨシ商店』は、1952年に創業した老舗の酒販店で、神奈川県横須賀市汐入町にあります。京急本線の汐入駅から徒歩1分という便利な立地にあり、地元の人々や米軍関係者に親しまれています。創業当初は地域密着型の酒屋として営業していましたが、現在では立ち飲みスタイルの「角打ち」としても知られ、国内外から多くの人々が訪れる人気スポットとなっています。

このお店の最大の特徴は、店内の壁や天井にびっしりと貼られた1ドル札です。これらは、横須賀基地に駐留する米兵たちが、自身の名前やメッセージを書き込んで残していったもので、まるで千社札のように所狭しと貼られています。このユニークな風景は、異国情緒あふれる雰囲気を醸し出し、訪れる人々を魅了しています。

お店で人気のドリンクは、チューハイです。特に、アサヒの甲類焼酎「ダイヤ」と、サンガリアの甘い清涼飲料水を組み合わせたオリジナルのチューハイは、米兵たちに大変人気があります。氷を入れずに提供されるこのスタイルは、濃厚な味わいが特徴で、甘くて飲みやすいと評判です。また、ハイリキレモンなどの缶チューハイも取り揃えており、リーズナブルな価格で楽しめます。

ドリンクに合わせるおつまみも充実しています。三浦大根を使ったおでんや湯豆腐などの温かい料理から、魚肉ソーセージや乾き物といった手軽なおつまみまで、幅広いメニューが揃っています。価格も30円から200円程度と非常にリーズナブルで、気軽に楽しむことができます。

『立ち呑み処 香取屋』は、神奈川県横須賀市の京急線逸見駅から徒歩約3分の場所にある、地元密着型のユニークな立ち飲み処です。このお店は「ダイヤスーパー香取屋」というスーパーマーケットの一角に位置し、スーパーと居酒屋が融合した珍しいスタイルで営業しています。店内には赤ちょうちんが掲げられ、地元の人々に親しまれています。

このお店の最大の特徴は、まずスーパーのレジで「のみもの券」を購入し、500円以上のお惣菜を選ぶことで、立ち飲みスペースを利用できるという独自のシステムです。「のみもの券」は、例えば1100円でビール大瓶2本分や日本酒一合×2杯分などが含まれており、リーズナブルな価格で楽しめます。また、店主は日本酒にこだわりがあり、全国から厳選した地酒を取り揃えており、訪れるたびに新たな銘柄との出会いが期待できます。

人気の料理としては、サワラの煮付けが挙げられます。この一品は、しっかりと味が染み込んだ柔らかな身が特徴で、日本酒との相性も抜群です。また、ビーフコロッケや魚フライなど、スーパーならではの手作り惣菜も豊富に揃っており、どれもお酒の肴にぴったりです。

その他にも、イワシのさつま揚げや牛蒡のさつま揚げ、ハモのさつま揚げなど、バラエティ豊かな惣菜が楽しめます。これらの料理は、どれも手頃な価格で提供されており、気軽に立ち寄って一杯楽しむのに最適です。

『飯田屋酒店』は、昭和8年（1933年）に創業した老舗の酒販店で、東京都品川区の京急鮫洲駅から徒歩3分ほどの場所にあります。創業当初は酒類の販売を主としていましたが、1997年に店舗を建て替えた際、店内に立ち飲みスペースを設け、現在では「角打ち」としても親しまれています。

『飯田屋酒店』の特徴は、酒屋の一角とは思えないほど充実した料理のラインナップにあります。店主の古塩幸弘さんと佳代さんが手がける料理は、どれも手作りで、家庭的な味わいが魅力です。特に、厚切りのハムカツやふっくらと焼き上げたサバ焼きは、多くの常連客から支持を受けています。

また、同店で人気の料理には、アジフライやチーズ入りメンチカツなどがあります。これらの料理は、素材の良さを活かしつつ、丁寧に調理されており、訪れる人々の舌を楽しませています。

さらに、ポテトサラダやセロリの浅漬けなど、さっぱりとした味わいの一品料理も取り揃えられており、飲み物との相性も抜群です。これらの料理は、どれもリーズナブルな価格で提供されており、気軽に立ち寄って楽しむことができます。

『立ち呑み処 たなか屋』は、1931年に創業した老舗酒販店「たなか酒店」が営む立ち飲み店で、兵庫県明石市の魚の棚商店街にあります。当初は漁師たちが未明の漁から戻った際に立ち寄る場所として、朝5時から日本酒を提供していたそうです。2004年に現店主の田中泰樹さんが立ち呑みスペースを拡張し、現在の形となりました。店内は酒屋の左側の細い通路を進んだ奥にあり、レトロな雰囲気が漂います。営業時間は月・火・金が12:00～14:00と17:00～21:00、土・日・祝日が12:00～18:00で、水・木が定休日です。

『たなか屋』の最大の特徴は、酒屋直営ならではの豊富な酒類と、それに合う手作りのおばんざいです。地元の蔵元から直接仕入れた日本酒やオーガニックワイン、本格焼酎などが揃い、料理には発酵食品や出汁を活かしたメニューが並びます。また、店内には醤油や味噌、塩、オイルなどの調味料も販売されており、食材へのこだわりが感じられます。

人気メニューの一つは、明石タコと野菜のフレッシュサルサで、地元の新鮮なタコを使用した一品です。また、セロリと干し海老の水餃子やさばと夏野菜の甘酢南蛮など、季節の食材を活かした料理も評判です。これらの料理は、どれも酒との相性が良く、訪れる人々を魅了しています。

その他にも、茶豆のアーリオ・オーリオやレンコンとベーコンのマスタードきんぴら、とうもろこしときくらげの自家製あんかけがんもなど、多彩なおばんざいがカウンターに並びます。また、明石アジフライや〆さば、穴子煮（蒸し穴風）などの魚料理も充実しており、どれも手間暇かけた逸品です。さらに、夏野菜のぬか漬けや国産チーズの盛り合わせなど、酒の肴として最適なメニューも揃っています。

『松川酒店』は、京都市中京区高倉通錦小路上ル貝屋町569-2にある、立ち飲みスタイルの居酒屋です。阪急京都本線の烏丸駅から徒歩約3分の場所に位置し、アクセスも良好です。営業時間は月曜日から土曜日の8:30から20:00までで、日曜日が定休日となっています。

このお店の特徴は、酒屋が経営する立ち飲みスタイルである「角打ち」です。店内には冷蔵ケースがあり、客自身が好みの酒を選び、セルフサービスで楽しむことができます。また、簡単なおつまみも用意されており、気軽に立ち寄れる雰囲気が魅力です。

一番人気の料理は、京風の薄味で仕上げられたおでんです。特に大根は出汁の旨味が染み込んでおり、ビールとの相性も抜群です。

その他にも、乾き物やチーカマなどの軽いつまみが揃っており、リーズナブルな価格で楽しめます。また、寶CRAFTの「京都ゆず」など、地元のチューハイも人気があります。

『ぷちまあと』は、沖縄県宮古島市平良下里にある、地元の人々に愛される角打ちスタイルの立ち飲み店です。元々はコンビニエンスストアとして営業していた店舗を改装し、現在の形態となりました。店内には、かつてのコンビニの面影が残る冷蔵ショーケースや陳列棚があり、訪れる人々に懐かしさを感じさせます。営業時間は20時30分からで、不定休となっています。

『ぷちまあと』の最大の特徴は、セルフサービス形式での飲食スタイルです。お客様は冷蔵庫から自分の好きな飲み物やおつまみを取り出し、カウンターで申告して会計を行います。この自由で気軽な雰囲気が、地元の人々や観光客に親しまれています。また、店内では地元の音楽が流れ、宮古島の夜をより一層楽しむことができます。

このお店で特に人気のあるメニューは、地元の泡盛を使ったドリンクです。泡盛は沖縄特産の蒸留酒で、独特の風味が特徴です。『ぷちまあと』では、さまざまな種類の泡盛を取り揃えており、お客様は自分の好みに合わせて選ぶことができます。また、店主が選んだ音楽とともに、地元の人々との交流を楽しむことができるのも魅力の一つです。

その他にも、『ぷちまあと』では、地元の食材を使ったおつまみや、観光客にも人気のあるスナック類を取り揃えています。例えば、宮古島特産の魚を使った干物や、地元の野菜を使った漬物など、ここでしか味わえないメニューが豊富です。また、店内にはカラオケ設備もあり、地元の人々と一緒に歌って楽しむこともできます。

『つきや酒店』は、東京都世田谷区経堂にある創業70年以上の老舗酒販店で、小田急線経堂駅から徒歩約5分の経堂西通り商店街に位置しています。現在は4代目の柱知香良（はしらちから）さんが店主を務め、家族で営まれています。店内には販売スペースと角打ちスペースが併設されており、販売は火曜から土曜の10時〜21時、角打ちは火曜から金曜の15時〜21時、土曜は13時〜21時に営業しています。

『つきや酒店』の特徴は、全国の酒蔵から厳選された日本酒や焼酎、クラフトビール、ワイン、伝統的な調味料など、発酵と醸造にこだわった商品を取り揃えていることです。特に日本酒に力を入れており、店主自らが酒蔵を訪ねて仕入れた銘柄が並びます。また、店内奥の角打ちスペースでは、選りすぐりの日本酒を1合単位で楽しむことができ、女将さん手作りのおつまみと共に提供されます。この角打ちは、建て替え時に飲食スペースとして準備された空間を、4代目が改装して活用したものです。

角打ちで人気のメニューは、店主が厳選した日本酒の飲み比べセットです。例えば、福島県の仁井田本家「にいだしぜんしゅ」や、京都府の向井酒造「京の春」など、個性的な銘柄を楽しむことができます。これらのお酒は、店主がその背景や造り手の思いを伝えながら提供しており、訪れるたびに新たな発見があります。

その他の名物料理としては、女将さん手作りの「本日のおつまみセット」があります。このセットは、季節の食材を使った小鉢が数品盛り合わせられており、日本酒との相性も抜群です。また、期間限定で提供される「ブドウの新芽の天ぷら」など、旬の素材を活かしたメニューも魅力の一つです。

昭和初期に創業し、官営八幡製鉄所から徒歩約7分の場所にお店があるため当時から多く賑わっています。

このお店の特徴は、女将さんが心を込めて作る家庭料理と、リーズナブルな価格設定です。おでんは1品110円からと手頃で、スジ、厚揚げ、こんにゃく、大根などの定番具材が揃っています。出汁は毎日継ぎ足しで仕込まれており、味わい深い一品です。また、有明海の海苔を使ったおにぎりや、日替わりの魚料理も人気があります。

『田中屋酒店』は、福岡県北九州市小倉北区京町にある、昭和31年創業の老舗の角打ち酒場です。小倉駅から徒歩約6分の距離にあり、田中三千男さんが切り盛りするお店です。

店内は、日用品や古本が並ぶよろず屋のような雰囲気で、奥には大きな冷蔵庫と8人掛けのテーブル席があります。17時を過ぎると、近隣のビジネスマンたちが集まり、仕事帰りのひとときを楽しむ姿が見られます 。

田中屋酒店の特徴は、ミニコンビニ風の店内の奥にある角打ちコーナーです。ここでは、インスタントラーメンをつまみにお酒を楽しむこともできます。店主は常連客を「おかえり！」と迎える温かい雰囲気で、近所の会社帰りの人たちの憩いの場となっています 。

人気の料理としては、真っ黒なおでんが挙げられます。これは、長時間煮込まれたおでん種が特徴で、深い味わいが楽しめます。また、自家製のぬか漬けも人気で、60円という手頃な価格で提供されています 。

その他の名物料理としては、スルメイカや串カツなどの乾き物があり、カウンターにはこれらの“駄菓子”がズラリと並んでいます。これらのつまみとともに、日本酒や焼酎を楽しむことができます 。

『魚住酒店』は、福岡県北九州市門司区清滝にある、昭和4年くらいに創業した老舗の角打ち酒場です。門司港駅から徒歩約7分の坂道を上った住宅街の一角にひっそりと佇み、地元の人々や旅人に親しまれています。創業は昭和時代で、親子二代にわたって営まれており、現在も変わらぬ雰囲気を保ち続けています。

このお店の最大の特徴は、まるでタイムスリップしたかのような昭和レトロな空間です。木製の引き戸を開けると、昔ながらの酒屋の風情が広がり、壁には懐かしいポスターや看板が飾られています。店内にはカウンターがあり、冷蔵庫からセルフで飲み物を取り出して楽しむスタイルです。地元の溝上酒造とコラボしたオリジナルの日本酒「うおずみ純米吟醸」も提供されており、訪れる人々にとって特別な一杯となっています。

人気の飲み物は、冷えた瓶ビールや缶チューハイなどで、冷蔵庫から自分で取り出して楽しむことができます。価格も手頃で、気軽に立ち寄れるのが魅力です。また、飲み物を注文すると、店主から枝豆などの小鉢がサービスで提供されることもあり、心温まるおもてなしが感じられます。

その他にも、店内には駄菓子や缶詰などの軽いつまみが用意されており、自由に選んで楽しむことができます。また、店主の気まぐれで出される手作りの小鉢料理もあり、訪れるたびに異なる味わいを楽しめるのも魅力の一つです。ただし、トイレは設置されていないため、訪問前に済ませておくことをおすすめします。

『ふるまいや アトレ川崎店』は、2018年に開業した北陸・信越地方の銘酒や特産品を取り扱うセレクトショップで、神奈川県川崎市のJR川崎駅直結のアトレ川崎3階にあります。運営は、銀座の日本酒専門店「方舟」などを展開する株式会社セオリーが手掛けており、「日本の良きものをふるまう」をコンセプトに、蔵元直送の限定酒や地域の逸品を提供しています。店内には販売スペースと立ち飲みができる角打ちコーナーがあり、気軽に日本酒を楽しむことができます。

この店舗の最大の特徴は、100円から楽しめる日本酒の自動試飲機「利き酒マシーン」です。おちょこをセットし、100円を投入してボタンを押すと、選んだ銘柄の日本酒が注がれる仕組みで、まるで新潟の「ぽんしゅ館」のような体験ができます。また、店内では「震災復興3種飲み比べセット」など、地域の酒蔵を応援する企画も行われており、能登半島の酒蔵「中村屋」「十代目」「萬歳楽」の銘柄を一度に楽しむことができます。

マツコデラックス