2025年4月22日放送の【マツコの知らない世界】ラーメン最強麺の世界で紹介した、『最新トレンド麺が大集結』のお店をまとめて紹介します。

現代のトレンドの麺の差別化、全国約6000軒の製麺所から、ラーメン店主＆製麺所が二人三脚でつくりあげるオンリーワンの独自麺や、長年日本のラーメン界を支える巨大製麺所、もちもちの手打ち麺から行列人気店まで紹介しました。

『中華そば屋 伊藤』は、2004年に東京都北区豊島で開業した煮干しラーメンの名店です。店主の伊藤清勝氏は、秋田県角館の本店『自家製麺 伊藤』で修行を積み、その味を受け継いで東京に暖簾分けを果たしました。開店当初から、煮干しの旨味を最大限に引き出したスープと自家製麺の組み合わせで、多くのラーメンファンを魅了しています​。

このお店の最大の特徴は、メニューのシンプルさと素材へのこだわりです。提供されるのはそばと肉そばの2種類のみで、トッピングは刻みネギだけという潔さ。スープは九十九里浜産の白口と青口のイワシの煮干しを惜しげなく使用し、無化調で仕上げられています。麺は毎朝打たれ、寝かさずにその日のうちに提供される低加水のストレート麺で、コシのある食感が特徴です​。

一番人気のメニューは肉そばです。濃厚な煮干しスープに、しっかりとした味わいの煮豚がトッピングされており、シンプルながらも深い味わいが楽しめます。麺との相性も抜群で、スープの旨味をしっかりと受け止めてくれます​。

その他のメニューとしては、そばがあります。こちらは肉そばと同じスープと麺を使用し、トッピングがネギのみというシンプルな一杯です。煮干しの風味をダイレクトに感じられるため、素材の味をじっくりと楽しみたい方におすすめです。また、大盛りやつゆ増しのオプションもあり、好みに合わせて調整が可能です​。

『らーめん MAIKAGURA』は、東京都世田谷区船橋にあるラーメン店で、2018年2月にオープンしました。​店主の一条太一さんは、神奈川の名店「中村屋」で7年間修業し、店長やニューヨーク店での経験を積んだ後、独立してこの店を開業しました。​開店当初からその味の評判は口コミで広まり、行列のできる人気店となりました。​店名の「MAIKAGURA」は、青森のラーメン街道内で期間限定営業していた際の屋号「舞kagura」に由来しています。​

この店の最大の特徴は、化学調味料を一切使用せず、岩手県産の鶏をふんだんに使い、超純水「RO水」で炊き上げた純粋な鶏の旨味を引き出したスープです。​また、2019年からは自家製麺に切り替え、北海道産の小麦「春よ恋」「はるゆたか」「きたほなみ」の3種類を使用した細いストレート麺を提供しています。​この麺は、スープとの相性が良く、喉越しの良さが特徴です。​

一番人気のメニューは、醤油らーめんです。​このラーメンは、5種類の醤油（群馬県と静岡県の濃口醤油、静岡県の再仕込み醤油、三重県の溜まり醤油、愛知県の白醤油）を火入れせずに合わせたタレを使用しています。​スープは、鶏の旨味を極限まで引き出したもので、魚介風味や香味野菜を加えず、純粋な鶏の味わいを楽しめます。​トッピングには、低温調理されたチャーシューが添えられ、その柔らかさと旨味がスープと絶妙にマッチしています。​

その他の名物料理としては、白トリュフオイル香る鶏白湯麺があります。​このラーメンは、濃厚でクリーミーな鶏白湯スープに白トリュフオイルを加えたもので、香り高く、深い味わいが特徴です。​また、柚子塩らーめんは、柚子の爽やかな香りと塩気、胡椒の辛味が効いたスープで、細麺との相性も抜群です。​さらに、塩つけ麺は、あっさりとしたスープとストレートの細麺が特徴で、鶏と魚の出汁が効いた一品です。

らぁ麺やまぐちは、2013年1月8日に開業したラーメン店で、西早稲田にお店があります。

店主の山口裕史氏は、ラーメンコンテスト「ラーメントライアウト」で未経験者部門優勝を果たし、業界に参入しました。開業前には立川ラーメンスクエアでの出店や知人のラーメン店の立ち上げを手伝い、経験を積んでいます。その後、2018年に現在の場所へ移転し、ミシュランガイドのビブグルマンにも選出されるなど、国内外から高い評価を受けています。

らぁ麺やまぐちの特徴は、鶏100％のスープを使用した鶏そばです。スープは鶏の旨味と甘みが感じられる柔らかい醤油味で、表面に油が浮いているものの、オイリーさはなく、すっきりとした味わいです。麺は京都の老舗製麺所「麺屋棣鄂」と共同開発した中細ストレート麺で、小麦の風味が豊かに広がります。また、トッピングにはローストポークや鶏ワンタンなどがあり、見た目にも美しい一杯となっています。

人気のメニューは鶏そばで、鶏の旨味が凝縮されたスープと、しなやかな中細ストレート麺が絶妙に絡み合います。トッピングには、ローストポークやメンマ、芽ねぎが添えられ、シンプルながらも奥深い味わいが楽しめます。

その他のおすすめメニューとしては、塩鶏そばがあります。こちらは、淡麗な塩スープにトリュフオイルが香り、鶏の旨味とトリュフの香りが絶妙にマッチしています。トッピングには、味玉、ロース肉とバラ肉のチャーシュー、柚子香るワンタン、メンマ、芽ねぎが添えられ、彩りも美しい一杯です。

また、鶏つけそばも人気のメニューです。昆布水に浸った中細ストレート麺を、キレのある鶏出汁のつけ汁でいただくスタイルで、鶏の旨味と醤油のコクが感じられる一品です。

さらに、サイドメニューとしてローストポーク丼もおすすめです。しっとりとしたローストポークがご飯の上に乗っており、ラーメンとの相性も抜群です。

『桜上水 船越』は、2023年1月に東京都杉並区下高井戸にオープンしたラーメン店で、京王線桜上水駅から徒歩3分ほどの甲州街道沿いにあります。店主の船越節也氏は、都内の名店『渡なべ』や『神保町 可以』などを経営する『渡なべスタイル』で約13年間修業を積み、渡辺樹庵氏公認の5番弟子として独立しました。自身の名前を冠したこの店は、開業初日から行列ができるほどの注目を集め、2023年には「TRYラーメン大賞」の新店大賞を受賞するなど、高い評価を得ています​。

この店の最大の特徴は、店主が試行錯誤を重ねて完成させた「ワンタンメン（塩）」です。スープは豚骨、鶏、牛、昆布、煮干しなど複数の素材を組み合わせ、動物系の旨味と魚介の風味が絶妙に調和しています。麺は『三河屋製麺』と共同開発した特注の中加水麺で、手揉みを加えることでモチモチとした食感を実現。トッピングのワンタンはプリッとした食感と肉の旨味が詰まっており、チャーシューは吊るし釜で仕込んだ焼豚と煮豚の2種類が楽しめます​。

「醤油中華そば」も人気のメニューで、濃厚な醤油ダレと動物系スープが絡み合い、深いコクと旨味を感じられます。麺は塩ラーメンと同様に手揉みされた中加水麺で、スープとの相性も抜群です。トッピングには、メンマや小松菜、ネギなどがバランスよく配置され、見た目にも美しい一杯となっています​。

その他の名物料理としては、「チャーシューワンタンメン」や「味玉中華そば」などがあります。チャーシューワンタンメンは、ボリュームたっぷりのチャーシューとワンタンが贅沢に盛り付けられ、食べ応えのある一品です。味玉中華そばは、半熟の味玉がスープに溶け込み、まろやかな味わいを引き立てます。これらのメニューは、どれも店主のこだわりが詰まった逸品で、多くのラーメンファンを魅了しています​。

『麺や 晴心』は、2024年11月11日に東京都中野区東中野で開店したラーメン店です。店主の髙野将弘氏は、煮干しラーメンの名店『亀戸煮干中華蕎麦つきひ』およびその姉妹店『北千住煮干中華蕎麦かれん』で店長を務めた経歴を持ち、その経験を活かして独立開業しました。開店当初から多くのラーメン愛好家の注目を集め、行列ができる人気店となっています。

このお店の特徴は、動物系と魚介系の旨味を重ねたスープと、手揉みの太麺の組み合わせです。スープは鶏や豚などの動物系の旨味をベースに、煮干しや節、昆布、椎茸などの魚介系の風味を加え、さらに貝やトマトの旨味も取り入れた多層的な味わいが特徴です。麺は「菅野製麺所」製の平打ち太麺を手揉みしており、もちもちとした食感と小麦の風味がスープとよく合います。

看板メニューの一つである手揉み中華そば（醤油）は、深い琥珀色のスープに手揉み麺が泳ぎ、3種類のチャーシュー（鶏むね、煮豚バラ、低温調理肩ロース）、メンマ、ネギ、三つ葉などがトッピングされています。スープは魚介節や煮干しの滋味が広がり、動物系の旨味と香味野菜の甘みが支え、醤油の風味が全体をまとめています。

その他の人気メニューには、特製手揉み中華そば（塩）や和え玉（塩）があります。特製手揉み中華そば（塩）は、塩味のスープに3種類のチャーシューがトッピングされ、スープの旨味をよりダイレクトに感じられる一杯です。和え玉（塩）は、細麺にコク深い油と魚粉、山椒を絡めた一品で、麺の甘みと香りを楽しめます。

また、サイドメニューの炭火つるし焼豚丼も人気です。炭火で吊るし焼きにしたチャーシューを使用しており、香ばしさとジューシーさが特徴です。

RAMEN MATSUIは、2023年5月に東京都新宿区四谷にオープンしたラーメン専門店で、地下鉄新宿御苑前駅から徒歩約6分の場所にあります。店主の松井創さんは、北海道北見市出身で、かつて調布の名店「柴崎亭」で修業を積んだ後、独立してこの店を開きました。店内はカウンター席のみで、夫婦二人三脚で営業しており、開店直後から行列ができるほどの人気を博しています。​

この店の特徴は、素材へのこだわりと丁寧な調理にあります。スープは化学調味料を使用せず、鶏や魚介の出汁に純米酒を加えることで香りを引き立てています。また、香味油を二種類使用することで、味に深みを持たせています。北海道から取り寄せた昆布や帆立、小麦粉など、店主の故郷への愛情が込められた食材が使用されています。​

看板メニューの特製醤油ラーメンは、深い琥珀色のスープに細麺が美しく折り畳まれ、2種類のチャーシュー、ワンタン、味玉、メンマ、青菜、ネギなどがトッピングされています。スープは淡麗ながらも複雑な味わいで、素材の旨味が幾重にも重なっています。​

その他にも、塩ラーメンや煮干しラーメンなどのメニューがあり、それぞれ異なる素材と調理法で提供されています。また、チャーシューご飯やスパイシーなメンマご飯などのサイドメニューも人気で、特にチャーシューご飯には山わさびが添えられ、風味豊かな一品となっています。

『銀座 八五』は、​2018年12月に東京・東銀座で開店した中華そば専門店で、フレンチの名匠・松村康史氏が手がけるラーメン店です。

​松村氏は、京都全日空ホテルの総料理長を務めるなど、フランス料理界で36年のキャリアを持ち、ラーメン業界に新風を吹き込んでいます。​店名の『八五』は、店舗の面積が8.5坪であることに由来しています。​開店からわずか1年足らずでミシュランガイド東京のビブグルマンに選出され、2022年と2023年には一つ星を獲得するなど、その実力が高く評価されています。​

店舗は、木の温もりを感じる落ち着いた雰囲気で、まるで高級割烹のような佇まいです。​現在は、整理券制を導入しており、朝9時から配布される整理券が早々に終了することもあるため、訪問の際は事前の確認がおすすめです。​

お店の最大の特徴は、​ラーメンの要ともいわれる「かえし（タレ）」を一切使用しないスープです。​このスープは、名古屋コーチンや鴨ガラ、鴨のモモ肉、鶏油をベースに、昆布、干し椎茸、イタヤ貝、ドライトマト、ネギ、生姜などを加えて約6時間煮込み、漉して冷やします。​翌日、旨味が抽出されたスープにプロシュートを加え、微量の塩で整えて仕上げるという、二日がかりの工程で作られています。​このように、フレンチの技法を取り入れたスープは、和・洋・中の枠を超えた唯一無二の味わいを生み出しています。​

看板メニューの中華そばは、​この特製スープに、老舗製麺所「浅草開化楼」と共同開発した細麺が絶妙に絡み合う一杯です。​トッピングには、しっとりと仕上げられたチャーシュー、味玉、メンマ、青ネギが添えられ、シンプルながらも洗練された美しさがあります。​特に、味玉は昆布出汁で軽く味付けされ、スープとの相性も抜群です。​

その他の人気メニューには、特製中華そばや肉ご飯があります。​特製中華そばは、チャーシューと味玉が追加された贅沢な一杯で、素材の旨味を存分に楽しめます。​肉ご飯は、チャーシューをご飯に乗せ、ペッパーキャビアと西洋わさびを添えた一品で、中華そばのスープをかけて味わうこともできます。​

『麺や七彩 八丁堀店』は、2015年7月に東京駅ラーメンストリートから移転し、東京都中央区八丁堀に開店したラーメン店です。もともとは2007年に都立家政で創業し、無化調・自家製麺の喜多方ラーメンを提供する店として知られていました。移転後もそのスタイルを継承し、現在も多くのファンに支持されています。

このお店の最大の特徴は、注文を受けてから粉から麺を打つ「打ち立て麺」です。小麦粉とかん水を合わせて水回しを始め、麺棒で伸ばし、包丁で切って麺を手もみして仕上げるという工程を、お客様の目の前で行います。このライブ感あふれるパフォーマンスは、他のラーメン店ではなかなか見られないものです。

人気メニューの一つは、喜多方らーめん（醤油）です。動物系と魚介系のスープを合わせた無化調のスープは、醤油のコクと節が香る上品な味わいで、飽きのこない一杯です。トッピングには、豚バラと豚モモのチャーシュー、メンマ、ネギが乗っており、手打ちの平打ち麺との相性も抜群です。

その他にも、喜多方らーめん（煮干）や喜多方らーめん（塩）、つけ麺など、様々なメニューが用意されています。煮干しの旨みを引き出したスープや、塩味のスープも、手打ち麺との相性が良く、どれも高い評価を得ています。

また、季節限定のメニューも魅力の一つです。例えば、夏季には冷やし中華や青唐辛子の冷やし麺、辛味噌つけ麺などが提供され、訪れるたびに新しい味に出会える楽しみがあります。

『キッチンきらく』は、2023年1月に東京・神保町で誕生した、​ラーメンの名店「麺や七彩」の阪田博昭氏が手がける食堂です。​当初は「きらく焼き」という今川焼き風のスイーツを主力としてスタートしましたが、​現在ではカレーライスや稲庭中華そば、焼きそばなど多彩なメニューを提供しています。​​

お店では、秋田県の老舗「佐藤養悦本舗」と共同開発した「稲庭中華そば」です。​この麺は稲庭うどんの技術を応用した手延べ乾麺で、滑らかな喉ごしとしなやかなコシが魅力です。​スープは鶏ガラをベースにしたあっさりとした味わいで、醤油や塩、味噌、カレー、担々など多彩なバリエーションがあります。​特に「炙り焼き肉そば」は、低温調理した豚ロースを直火で炙った香ばしいチャーシューが特徴で、満足感の高い一杯です。​​

もう一つの人気メニューは、鮮やかな黄色が印象的な「黄色いカレーライス」です。​このカレーは、鶏や和風だしを加えた自家製ルウを使用し、まろやかで深みのある味わいが特徴です。​具材は豚肉と玉ねぎのみとシンプルながら、ご飯との相性が抜群で、懐かしさと新しさを感じさせる一皿です。​また、低温調理で柔らかく仕上げた黒豚カツをトッピングした「カツカレーライス」も人気で、カリッとした衣とジューシーな肉質がカレーと絶妙にマッチします。​​

その他にも、『キッチンきらく』では多彩なメニューを楽しむことができます。​バターが香る「チキンライス」は、カリッと焼かれたジューシーなチキンと玉ねぎの食感が絶妙で、イギリスの「ピラウ」をルーツに持つ一品です。​​また、「きらく焼き」は、あんこやクリーム、キーマカレーなど13種類の具材から選べる今川焼き風のスイーツで、おやつや軽食として楽しめます。​​

『キッチンきらく』は、神保町駅A7出口から徒歩2分の場所にあり、1階で注文・会計を済ませた後、2階のイートインスペースで食事を楽しむスタイルです。

『燎（かがりび）』は、2024年4月18日に東京・中央区新富町にオープンした、わずか6席のカウンターのみのラーメン専門店です。​店主は、ミシュラン一つ星を獲得した『JapaneseSobaNoodles蔦』と、手打ち麺で名高い『麺や七彩』で修行を積んだ実力派。​そのため、開店からわずか1年足らずで「食べログラーメンTOKYO百名店2024」に選出されるなど、早くも注目を集めています。​

『燎』の最大の特徴は、地鶏の旨味が凝縮された澄んだ醤油スープと、注文ごとに手揉みされる自家製の中太縮れ麺の組み合わせです。​スープには、天草大王、青森シャモロック、黒さつま鶏といったブランド地鶏を使用し、深みのある味わいを実現。​麺は国産小麦を使用し、注文を受けてから切り出し、手揉みして茹で上げることで、もちもちとした食感と小麦の風味が際立ちます。​

看板メニューの醤油らーめんは、地鶏の旨味が溶け込んだクリアなスープと、手揉みの中太縮れ麺が絶妙に絡み合い、シンプルながら奥深い味わいが特徴です。​トッピングには、焼き目が香ばしい肩ロースチャーシュー、風味豊かなメンマ、白髪ねぎと青ねぎの2種類の薬味が添えられ、バランスの取れた一杯となっています。​

その他の人気メニューには、味玉醤油らーめんやチャーシュー増し、肉ご飯などがあります。​味玉は、提供直前にタレに漬け直すという手間をかけ、黄身の甘みと風味を最大限に引き出しています。​肉ご飯は、ジューシーなチャーシューがご飯の上にたっぷりと乗せられ、ラーメンと一緒に楽しむことで満足感が倍増します。​

『手打ち 蓮』は、2022年12月に東京都墨田区千歳の住宅街に開店したラーメン店で、都営新宿線・大江戸線の森下駅から徒歩約6分の場所にお店があります。

店主の林宏樹さんは、鉄板焼き店や蕎麦屋、人気ラーメン店での修業を経て、家族とともにこの店を開業しました。店内はカウンター7席のみの落ち着いた雰囲気で、林さんが麺作りに専念し、お母様が接客を担当しています。

『手打ち蓮』の最大の特徴は、店名にもある通り、手打ち・手切り・手揉みによる自家製麺です。

北海道産「和華」と岩手県産「もち姫」をブレンドした小麦粉を使用し、加水率や製麺のタイミングにもこだわっています。麺は切ってから10時間以内のものしか提供せず、もちもちとした食感と唇にふれる柔らかな感触が特徴です。

看板メニューの一つである醤油ら～麺は、動物系と魚介系の出汁を組み合わせたスープに、ほんのり甘みのある醤油ダレが加わり、優しくも深い味わいを楽しめます。トッピングには、煮豚と炙りチャーシューの2種類のチャーシュー、穂先メンマ、青菜、ネギ、なると、海苔などが彩りを添えています。

もう一つの人気メニューである塩ら～麺は、椎茸や昆布などの乾物を使った出汁に、塩ダレを合わせたスープが特徴です。あっさりとした中にも旨味が感じられ、手打ち麺との相性も抜群です。その他、海老ワンタン麺やチャーシュー飯、卵かけご飯などのサイドメニューも充実しています。

だしと麺 遊泳は、2023年7月31日に東高円寺で開業した麺料理専門店です。店主の岸本健太郎さんは、早稲田大学卒業後、大手電機メーカーで営業職を約6年間務めた後、30歳を目前にして麺料理の世界へ転身しました。ラーメンやうどんの名店で修業を重ね、2021年10月から西早稲田のバー「Vplus」で間借り営業を開始し、独自の麺料理で人気を博しました。店名の「遊泳」は、「どんなに苦しくても、『丼の中で遊びを施して、泳いでいたい』」という岸本店主の思いを込めたものです。

最大の特徴は、ラーメンの枠にとらわれない独自の麺料理です。毎週異なる素材で炊いたスープが楽しめるのも魅力の一つで、サンマやタラ、アジ、サバなどの乾物類に昆布、本がつお、豚、しいたけ、日本酒など、さまざまな素材を合わせ、風味豊かな出汁に仕上げています。また、極太の手打ち麺は、もちもちとした食感で、ラーメンとうどんの中間のような新しい食感を提供しています。

人気メニューは、油そばです。自家製の極太手打ち麺を使用し、ねっとりとコシのある食感が特徴です。出汁スープが付いており、スープは化学調味料無添加で、魚介の風味が豊かです。また、味玉を追加することで、さらに味わい深くなります。

その他の名物料理として、だしそばがあります。細麺と中太麺から選べ、出汁の旨味を存分に味わえる一品です。肉南蛮は、極太手打ち麺にたっぷりの肉が乗ったボリューム満点のメニューです。期間限定のきのこ南蛮は、6種類のきのこがトッピングされ、柚子や卵黄がアクセントとなっています。また、手打ちスタミナは、生卵付きで、スタミナ満点の一品です。

手打麺祭 かめ囲は、2022年6月に東京都調布市柴崎で開業したラーメン店で、店主の亀井康太さんが妻の朱蘭さんと共に営んでいます。

亀井さんは、蒲田の名店「煮干しつけ麺宮元」で約6年間修業し、独立前には「手打中華蕎麦亀庵」として間借り営業を行っていました。店名の「かめ囲」は、使用する小麦粉「麺祭」と「かめ特上」に由来し、店内は亀をモチーフにした緑色を基調としたデザインが特徴です​。

お店の最大の特徴は、注文を受けてから麺を手打ちし、手切り・手揉みで仕上げる極太縮れ麺です。麺はうどん用の小麦粉「麺祭」や「かめ特上」をブレンドし、加水率58％でモチモチとした食感を実現しています。

スープは、地元小田原の「湘南どり」や鹿児島の「黒さつま鶏」の丸鶏、鴨、豚、魚介類の乾物を使用した濃密な清湯スープで、旨味が凝縮されています。トッピングの極厚黒メンマは、1週間かけて水戻しし、柔らかく仕上げられています​。

人気メニューの一つである特製手打中華蕎麦（醤油）は、鶏と魚介の旨味が調和したスープに、手打ちの極太縮れ麺が絡みます。トッピングには、低温調理された鴨ロースと豚ロースのチャーシュー、厚切りのメンマ、味玉、緑色の皮を使用した鴨肉山椒ワンタンが添えられ、見た目にも華やかです​。

その他の名物料理としては、あぶらそばや牡蠣Creamまぜそばがあります。あぶらそばは、鶏油や煮干しをベースにしたタレと手打ち麺が絶妙に絡み、牡蠣Creamまぜそばは、春の旬である牡蠣を使用したクリーミーな味わいが特徴です。サイドメニューの炙り肉ごはんや肉味噌ごはんも、ラーメンとの相性が良く、食事をより一層楽しませてくれます​。

手打ち 陰日向は、2024年5月に東京都府中市美好町にオープンしたラーメン店で、JR南武線・京王線の分倍河原駅から徒歩約6分の場所にあります。このお店は、川崎の名店「日陰」で修業を積んだ店主が独立して開業したもので、開店直後から多くのラーメンファンの注目を集めています。店内はカウンター4席と2人掛けのテーブル1卓のみの計6席で、店主が一人で切り盛りしているため、開店前から行列ができることも珍しくありません。また、2024年には「ラーメンTOKYO百名店」に選出されるなど、その実力が評価されています

このお店の最大の特徴は、幅広で平打ちの手打ち麺と、生姜が効いた濃いめの醤油スープの組み合わせです。麺は幅が5〜6センチもあり、まるでほうとうやひもかわうどんのような見た目で、もちもちとした食感が特徴です。スープは生姜の風味が前面に出ており、濃口醤油と相まって力強い味わいとなっています。この独特なスタイルは、他のラーメン店ではなかなか味わえないもので、多くのファンを魅了しています。​

人気メニューの一つがワンタンメンです。​この一杯には、先述の幅広麺とともに、ジューシーなワンタンがトッピングされています。​ワンタンの皮は麺と同じ生地で作られているとされ、統一感のある食感が楽しめます。​また、チャーシューは角煮のように厚みがあり、柔らかく煮込まれていて、食べ応えがあります。​

その他の名物メニューとしては、チャーシュウメンや、生姜丼があります。​チャーシュウメンは、トロトロのチャーシューがたっぷりと乗っており、肉の旨味を存分に味わえます。​生姜丼は、刻んだ生姜と鶏そぼろがご飯の上に乗ったシンプルな丼で、ラーメンと一緒に注文するお客さんも多いようです。

マツコデラックス