2025年10月10日放送の【マツコ&有吉 かりそめ天国】U字工事が広島ロケで紹介した、魚串・焼きうおのお店は薬研堀『やきうお処　宵酔』です。

やきうお処 宵酔 薬研堀店は、広島の繁華街、薬研堀通りに暖簾を掲げる、魚串専門の居酒屋さんです。新鮮な瀬戸内の旬の魚介を一口大に切り、串に刺して炭火で焼き上げるという「やきうお」スタイルで、多くの食通の心をつかんでいます。もともとは隠れ家のような小さなお店でしたが、その人気から移転・拡大を経て、今では賑わいを見せています。地元広島の方はもちろん、観光で訪れる方にも、瀬戸内の海の恵みを心ゆくまで楽しんでほしいというお店の想いが詰まっているのです。

このお店の最大の魅力は、焼き鳥の魚版とも言える「やきうお」という独自の食の楽しみ方です。広島は牡蠣や穴子などが有名ですが、瀬戸内海には他にも種類豊富な魚介がたくさん水揚げされます。それをすべて焼き魚として食べるとなると、色々な種類を少しずつ楽しむのは難しいものです。そこで考案されたのが、一口サイズの串焼きにするという画期的なスタイルなのですね。炭火でじっくりと香ばしく焼き上げることで、魚の旨みがぎゅっと閉じ込められ、ふっくらとした身が堪能できます。魚を知り尽くした職人さんが、一串ごとに魚の種類や部位に合わせて味付けを工夫して丁寧に仕上げてくださるので、一期一会の味に出会えるのも嬉しいところです。

お酒との相性も抜群で、日本酒は広島の地酒を豊富に取り揃えています。白鴻や雨後の月、八幡川といった銘柄が並び、瀬戸内の海の幸をより一層美味しく引き立ててくれますよ。また、焼酎は鹿児島のものを中心に用意されていて、季節のおすすめ銘酒に出会えることもあります。店内には焼き場を臨むカウンター席や、仲間とゆっくり語り合えるテーブル席、そして宴会にも使える個室まで用意されていて、様々なシーンで利用できるのも人気の秘密です。

数ある「やきうお」の中でも、まず味わいたい看板メニューは、注文率ナンバーワンの太刀魚しそ巻です。ふわふわとした食感の太刀魚の身に、大葉と梅肉の爽やかな風味が加わり、炭火焼きの香ばしさが重なることで、絶妙な美味しさを醸し出しています。これを食べずして「宵酔」は語れないと言われるほどの逸品です。また、〆の定番として人気なのが、自家製鯛味噌めしです。しゃもじに塗られたこだわりの鯛味噌を、温かいご飯と一緒に味わいます。香ばしい炭火の風味が残りつつ、最後にやさしい味わいで締めくくるのにぴったりですよ。最初はそのままで、次に鯛の切り身を加えて、そして最後はお出汁を注いでもらって鯛茶漬けのようにして、一杯で何通りもの食べ方が楽しめる、満足感の高いメニューです。

初めて訪れた方には、店長さんがその日のおすすめを厳選してくれる串焼き5本セット（または7本セット）から注文するのがおすすめです。定番の太刀魚しそ巻はもちろん、鯛の串焼き一つをとっても塩やサビ焼、ウニ醤油焼など様々な味付けが用意されています。また、海老の串焼きもチーズやタルタル、バジル、サウザンアイランドといったソースの中から選べるなど、魚介と味付けのバリエーションの豊かさに驚かされます。穴子は白焼とかば焼で食べ比べを楽しむことができ、季節によっては広島ならではの小鰯なども並びます。地元の旬の魚を、少しずつ色々な味で、気の向くままに楽しめる「やきうお」は、きっと素敵な広島の夜を彩ってくれるでしょう。

マツコ・デラックス・有吉弘行