【帰れマンデー】世界1位のパエリア『すぺいん亭』川越のガウディのお店の場所

2025年11月10日放送の【帰れマンデー】川越のガウディの行列グルメで紹介した、世界1位のパエリアのお店は『すぺいん亭』です。

すぺいん亭は、1983年に埼玉県川越市で開業したスペイン料理専門店です。オーナーシェフの村田禮三さんは、20代でフランス料理店から料理の世界に足を踏み入れ、27歳でスペイン料理店に入店後、スペインへ渡り本場の味を学びました。1982年には直径5メートルの大鍋でギネス記録を達成し、その翌年にこのお店を開きました。以来40年以上にわたり、川越の地でスペイン各地の伝統料理を守り続けています。

このお店の最大の特徴は、本場スペインでも認められた実力です。パエリアは、スペイン・バレンシア州スエカで開催されるパエリアコンクールにアジア人として初めて挑戦し、国際部門で6回優勝、総合部門でもアジア人歴代最高位の2位を獲得しました。世界一に輝いた味を川越で楽しめるのは大変貴重です。

店内はオーナーとスタッフが20年以上かけて手作りした内装で、ガウディ建築を思わせるモザイクタイルやステンドグラスが美しく、まるでスペインの大聖堂にいるかのような空間が広がっています。外観は倉庫のようですが、一歩足を踏み入れると別世界が広がります。

ランチではパエリアのほか、イカの墨煮、ムール貝の煮込み、魚介の煮込みなどからメインを選べます。イカの墨煮はバスク地方の名物で、やわらかなイカに墨の旨味が絡み、サフランライスとの相性が抜群です。前菜にはスペインオムレツとトマトの冷製スープガスパチョが付き、カプチーノで締めくくる充実した内容です。デザート付きのコースでは、繊細な揚げ菓子ラマンチャの華も味わえます。

ディナーコースでは、タパスの盛り合わせが圧巻です。10種類以上の小皿料理が色鮮やかに並び、目でも楽しめます。マッシュルームのワイン煮はパンと一緒にいただくのがおすすめで、大きなマッシュルームにワインの香りが染み込んでいます。仔羊の鉄板焼、バスク風カニのグラタン、リオハ産赤ワインでじっくり煮込んだビーフシチューなど、スペイン各地の伝統料理が揃っています。

地下のワイン庫には厳選されたスペイン産ワインが豊富に用意されており、料理との組み合わせも楽しめます。また、揚げたてのチュロスがサービスされることもあり、サクサクもちもちの食感が人気です。創作料理ではなく、バスク、カタルーニャ、アンダルシアなど各地の伝統料理を現地の味付けそのままでお届けしています。

タカアンドトシ・サンドウィッチマン