2025年9月15日放送の【帰れマンデー】埼玉ローカルチェーンで帰れま10（食べれま10）で紹介した、大宮のレトロ喫茶のお店は『伯爵邸』です。

伯爵邸は1975年に創業した大宮駅東口にある老舗喫茶店で、元祖大宮ナポリタン発祥の地として知られています。

当時としては非常に珍しい24時間営業を始め、大宮を往来する鉄道関係者や旅行者たちに愛され続けています。現在まで約50年もの間、年中無休の24時間営業を継続している貴重なお店で、大宮駅東口から住吉通りを歩いて5分という好立地にあります。

沖縄出身のオーナー宮城正和さんが15歳で上京し、新宿での修行を経て24歳で開店した歴史があり、故郷の沖縄料理も提供していることで知られています。

このお店の最大の特徴は、300種類を超える豊富な喫茶店メニューと世界各国の料理が楽しめることです。
24時間営業のため、朝はモーニング、昼はランチとティータイム、夜はバルのような雰囲気と、時間帯によって表情を変える魅力があります。

人気料理は、1日200食以上注文されることもある伯爵邸大宮ナポリタンです。
このナポリタンは、旧大宮市内の店舗で埼玉県産野菜を1種類以上使用するという大宮ナポリタンの条件を満たした先駆け的存在で、実際に3種類の県産野菜を使用しています。
ケチャップをベースとした懐かしい味付けに、マッシュルーム、イカ、豚肉、ピーマンなどの具材がたっぷり入った太麺のパスタで、開店以来数年おきに改良を重ねてきた出汁の旨味とケチャップが絶妙にマッチした逸品です。粉チーズ、タバスコ、沖縄の調味料コーレーグースと一緒に食べるのがおすすめです。

新たな名物として注目を集めているのがお嬢様セットで、ナポリタンに唐揚げとフレンチトーストをトッピングした食べ応え十分のメニューです。

また、オーナーイチ押しのケンタッキーチキン焼きサンドは、分厚いチキンソテーと目玉焼き、野菜を風味豊かな食パンで挟んだボリューム満点のサンドイッチで、オリジナルホットソースをかけるとエスニックな味わいに変化します。

沖縄料理では本場から取り寄せた麺を使用した沖縄そばやゴーヤチャンプルー、ラム肉の山原焼き定食も評判で、懐かしのオムライスも昔ながらの喫茶店の味を楽しめる定番メニューとして人気です。

パフェをはじめ、チョコバナナパフェやミックスベリーパフェ、昭和を代表するクリームソーダなど、写真映えする見た目と懐かしい味わいを楽しめます。

店内はオーナーが海外で買い付けた骨董品やアンティーク家具で装飾され、淡いライティングが心地よいレトロな昭和の空間を演出しています。バーカウンターには100種類以上の珍しい洋酒が並び、本格的なダッチコーヒー用のサイフォンも設置されているのが印象的です。また、海外からのシェフを集めており、各国の本格的な料理を日本向けにアレンジした独自の世界料理を提供しています。

タカアンドトシ・三宅健・飯豊まりえ・山崎弘也・アンタッチャブル・春日俊彰・オードリー