【ヒルナンデス】松陰神社前商店街『初詣ついでに買いたい手土産調査』のお店・ロケ地まとめ〔平野レミ・夏菜〕

2025年12月21日放送の【ヒルナンデス】小峠英二さん・夏菜さん・清水ミチコさんがロケで紹介した、松陰神社前商店街のお店は『初詣ついでに買いたい手土産調査』です。

平野レミさんも乱入！

ニコラス精養堂は、明治45年(1912年)に東京・松陰神社前で創業した、110年以上の歴史を持つ老舗パン店です。東急世田谷線の松陰神社前駅からすぐ、踏切のそばにあります。

初代の太田睦賢さんは長野県出身で、10代で東京に出て洋菓子店で丁稚奉公を経験しました。その後、青山で牛乳販売業を営んでいましたが、大正12年の関東大震災を機に世田谷へ移転し、パン屋としての歴史をスタートさせました。
現在は三代目の太田泰照さんが家訓である「人間万事塞翁が馬」の精神を受け継ぎ、地域に根ざした店づくりを続けています。

シベリアという菓子の発祥の地ではないかと言われているお店で、カステラの間に自家製の羊羹を挟んだこの素朴なお菓子は、大正時代から作り続けられており、現在でも1日おきに店頭に並びます。
戦時中には世田谷の陸軍施設へドーナツやシベリアを納品していた歴史があり、この時期の繋がりが、後の国士舘大学の学食運営にも繋がっています。
創業当時から変わらない青い印のトレードマークも特徴的で、レトロな雰囲気が多くの人に愛されています。

食パンは、シンプルな素材で作られ、小麦の味がしっかり感じられるのが魅力です。
密度の高い生地からはほのかな塩味が、香ばしい耳からは小麦の香りが広がり、毎日食べても飽きないおいしさと評判です。

三代目店主の太田さんは「ハムや玉子、カツなど主役を引き立てる脇役としての食パンの役割に徹している」と語っており、サンドイッチに使うパンとしての品質を重視しています。また、胚芽と胡桃のロースト食パンは北海道産小麦100%、水の代わりに北海道牛乳を100%使用した特別な一品で、香ばしい胡桃がたっぷり入っています。

100周年を記念して作られた松陰あんぱんも忘れてはならない名物です。卵黄を使用した濃厚なあんが特徴で、今でも創業当時と変わらない良心的な値段で提供されています。

SOUEN(ソウエン)は、2025年1月にオープンした日本茶カフェです。
東急世田谷線の松陰神社前駅から徒歩1分、昔ながらの商店街と個性的な新店舗が調和する松陰神社通りに、黒い縁取りのガラス張りが印象的な店構えで佇んでいます。

このお店は、南青山のスパイラルビルに本店を構える日本茶専門店「櫻井焙茶研究所」が手がける新業態で、本格的な日本茶体験をもっと気軽に日常へと届けるために生まれました。
櫻井焙茶研究所のオーナー櫻井真也さんは、バーテンダーから和食料理店、和菓子店のマネージャーを経て2014年に独立し、日本茶の新しい楽しみ方を提案し続けてきた人物です。その10周年を記念して、ハレの場である表参道の茶房に対し、ケ、つまり日常に寄り添うお店としてSOUENが誕生しました。

このお店の最大の特徴は、「ブレンド」をコンセプトにした独創的な日本茶メニューです。
櫻井焙茶研究所で一煎ごとに変化する味わいをじっくり楽しむスタイルとは異なり、SOUENでは一煎目と二煎目をあわせたバランスの良い一杯をたっぷりと提供します。季節のブレンド茶は二十四節気になぞらえて常時3種類が用意され、月替わりで楽しめます。

日本茶の枠にとらわれず、季節の果物やハーブを織り交ぜた斬新な組み合わせが魅力で、専用の急須を新たに作り、メニューもすべてオリジナルレシピで仕立てられています。店内は約30席で、ブラウン系で統一された落ち着いた空間にはコンセントやWi-Fiも完備されており、リモートワークにも活用できます。

一番人気は抹茶とオーツミルクです。福岡県八女市の抹茶を使用したこのメニューは、櫻井焙茶研究所が提案する抹茶ラテの新しい答えとなっています。通常、抹茶は温かいお湯で点てますが、SOUENでは冷たい煎茶とほうじ茶のブレンド茶で抹茶を点てることで、オーツミルクと合わせても味がぼやけず、煎茶やほうじ茶の奥行きある風味が感じられる独創的な仕上がりになっています。まろやかな味わいの中に清涼感や香ばしさが広がる、唯一無二の一杯です。

松﨑煎餅 松陰神社前店は、文化元年(1804年)に芝魚籃坂で創業した老舗煎餅店が、2016年4月に松陰神社通り商店街にオープンした路面店です。
銀座に本店を構えるこの老舗は、創業から220年以上の歴史を誇り、三代目が慶応元年(1865年)に銀座へ移転して以来、東京の街とともに歩んできました。

お店の名物は、小麦粉と砂糖、卵で作る瓦煎餅です。
江戸時代中期には、今のお米の煎餅より小麦粉の煎餅が一般的だったといいます。大江戸松﨑 三味胴は、三味線の胴に似た四角い形からその名がつけられました。

職人が一枚一枚丁寧に滑らかに焼き上げ、表面には色とりどりの砂糖蜜を使って四季折々の花鳥風月を描いています。卵をふんだんに使ったサクっとした食感とコクのある優しい甘さが特徴で、江戸の季節感を感じられる一品です。

カフェスペースでは、瓦煎餅とコーヒーの意外な組み合わせが楽しめます。
ハンドドリップコーヒーには「久助」という割れ煎餅がちょこっと添えられており、小麦粉と砂糖と卵で作られた瓦煎餅は、ほろ苦いコーヒーとの相性が抜群です。

銀座本店のお茶席で人気だった夏季限定のかき氷もこちらで味わえます。オーガニックフード・ケータリングユニット「MOMOE」がプロデュースするランチも提供されており、野菜たっぷりのヘルシーな内容が近所の人々に好評です。

『三河屋』は、松陰神社前駅から徒歩2分に店を構える精肉店です。現在はバングラデシュ出身のジャキール・ホセインさんが経営しており、2005年に松陰神社前の店舗をオープンしました。ジャキールさんは17歳で来日し、精肉店での修業を重ねた後、2005年に川崎市の三河屋を引き継ぎ、翌年この松陰神社前に2店舗目を開いたという経緯があります。
2008年には店舗の2階にインドカレーのお店「ジャキール」も開店し、精肉店とレストランの両方を営業しています。

このお店の最大の特徴は、午後3時過ぎから店主が店頭で焼き始める焼き鳥です。商店街を歩いていると香ばしい匂いが漂ってくるため、すぐに場所がわかるほどです。店頭で焼かれる焼き鳥は作り置きのものでも、その場で食べる際には焼き直して温めてくれるという心配りがうれしいところです。バングラデシュ出身の店主が手がけているため、一般的な焼き鳥に加えてタンドリーチキンといった異国の味わいも楽しめる点が、他の精肉店にはない魅力となっています。

店頭で販売される焼き鳥の中でも、牛すじの串焼きが名物として知られています。ジューシーな牛すじを串に刺して焼き上げたこの一品は、散歩がてら缶ビール片手に楽しむ地元の人も多いといいます。せせりやハラミといった定番の部位も人気で、近所の若いお母さんたちが自転車で買いに来る様子も見られるそうです。

精肉店ならではの品揃えとして、A4クラスの和牛をはじめとした国産にこだわった肉類が店頭に並んでいます。2階のレストラン「ジャキール」で提供されるローストビーフ丼は、精肉店が営むお店ならではの逸品として知られており、テレビ番組でも紹介されたことがあります。さらに冷蔵ケースにはハンバーグなどの惣菜も用意されており、晩ごはんのおかずとして購入していく地元の人も少なくありません。焼き鳥、精肉、惣菜、そして2階のレストランと、多彩な楽しみ方ができる商店街の名店として、松陰神社前を訪れた際にはぜひ立ち寄りたいお店です。

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