2025年10月20日放送の【ヒルナンデス】小峠英二さん・夏菜さんと、一山本関が紹介した、谷中銀座のロケ地・お店をまとめて紹介します。

谷中銀座商店街にある蜜芋研究所は、さつまいもスイーツの専門店です。千駄木駅や日暮里駅から徒歩5分で、お散歩の途中に立ち寄る人も多いお店です。

さつまいもシェフの岡部勝義さんが研究所長を務め、さつまいものプロフェッショナルたちが集まり、その魅力を研究・発信しています。2022年12月にオープンし、さつまいも好きの間で話題です。

最大の特徴は、全国でも唯一の「さつまいも専用の焼きいも釜」、通称「蜜芋窯」です。この日本初の特別な窯で焼き上げることで、さつまいもの水分を細やかにコントロールし、糖化を最大限に引き出します。その結果、蜜がたっぷり詰まった、皮まで美味しく食べられる焼き芋になります。

看板メニューは、蜜芋窯でじっくり焼き上げた`熟成蜜やきいも`です。量り売りを中心に、その日一番美味しい品種が並びます。徳島県の「なると金時」、茨城県の「紅はるか」「シルクスイート」など、全国各地の厳選されたブランド芋を味わえます。
温かい焼き芋と、冷蔵庫で冷やした`熟成冷やし蜜やきいも`のどちらかを選べます。冷やし焼き芋は一度冷やすことで、ダイエットにも良いとされる美容成分「レジスタントスターチ」が発生するとも言われています。

店内には焼き芋だけでなく、さつまいもを使った様々なスイーツが並びます。香ばしいカリカリうま大学芋は、外側がカリカリで人気です。ねっとりとした食感と濃い甘さの半熟干し芋や、濃厚な味わいのさつまいもバスクチーズケーキは、手土産やお家でのデザートに最適です。飲むスイーツの`さつまいもミルクセーキ`もおすすめです。暑い時期には、蜜芋研究所プロデュースのかき氷が登場することもあります。

九州堂は、九州の魅力が詰まった食のセレクトショップとカフェです。
2017年、文京区千駄木で「SHOP＆CAFE九州堂」としてオープン。九州出身の店主が、東京で九州の「本当に良いもの」を楽しめる空間を目指しました。6年半親しまれた後、建物の老朽化により2023年末に閉店。2024年に谷中エリアで「九州堂谷中銀座店」と「カフェ&バル奥路地九州堂」の2店舗体制で再開しました。

カフェではランチやスイーツを提供。夜は九州の美味しいお酒に合う料理を楽しめるバルとしても営業しています。
店主は九州各地を旅し、生産者と直接取引。有名特産品ではなく、自信を持っておすすめできるこだわりの商品と食材を厳選しています。
大分県などの自治体と連携し、食文化の魅力を発信。規格外食材の活用など、持続可能な取り組みにも参加しています。

人気のメニューは、佐賀県の風の牧場産の極上生乳ソフトクリームを使ったパフェ。
雪のようにとろけるソフトクリームは九州の恵みを感じさせます。季節限定で「桃パフェ専門店 奥路地九州堂」として、旬の桃をふんだんに使ったパフェも提供。以前には、パイ生地と桃ジュレを下層に入れた桃パフェネオⅡなど、工夫を凝らしたパフェも登場しました。

BAKERY hitotema（ベーカリー ヒトテマ）は谷中銀座商店街の入り口近く、東京メトロ千駄木駅からすぐの場所にあるパン屋さん。2023年1月に誕生し、代表の箕脇雄哉さんは、ご実家のパン屋さんでの経験からパン作りに情熱を注いでいます。

看板商品のバターが美味しいは、北海道産バターを惜しみなく使用。生地、成形、仕上げのすべてにバターを練り込み、バターの豊かな香りと味わいを楽しめます。
福岡よりおとりよせ かねふくの明太子チーズフランスは、客のリクエストから誕生。品質の良い明太子、北海道産バター、マヨネーズに、たっぷりのチーズをトッピング。

発酵バターの塩パンは、サクサクとした表面ともちっとした引きが特徴です。噛むほどに発酵バターの風味が広がります。

クロワッサン・ダマンドは、ザクッとした食感のパンに、卵をたっぷり使ったもっちりとしたカスタードクリームがサンドされています。

丸初福島商店は、東京メトロ千代田線千駄木駅から徒歩5分、谷中銀座商店街にある老舗の貝と川魚店です。
1934年創業以来、下町の風景とともに歩んできました。店頭には新鮮な魚介類や焼き物が並びます。

三代目の店主は谷中銀座商店街振興組合の理事長も務め、街の発展に貢献しています。昔は軒先に大きな樽を置き、生きたドジョウを売っていました。今でも鮮度の良い貝類や川魚が入荷した時は、活魚のまま販売することもあります。

店頭で楽しめる名物の貝焼きやうなぎのかば焼きは、食べ歩きや「立ち飲み」のお供として人気です。
香ばしい匂いが商店街に広がり、観光客も立ち止まります。その場で焼かれる貝焼きは、磯の香りと濃厚な旨味が楽しめます。

川魚の代表は、清らかな風味の鮎の塩焼き。串に刺され、こんがりと焼かれた姿は美しく、食卓を豊かにします。
希少なうなぎの肝も販売しており、鰻好きには見逃せません。串に刺さった焼ほたてや、つぶ貝を甘辛く煮付けた惣菜など、お酒のおつまみも揃っています。

谷中福丸饅頭は、谷中銀座商店街から少し離れた「よみせ通り」にある和菓子屋です。千駄木駅から徒歩圏内で、地元の人にも観光客にも人気です。魅力は、手軽な「一口まんじゅう」のサイズと、お手頃価格で色々な種類を楽しめることです。

かつて一世を風靡した「10円まんじゅう」の系譜を受け継いでおり、お菓子はどれも小さく、散策のお供や贈り物に最適です。看板商品の黒糖まんじゅうは、素朴な黒糖の風味で、いくつでも食べられる飽きのこない味わいです。リーズナブルな価格で様々な味を試せます。

もう一つの人気商品、かりんとうまんじゅうは、メディアでも話題になる看板商品です。外側がカリッとした新食感で、黒糖の香りがクセになります。中にはなめらかなこし餡が入り、揚げてあるのに軽やかな風味です。小腹が空いたときにぴったりのサイズで、テイクアウトしてすぐ食べられるのも魅力です。

お饅頭以外にも、北海道産小豆と国産小麦を使ったどら焼きや、まろやかなカスタードクリームを包んだ洋風のカスタードまんじゅう、本わらび粉を使ったプルプル食感のわらびもちなど、魅力的な和菓子が充実しています。季節限定の新商品も登場し、何度訪れても新しい発見があります。谷中散策の際はぜひ立ち寄ってみてください。

鰻（うなぎ） 吉里 谷中総本店は、東京・台東区の谷中にたたずむ鰻専門店です。

千駄木駅から徒歩約3分、谷中銀座から少し離れた住宅街の奥に、古民家風の一軒家として営業しています。黒塀に「う」と書かれた提灯が目印で、門をくぐると白砂利が敷かれた小さな庭園が来訪者を迎えてくれます。

季節ごとに異なる産地から取り寄せた厳選された国産鰻を使用し、注文を受けてから一尾ずつ職人がじっくりと焼き上げます。
まずは丁寧に焼き上げたあと、一度蒸すことで身をふんわりとした食感に仕上げ、その後再びタレをつけて焼くという手間を惜しまない調理法で、鰻本来の旨みを最大限に引き出しています。皮はパリッと香ばしく、中はふっくらと柔らかい絶妙なバランスが楽しめます。お店では関東風・関西風どちらもオーダー可能です。

うな重は、上質な鰻がたっぷりとのった贅沢な一品。
また、ひつまぶしも人気で、お吸い物とともにコース料理の締めとして楽しめます。

鰻好きの方にぜひ試していただきたいのが、鰻串盛り合わせです。肝、ヒレ、頭など、鰻を余すところなく味わえる串が9種類揃い、それぞれ異なる食感と風味が楽しめます。特に鰻の頭の串は珍しく、香ばしさとコクが詰まった一品として知られています。

さらに、冬の季節には体が温まるう鍋もおすすめ。鰻の旨みが溶け出した出汁と野菜が絶妙に調和し、寒い日にぴったりの料理です。

鰻白焼きも看板メニューのひとつで、関西風の調理法によって鰻そのものの味わいをシンプルに堪能できます。

南原清隆・小峠英二・コットン・小島奈津子・夏菜・北山宏光