府中のお寺カフェ 多磨駅「カフェテラス普賢寺」
このカフェが営まれているのは、髙龍山明王院普賢寺という天台宗の寺院の境内で、文明元年(1469年)に江戸本所隅田川の厩橋の川岸に良圓僧正によって開創されました。もともと浅草寺に属する本所中之郷第六天の別当寺として約550年以上の長い歴史を誇りますが、安政の大地震や関東大震災による焼失を経て、大正13年(1924年)に現在の府中市の地に移転し、昭和35年に本堂を再建して今日に至っています。多磨霊園の東側という緑豊かな環境にあり、新渡戸稲造や岡本太郎など多くの偉人が眠る霊園に隣接する閑静な立地です。
小野常寛住職が「お寺や僧侶を身近に感じてほしい」という想いから開設したこの空間は、畳敷きの大広間をカフェとして活用しており、四季折々の自然を眺めながらゆったりとした非日常の時間を過ごすことができます。
店内にはお呼び鈴の代わりに引磬(いんきん)が置かれ、窓からは手入れされた中庭を眺めることができ、お香の香りが漂う独特の雰囲気が楽しめます。
また、廊下には仏教書から漫画まで幅広い書籍が並ぶ本棚があり、お客様は自由に読むことができ、記名すれば貸出も可能という心温まるサービスも魅力です。
人気の飲み物は不動(梵字)ラテです。普賢寺のご本尊である不動明王を表す梵字がオーガニックのココアパウダーでラテの表面に美しく描かれており、見た目にも美しいフォトジェニックな一品として注目されています。
コーヒー豆は座禅を日課にする珈琲職人の岩山明氏がブレンドしたもので、タンザニア、グァテマラ、コロンビア、マンデリンG-1、ブラジルの5種類の豆を使った普賢寺ブレンドを使用しており、酸味が少なく時間が経っても飲みやすい軽めの味わいが特徴です。一杯一杯ハンドドリップで丁寧に淹れられ、ブラックでいただいてもわずかに甘みが感じられる上質なコーヒーです。
水・木限定週替わり名物カレーは、本場インドのスパイスにトマトペーストと鶏ガラスープをベースに5種類の豆を入れた本格カレーです。
コーヒーのお供には小野住職おすすめのアップルパイが人気です。北海道産の発酵バターのみを使った贅沢なパイ生地で作られ、中には青森県産のふじりんごがゴロゴロと入っています。
香ばしく焼き上げられたパイ生地のサクサク感と、蜜たっぷりでとろとろのりんごのしっとり感が絶妙なハーモニーを奏で、アイスクリームとの相性も抜群です。
その他にも抹茶ラテや台湾茶、チャイ、珈琲ゼリーなど多彩なメニューが楽しめ、これらの食材や飲み物は住職のご縁のある方々から提供されたこだわりの品々を使用しています。
さらに、カフェの一角には写経スペースも設けられており、筆を取って自分や悠久の時間と向き合うことができる貴重な体験も可能で、写経の志納金は1,000円となっています。
- 客殿を利用
法事の待合室や参拝者の休憩場所として使用 - 平日の午前10時~午後5時までオープン
- 寺カフェは、仏教を知るきっかけ
- 1923年の関東大震災を機に墨田区・本所から府中市に移設
- 護摩行
供物を火に捧げ供養や祈願を行う古来インド発祥の儀式で毎月28日に行う
| 住所 | 東京都府中市紅葉丘2-26-4 |
|---|---|
| 電話 | 042-369-5001 |
南原清隆・横山裕・生見愛瑠・木村昴・大沢あかね・やす子・長尾謙杜・なにわ男子・陣内貴美子
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!







