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茶そば・とろろ 田原町駅「尾張屋 本店(おわりや)」
屋号の由来は初代が江戸の火消しから転職する際、浅草寺の門番も務めた新門辰五郎が「えびの尾を張るように勢いよく」という想いを込めて命名したという縁起の良いものです。明治生まれの文豪・永井荷風が毎日12時5分に暖簾をくぐり、決まって同じ席で食事をした店として有名で、店内には今も当時の荷風の写真が飾られています。
関東大震災と東京大空襲で二度店を失いながらも、焼け野原からどんぶりを拾い出して再建資金に充て、浅草を代表する蕎麦処へと発展させました。現在も店内には「浅草寺御用」の看板が掲げられ、浅草とともに歩んできた歴史の誇りを物語っています。
尾張屋本店の最大の特徴は、6代にわたって受け継がれる「毎日食べても飽きない味」です。大量のかつお節を使い、強火で1時間半かけて旨味を濃縮させたつゆは、飲み干してもすぐまた恋しくなると評判で、連日通う常連客や一日に二度来店する人も珍しくありません。
天ぷらに使用するごま油にも強いこだわりがあり、純度100%の特注品のみを使用することで、胃もたれが全くなくさっぱりとした味わいを実現しています。また、永井荷風が34年間にわたって毎日食べ続けた柏なんばんも同店の特別な一品で、やわらかい鶏のささみと温かいつゆ、ネギの組み合わせが絶妙な、毎日でも飽きない優しい味わいに仕上がっています。
茶とろは白神山地の親そば✕京都産宇治抹茶を江戸前のコシが出るよう流水で締めます。群馬県産大和芋に鹿児島県産本かつお節そばつゆで仕上げます。
人気は、丼からはみ出すほど大きな海老の天ぷらが2本のった天ぷらそばです。クマ海老を使った通常の天ぷらそばと、車海老を使った上天ぷらそばがあります。
そばは信州産のそば粉を使用し、コシのある江戸前の細打ちで、かつお節の旨味が濃縮されたつゆとの相性は抜群です。
その他の名物として、鴨のもも肉とネギが入った風味豊かな鴨せいろや、車海老を使った豪華な上天丼、夏限定の紫蘇切りそばなどがあります。紫蘇切りは真っ白な更科粉に細かく刻んだ青紫蘇を練り込んだ香りさわやかな季節の蕎麦で、暑い季節に人気の一品です。
天丼はそば屋ならではのごま油100%で揚げた天ぷらを、そばつゆをベースにした特製天つゆでからめており、香りも味も最高の仕上がりとなっています。
- 夏の新そば茶そば✕とろろ
- 夏の新そばで作る夏季限定「茶とろ」
- 永井荷風の好物のかしわ南ばん
尾張屋 本店(浅草/そば(蕎麦)) – Retty(レッティ)
[蕎麦好き人気店☆☆] こちらは『尾張屋 本店(浅草/そば(蕎麦))』のお店ページです。実名でのオススメが221件集まっています。Rettyで食が好きなグルメな人たちからお店を探そう!
retty.me
浅草駅から歩いてすぐ。創業160年の老舗「尾張屋」です。何世代にもわたって愛されてきたお蕎麦の味。地元の御馴染み様、観光客、歌舞伎役者、落語家、俳優のお客様に支えられてきた、こだわりのお蕎麦。昼も夜もお蕎麦を楽しめます。浅草でのお食事にぜひお越しくださいませ。
owariya-asakusa.com
| 住所 | 東京都台東区浅草1-7-1 |
|---|---|
| 電話 | 03-3845-4500 |
南原清隆・久本雅美・陣内智則・西尾由佳理・ぺこぱ・シュウペイ・松陰寺太勇・王林・浦川翔平
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!







