2025年5月27日放送の【ヒルナンデス】あさこ＆大久保佳代子日帰り九十九里旅で紹介した、ロケ地・お店をまとめて紹介します。。

『ウミガメの丘』は千葉県長生郡白子町剃金にある自然公園で、剃金海岸に隣接しています。この丘は、白蛇白亀伝説にちなんで名付けられました。伝説によれば、平安時代後期の1126年、八斗村の吉左衛門という人物が海岸で潮汲みをしていた際、南の沖から白蛇を背に乗せた白亀が現れたとされています。現在でも、アカウミガメやコアジサシが隣接する剃金海岸に産卵に訪れることがあり、自然の息吹を感じられる場所として親しまれています。

この公園の特徴の一つは、丘の頂上に設置された三日月型のベンチです。ここに座って水平線に向かって願い事をすると、願いが叶うという言い伝えがあります。また、敷地内には大きな池があり、さまざまな野鳥を観察することができます。池の周囲には柵がないため、小さなお子様連れの方は注意が必要です。

公園内には、ダイオウグソクムシをモチーフにした遊具や、複合型の遊具、ドラえもんに出てきそうな土管など、子どもたちが楽しめる施設が充実しています。さらに、腰掛けには手遊び歌が書かれており、遊び心満載の工夫が施されています。

玉前神社（たまさきじんじゃ）は、千葉県長生郡一宮町に鎮座する上総国一之宮の格式を持つ古社で、平安時代の法制書『延喜式神名帳』にも名神大社として記載されています 。創建時期は不明ですが、1200年以上の歴史を有し、源頼朝の妻・政子が安産祈願をしたことでも知られています 。現在の社殿は1687年に建立された黒漆塗りの権現造で、千葉県指定有形文化財に指定されています 。また、玉前神社は「ご来光の道（レイライン）」の東の起点とされ、関東屈指のパワースポットとして多くの参拝者が訪れます 。

『赤七屋』は、千葉県長生郡一宮町にある喫茶店で、2014年5月にオープンしました。JR上総一ノ宮駅から徒歩約8分、玉前神社の参道沿いに位置しています。このお店は、明治時代に建てられた蔵を改装した古民家カフェで、レトロな雰囲気が漂う落ち着いた空間が魅力です。店内にはソファー席もあり、ゆったりとした時間を過ごすことができます。

『赤七屋』の特徴は、静岡おでんと喫茶メニューを同時に楽しめることです。静岡市民にはお馴染みの「おでんとかき氷の同時食い」を楽しむ参道の喫茶店として知られています。おでんは、黒はんぺんや大根、たまごなどが串に刺さっており、濃いめの出汁が染み込んだ味わい深い一品です。また、かき氷はふわふわの氷に自家製シロップがかかっており、暑い季節にぴったりのデザートです。

お店の一番人気の料理は、やはり静岡おでんです。黒はんぺんや大根、たまごなどがセットになっており、濃厚な出汁が素材の旨味を引き立てています。また、おでんと一緒に提供されるおむすびも人気で、シンプルながらもおでんとの相性が抜群です。

『御菓子司 角八本店』は、江戸時代中期の寛政年間に創業した老舗和菓子店で、千葉県長生郡一宮町の玉前神社門前に位置しています。当時、加納藩13,000石の城下町として栄えた上総国一宮で誕生し、以来、地元の風土と歴史に根ざした和菓子作りを続けています。現在は七代目の薦田亮氏が伝統を受け継ぎつつ、新たな挑戦を重ねています。

このお店の名物は、2006年に販売を開始したみかん大福です。みかんを丸ごと一つ包み込んだ大胆な和菓子で、時期ごとに産地を厳選したみかんを使用しています。みかんの果汁が滴るほどジューシーで、白餡と餅生地とのバランスが絶妙です。このみかん大福は、今や九十九里・外房地域を代表する定番の和スイーツとして親しまれています。

みかん大福以外にも、いちご大福が人気です。特に大粒の「あまおう」を使用したものは、季節限定で提供され、みずみずしい苺の甘酸っぱさと白餡の甘さが調和しています。また、あんずチーズ大福や落花生くりーむ大福など、地元の特産品を活かした創作大福も評判です。

さらに、一宮いっちゃん塩バターどら焼きやくじゅう栗、上総裸まつり、東浪見甚句など、地域の文化や祭りにちなんだ和菓子も取り揃えています。これらの商品は、地元の方々だけでなく、観光客やお土産としても人気があります。

『道の駅 みのりの郷東金』は、2014年4月に千葉県東金市で開業し、2015年11月に正式に道の駅として認定されました。地域の産業振興と交流を目的としたこの施設は、地元の新鮮な農産物や特産品を取り扱う直売所「東金マルシェ」、県内最大級の植木・盆栽市場「緑花木市場」、そして地元食材を活かしたレストラン「カフェ＆リストランテとっチーノ」など、多彩な施設を備えています。

この道の駅の特筆すべき点は、東金市が「植木のまち」として知られる歴史を背景に持つことです。「緑花木市場」では、植栽・盆栽・小鉢花・見本庭園などが豊富に取り揃えられ、造園や草刈り、消毒などの相談も受け付けています。また、地元の新鮮な農産物を使った手作りジェラート「とっちージェラ」も人気を集めています。

「カフェ＆リストランテ とっチーノ」では、旬の新鮮素材をふんだんに使ったパスタが自慢で、特に人気No.1メニューの「お得なパスタランチ」セットAの「彩り野菜のパスタ」は、季節ごとに旬の新鮮野菜を使用したオイルパスタです。また、朝10時から11時までのモーニングメニューも充実しており、もっちりフォカッチャセットやスープなどのアラカルトメニューが提供されています。

その他にも、厚焼きパンケーキ～キャラメルナッツソース～や、地元産の新鮮な果物を使ったスイーツなど、季節ごとの限定メニューも楽しめます。さらに、東金市の特産品やマスコットキャラクター「とっちー」のグッズなども取り扱っており、訪れるたびに新しい発見があります。

『古民家食堂もちづき』は、千葉県大網白里市北今泉にある、九十九里浜の白里海岸からほど近い場所に佇む食堂です。古民家を活用して、地元の新鮮な海の幸と野菜を使った郷土料理を提供しています。

店内には畳敷きの座敷席があり、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しむことができます。地元の食材を活かした「九十九里の浜のおばちゃん料理」として、多くの人々に親しまれています。

お店では、地元九十九里で獲れた新鮮な魚介類を使用した料理が名物で、特に、炭火の七輪で焼く「焼きはまぐり」は、地元産の天然蛤を使用し、浜風を感じながら味わうことができます。

人気の料理は、地元で獲れたアジを使用した「なめろう」です。味噌やしそなどの薬味を加え、包丁で叩いて作られるこの料理は、酢をかけていただくのが地元の定番の食べ方ですが、梅酢味も楽しめます。また、なめろうはお土産として持ち帰ることも可能で、自宅でもその味を楽しむことができます。店頭には自販機も設置されていて24時間購入することができます。

その他の名物料理としては、炭火で焼く「いわしの丸干し」や「さんが焼き」、生のいわしから作る「だんご鍋」などがあります。

「いわしの丸干し」は、炭火でじっくりと焼き上げることで、香ばしさと旨味が引き立ちます。「さんが焼き」は、なめろうを焼いたもので、外は香ばしく中はふんわりとした食感が特徴です。「だんご鍋」は、生のいわしから作ったつみれ団子を使用し、出汁の旨味が凝縮された一品です。

南原清隆・いとうあさこ・佐藤栞里・八乙女光・有岡大貴・長田庄平・松尾駿・チョコレートプラネット・大久保佳代子・薮宏太