【華丸丼と大吉麺】鳥もつ煮『奥藤本店 甲府駅前店』のお店情報

2025年11月30日放送の【華丸丼と大吉麺】博多華丸・大吉さんがロケで紹介した、鳥もつ煮のお店は『奥藤本店 甲府駅前店』です。

元祖 甲府鳥もつ煮 奥藤本店 甲府駅前店は、大正2年（1913年）に甲府駅前で創業した老舗の手打ちそば処です。
一世紀を超える歴史を持ち、現在は国母店とともに甲府駅前店の2店舗を展開しています。

このお店の名物は、昭和25年頃に奥藤本店で誕生した甲府鳥もつ煮です。一般的なもつ煮とは異なり、大鍋でぐつぐつ煮込むのではなく、新鮮な鳥のレバー、ハツ、砂肝、玉道（キンカン）を強火で素早く鍋振りし、砂糖と醤油だけで甘辛く味付けした当地独特の料理となっています。

調理のコツは強火と素早い鍋振りで、鍋の持ち手が焼けてすぐに使い物にならなくなるため、ペンチでつかんで鍋を振るという独特の技法を使っています。まだ砂糖が貴重だった戦後間もない時代に、うなぎ蒲焼のような甘辛いタレをまとった鳥もつ煮は大好評となり、いつのまにか甲府一帯に広がって、そば店の定番料理となりました。ご注文が入ってから調理するため15分ほど時間がかかりますが、その分風味のよさは格別で、ご飯のおかずやお酒の肴にぴったりです。

お店の一番人気は甲府鳥もつ煮セットです。看板メニューである鳥もつ煮と手打ちそばを一度に楽しめるセットで、もりそばまたはかけそば、半ライス、小皿一品、香の物が付いています。手打ちそばは蕎麦粉やつゆの材料を吟味し、添加物を一切使用せずに作られており、コシのある食感が特徴です。生醤油とだしの風味を生かした半生かえしのつゆは、すっきりとした味わいで、芦川産の生わさびと合わせるとより一層そばの美味しさが引き立ちます。

そのほかにも、大きな穴子を丸ごと一本天ぷらにした穴子天ざるは、衣はさっくり中はふんわりとした食感で手打ちそばとの相性が抜群です。

また、最近人気の奥藤ほうとうは、甲州地鶏の鶏ガラと煮干し、季節の野菜から煮出しただし汁に、米こうじと麦こうじをブレンドした甲州みそをベースとしており、八ヶ岳の水を使用した麺がよく絡む優しい味わいです。

さらに、温かいつゆで冷たいそばを召し上がるつけもつもりは、鴨南蛮のように鳥もつの旨みがたっぷりつまったスープで楽しむ一品で、店長おすすめのメニューとなっています。

甲府駅前店は平成23年にオープンし、JR甲府駅南口から徒歩2分という好立地にあります。山梨を訪れる観光客や地元の方々に愛され続け、ご当地グルメの祭典でゴールドグランプリに輝いた伝統の味を守り続けています。

博多華丸・大吉