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御茶ノ水駅「天野屋」
初代の天野新助は京都・丹後の宮津藩の侍でしたが、江戸で暗殺された弟の仇討ちのために上京し、人通りの多い神田明神の門前に店を開きました。
結局仇を見つけることはできませんでしたが、そのまま江戸に定住し、どぶろくの製造から始めて、糀、甘酒、納豆、味噌の製造を手がけるようになりました。
現在は6代目となる天野博光さんが伝統を守り、創業以来変わらぬ場所で営業を続けています。店舗は関東大震災や東京大空襲の戦災をくぐりぬけ、千代田区の景観まちづくり重要物件にも選ばれています。
このお店の最大の特徴は、店舗の地下6メートルにある江戸時代から残る土室(むろ)です。
創業以前から存在していたとされるこの土室は、明治37年(1904年)に壁と天井をレンガで補強され、関東大震災や空襲にも耐えた強固な造りとなっています。
千代田区指定有形文化財に指定されており、東京23区内で現役で使用されている糀室はここだけという貴重な存在です。関東ローム層を掘り下げた地下室は年間を通して16〜18度の温度を保ち、糀作りに最適な環境を自然に生み出しています。この土室で4日間かけて丁寧に作られる糀は、7代目と職人のわずか2名だけが立ち入りを許され、レシピは存在せず、職人が手の感触や温度、湿度を肌で感じながら糀菌と向き合い続けています。
この貴重な糀から作られる看板商品が明神甘酒です。米と糀だけを使い、砂糖や添加物は一切加えていません。
自然の甘みだけで仕上げられた甘酒は、すっきりとした上品な味わいが特徴で、「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養価が高く、江戸時代には庶民の貴重な甘味源として親しまれていました。
喫茶部では温かい甘酒のほか、夏季限定で氷甘酒(甘酒かき氷)も楽しめます。
ふわふわの氷の下にたっぷりの甘酒が満たされており、冷たい氷と米糀の甘み、香りが混ざり合う絶品の一品として人気を集めています。
そのほか、神田明神名物の芝崎納豆も見逃せません。
神田明神の近くにあった芝崎道場で修行僧が食べていた金含豆(こんがんず)が起源とされ、江戸時代から多くの人々に愛されてきました。
北海道産の大粒大豆を使用し、丸一日水に浸してから蒸し、納豆菌をかけて20時間寝かせて作られています。一般的な納豆の2倍以上もある大粒が特徴で、噛むと豆本来の甘みとしっかりとした食感が楽しめます。
- 180年前に作られた店の地下で甘酒を製造
[スイーツ好き人気店☆☆☆] こちらは『天野屋(秋葉原/甘味処)』のお店ページです。実名でのオススメが87件集まっています。Rettyで食が好きなグルメな人たちからお店を探そう!
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| 住所 | 東京都千代田区外神田2-18-15 |
|---|---|
| 電話 | 03-3251-7911 |
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この記事の作者・監修
Activi TV
こんにちは!食べることが大好きなグルメライター・料理愛好家のActivi TVです。料理の世界に魅了され、様々な料理の作り方や味を探求する日々を送っています。各地で出会った料理から、私は常に新しいインスピレーションを受けています。料理は文化であり、人々をつなぎ、温かい気持ちにさせる素晴らしい手段だと信じています。私の記事を通じて、読者の皆さんも新しい味と出会い、楽しい食体験をしていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いします!







